――まず、スターダストに入ったきっかけから教えてください。
澪風「小さい頃からアイドルにあこがれていて、母が3B juniorのオーディションを探してきてくれたんです。でも私、写真うつりがあんまりよろしくないので......(苦笑)。自信はなかったんですけど、最初の審査がダンスだったので、"ワンチャンあるかもしれない!"と思って受けました。ダンスは大好きなんです。当日になってから短い時間でフリを教わったんですけど、いざ踊ろうとすると忘れちゃって......。でも何か動かなきゃと思って、適当にイエ~イ!って踊ったら、2次面接に呼ばれてびっくりしました(笑)。もう勢いだけで通過した感じで」
公野「小学6年の時、クラスでアイドルをやっていた子がいたんですよ。芸能界自体はそんなに興味なかったんですけど、軽い気持ちで足を踏み入れちゃいました」
塚本「私はずっと長野で普通に小学校生活を楽しんでたんですけど、初めて父親と観光でお台場に来て、"東京スゲ~ぇ!"とか話しながら歩いてたら、怖い人に声を掛けられて、大きな封筒を渡されたんです。家に持ち帰ってよくよく調べてみたら、北川景子さんなどすごい顔ぶれで......。両親もすすめてくれたので、入ることになりました」
――お仕事やレッスンと学校の両立は大変だと思いますが、どんな風にがんばってますか?
雨宮「レッスンは週に何回とか決まってるわけじゃなくて、ライブが近づくと増える感じなんです。自分にとって今一番大切なことだから......大変という感覚はないですね」
森「好きでやってるから、苦ではないです。勉強との両立という意味では、大変だな~という部分もあるけど」
塚本「テスト前と重なるとかなり忙しいので、いい意味で息抜きというか。いい気分転換になります!」
雨宮「塚本さんは学校を早退したくて、いつもレッスンは早い時間にしてくれって言ってます(笑)」
――ずばり、はちロケの一番の魅力とは?
雨宮「魅力はやっぱり、ひとりひとり個性が強いところ。普段はバラバラな面もあるんですけど、パフォーマンスの時にひとつにまとまる姿が......。そこが一番の強みかなって思います!」
森「でも最初に7人で集まったときは、それまで3B juniorとしてレッスンしてたんですけど、あんまり接点のない方々ばかりで。(播磨さんを見て)ホント誰っ!? って感じで(笑)。こんな人いたっけ? みたいな。今では一番目立ってますけど」
播磨「私はそのとき初対面で......。なんでみんなこんなに仲がいいんだろうって、すっごい不思議で。がんばって輪の中に入ろうとしたんですけど、やっぱりダメだな~と引き下がって、おとなしくしてました」
森「でもある意味、当時から目立ってたかも。レッスンはギリギリ遅れてくるし、ランドセルをしょって靴は上履きで......。しかも体操着で(シャツ)インしてるんですよ! ツインテールでインしてるんです! もう狙ってるのかガチなのか......」
塚本「びっくりしたのが、ボイトレの時に先生に、テンポがズレてるって怒られていて。そうしたら堂々と「違います。私、カラオケの採点で"一番テンポがいい"って出ました」って言いきったんです(笑)。その後、さらに怒られてましたけど」
播磨「めっちゃ反省しました。何を言ってよくて何がダメなのか、芸能界というのが全然わかってなくて......」
雨宮「芸能界うんぬん以前の問題だと思います(笑)」
――そして遂にメジャーデビューが決まりましたが、それを聞いたときの感想は?
華山「はちロケに入るまで、明確な夢や目標を持ったことがなかったんです。そんな中、アイドルとして活動を始めて、"メジャーデビューしたい!" と強く思うようになって。夢が初めてかなった瞬間だったので、もう頭の中が真っ白に......。サンシャインシティの噴水広場で、公開収録のゲストとして呼ばれていたから、まさかそんな発表があるとは想像もしてなくて」
雨宮「(玉井)しおりんが出てきて、バーン!って発表された時は、騙された~と思いました。もう訳わからないほど混乱してたんですけど、本当ストレートにうれしかったですね」
公野「最初はめっちゃ驚いて、すごくうれしかったんです! でもうれしい反面、だんだん不安も覚えて......いろんな感情がまざった涙があふれてきて。しかも3B juniorから離れるということで(※無期限武者修行というかたちでグループの活動に専念)、いろいろ欠けちゃうことも出てくると思うんです。だから7人の力で、もっとがんばらなくちゃ! という気持ちが強くなりました」
森「2年前に"年間50本ライブ"というのをやって。達成した時に何かサプライズがあるかと期待していたら、次の単独ライブが決まりました~だったんです。私は正直、デビューをあきらめかけていたほどで、実感も全然わかなくて。最近、リリースイベントも行わせていただいて、遂にデビューするんだな~という実感がわいてきました」
――楽曲の聴きどころや、MVの見どころをあげてください。
華山「『はちみつロケット』は、やっぱりハモりですね。本格的に3つのパートに分かれてハモるのは初めての挑戦なので、いつも歌うときはドキドキしてます」
塚本「イベントの直前まで、ずっと練習を繰り返して。ファンの方に不協和音を聴かせられないので(笑)。これからもっと練習に励みたいです!」
播磨「MVはロケット部という部活に入ってる設定で。部室のシーンの宇宙にまつわる小道具やセットがすごいので、ぜひ注目してほしいです。ある大学の航空宇宙学科の学生さんに、本物の小型ロケットを借りたんですよ~。傷をつけないように気をつけて扱いました」
澪風「『おかしなわたしと〜』は、ストーリー性が本当に強くて。曲の中で、青春の限られた時間がどんどん短くなっていく感覚が、私の中にあるんです。あと少ししかないけど一緒にいようね、というイメージで。ちょっと感動的というか、心が動かされる歌詞なんです」
――最後に、オーディションのアドバイスやメッセージを!
華山「私が思っているのは、自分の欠点を歓迎することが大事だなと。悪く思える部分でも、他人から見たら全然違って見えるかもしれないし。欠点を直すというより、一度視点を変えてみるのがいいんじゃないかな~と思います」
森「グループの目標としては、地上波で冠番組を持つこと。メジャーデビューで夢がかなったんですけど、これからまだまだ夢がいっぱい広がっていくので、ロケットスタートで飛び立てるようにがんばります!」
photo/吉村 永 Text/タケウチミツアキ