――みなさんが芸能界を目指すことになったきっかけは何ですか?
HIKARU「ずっとチアとバトントワリングをやっていてダンスには興味があったんですけど、高校2年生のときに夏のフェスに行って"こういうところで歌ってみたい"と思ったのが、芸能界を目指そうと思ったホントのきっかけです」
SAYURI「ずっとやっていた新体操をやめるときに"この経験を活かせないかな"と思って、高2からダンスを本格的にはじめて、そこから芸能界を目指すようになりました」
LENA「韓国に留学したときにK-POPがすごく好きになって、歌手とアイドルになりたいと思いました」
MIYU「小さいときからテレビっ子でアイドルやアーティストが好きだったんです。ダンスを本格的にはじめたのが中1のときで、中2ぐらいからこの世界に入りたいなと思うようになりました」
NENE「小学3年生ぐらいのときにダンスをはじめて、いろんなジャンルのオーディションを受けさせていただいていました。本格的にアーティストになりたいと思ったのがいつかはわからないんですけど、芸能界にはずっとあこがれていました」
――CHERRSEEのオーディションは、応募総数約5800人という大規模なものでした。
HIKARU「でも、緊張はしなかったです。複数の人数で受けるグループオーディションがあったんですけど、わたしは質問に答える順番がグループの中でいちばん最後だったんです。関西人だからなのかわからないですけど、オチをつけて話を締めなきゃいけないってことばっかりに気をとられて、そんなに緊張しませんでした(笑)」
SAYURI「当時、『月刊オーディション』を買っていたので、それを参考に履歴書を書いたんですけど、なんとしても自分のことを覚えてもらいたかったので応募書類に写真を多めに貼ったり、オーディションに新体操のリボンを持っていってリボンをしたり、オバマ大統領の演説を英語でやったり、覚えてもらうためにいろいろやりました」
LENA「そのころはあまりJ-POPを知らなかったけど、日本の音楽をやりたいと思ったから、オーディションのときは日本語を練習して(※LENAさんはタイ出身)、日本語の歌も練習しました」
――なんの歌ですか?
LENA「えっと......(曲名が思い出せないようで、1フレーズ、口ずさむ)」
4人「『雪の華』!」
LENA「『雪の華』です(笑)」
MIYU「わたしはオーディションのときにまわりのかたよりも身長が低かったので、自信があったダンスでは絶対に誰よりも大きく動こうって気持ちでがむしゃらに踊ったのを覚えてます」
NENE「このオーディションを知ったときに、今まで受けたオーディションと違った何かを感じて"あ、これ、受けなきゃダメな気がする"と思いました。質疑応答などでは緊張はしないで、自分を出すことを意識しました」
――オーディション後の韓国での長期間のハードなレッスンを経て、今年の4月9日のイベント「GirlsAward2016」で日本の観客の前にみなさんが初登場しました。
HIKARU「ずっと韓国にいて本番の2日ぐらい前に日本に帰ってきたので、日本にいる実感もあまりなくて、GirlsAwardっていう大きな舞台に立たせていただくことも直前まで信じられませんでした(笑)。でも本番が終わった後には(プロデューサーの)ドンチョルさんにはじめてほめていただけて、ここでスタートを切ったなという気持ちになりました」
SAYURI「自分がCHERRSEのメンバーという実感がなかったんですけど、会場の画面にバンッて"CHERRSE"って出て、5人の顔写真も出て、"ああ、自分たちはCHERRSEなんだ"ってなりました(笑)」
LENA「わたしの家族は歌手を嫌いで、韓国で練習してるときは家族に連絡してなかったんです。でも、この最初のイベントのときは家族が来て応援してくれて。本当にうれしかったです」
MIYU「ずっと韓国での厳しいレッスンがあったので、やっと人前で披露できるうれしさを感じました。大きなステージで踊ることができて、"このためにがんばってきたんだな"という思いもありました。あんなすてきなステージに立たせていただけたことへの感謝の気持ちは忘れたらいけないなと思っています」
NENE「GirlsAwardは見る側として行きたいと思っていたので、決まったときは本当にうれしくて。ただ、わたしたちのことを知らない人の前で、しかもこんな大きなステージでという不安もすごくあったんです。でも、こういう大きな舞台で踊りたかったから今までがんばってきたんだと思って、一生懸命に踊りました。踊ってるときは世界がキラキラしてて、ホントに楽しかったです!」
――そして、デビューシングル「Mystery」に続くセカンドシングル「白いシャツ」がリリース!
HIKARU「好きな男の人と一緒にいたいという気持ちを「白いシャツ」という言葉で表現した曲です。歌詞のポイントは、好きな人のことを思って悩んだりワクワクしたりドキドキしたりとコロコロ変わる女の子の感情をあらわしているところです」
SAYURI「じゃあ、わたしはミュージックビデオの見どころを。わたしたちはローラースケート場でアルバイトする女の子ってコンセプトで、男の子にひとめぼれする演技やローラースケートにも挑戦してるのでぜひ見てほしいです」
LENA「『白いシャツ』のわたしのラップは熱い感情をこめて歌ってます。"教えて 教えて"って歌詞のところは、HIKARUさんのLINEで"教えて 教えて"って来るのを」
――参考にしたんですか?
HIKARU「ああ! オフの日にみんなで集まるとき、わたしがLINEで"みんな、明日は何時から集まれるの? 教えて! 教えて!"みたいに書くんです」
LENA「それを見てたから(笑)」
HIKARU「感情をこめて歌いやすかったんだ(笑)」
――そのほかの「白いシャツ」の注目してほしいポイントは?
MIYU「ダンスは可愛かったり、セクシーだったり、大人っぽかったりと、女の子のころころ変わる心情をダンスでも表現してると思います。サビのところでは肩をキュッキュッて動かす"おねだりダンス"があるので、そこにも注目してほしいです(笑)」
NENE「『Mystery』のときは元気な感じの衣装だったんですけど、今回は女性らしい服とかメンズのシャツとかでセクシーな感じがあるので、また新しい一面をお見せできる曲になっていると思います」
Photo/吉井明 Text/武富元太郎