――皆さんはデビューまで韓国で長期間のハードなレッスンを受けていましたが、デビュー以降はどういうレッスンを受けているんですか?
HIKARU「平日は毎日レッスンが入ってます」
NENE「アルバムの新しい楽曲の練習が中心なんですけど、これまでの曲も改めて練習させてもらっています。デビュー前は基礎練習で、5人の動きをそろえることに力を入れてたんですけど、最近はパフォーマンスの見せ方を習うことが多くなりました」
――レッスンのときに心がけていることを教えてください。
HIKARU「韓国から来た先生に教えていただいていて、デビュー前の韓国でのレッスンが日本でもできるっていう環境にいさせてもらっています。そういう環境はいつまでもあるものではないと思うので、1日1日何かは絶対レッスンでつかんで帰りたいと思ってます」
SAYURI「ダンスの先生から言われて印象的だったのが、"あなたたちの曲は、あなたたちが一番うまくパフォーマンスできないとおかしいでしょ"ってことで、それにはハッとなって、パフォーマンスをより良いものにしたいという思いが強まりました」
LENA「LENAはステップが本当に苦手で。もっと練習してできるようになったら、もっとカッコいいアーティストになるかなと思います」
──皆さん、ものすごくうまく踊れると思うんですが、レッスンで苦労することもあるんですね。
NENE「むしろ毎日のレッスンで"できた!"と思えるほうが少ないというか。悔しい気持ちを残してしまうことが多くて、もっと頑張んなきゃと毎日思ってます」
――そうすることで確実に成長してるんですね。
MIYU「ライブパフォーマンスでは、3枚シングルを出させてもらって曲数も増えましたし、カバーダンスにチャレンジしています。できることが増えて、お客様に楽しんでいただけることが増えたかなって思います」
――ライブでカバーダンスを披露してるんですか?
NENE「ライブで何か新しいものをやりたいという気持ちから始めました。私たちの曲のダンスは女性らしいものが多いので、お客さんに少しでも違った姿を楽しんでもらえたらいいなと思ってヒップホップ系のカッコいいカバーダンスをやってます」
――カバーダンスと言えば、YOUTUBEにTWICEの「TT」や防弾少年団の「I NEED U」などのカバーダンスの動画、いわゆる"踊ってみた動画"をアップしていますね。NENEさんとMIYUさんが"恋ダンス"を踊っていたのには驚きました(笑)。
NENE「楽しかったです(笑)。すごく評判もよくて」
HIKARU「恋ダンスとかで"あ、普通の女の子なんだ"って親近感を持ってもらえたらいいかなと思ってます」
――11月29日には待望のファーストアルバム『Cherry Seeds』が発売されます。
NENE「"この曲を聞いてほしい"というよりも、全部聞いてほしくて。今まで活動してきたシングル曲はもちろんすべて入ってますし、それプラス、新しい曲も入ってます。CHERRSEEのいろんな顔をアルバムで知ってほしいです」
――新曲が3曲入ってるんですよね。
LENA 「新曲の『Hallo』は歌詞も強い感じ(笑)」
NENE「カッコいいヒップホップ調のノリだから、ライブでも一体感が出るのかなって思います。楽曲をもらったときは、正直、"どういう風に仕上がるんだろう?"って印象があったんですけど、レコーディングしたらスタッフさんも"CHERRSEEらしいね"って言ってくださったんです」
HIKARU「『カメレオン』も新曲でアルバムのメインの曲なんですけど、男の人をあの手この手で振り向かせるために自分がカメレオンみたいにコロコロ変わるっていう歌詞が、"THE CHERRSEE"って感じでした(笑)。私たち、練習生のころには韓国で"カメレオンみたいに(なれ)"って言われてたんですよ」
――"カメレオンみたいに"ってどういう意味ですか?
HIKARU「カッコいい曲でもカワイイ曲でもしっとりした曲でも、どんな曲が来ても、CHERRSEEらしさは残しつつ、対応できるって意味です。そんな風にずっとカメレオンって言われてたので、まさか『カメレオン』って曲が来るとは思わなかったです(笑)」
――「古いポップソングのように」も新曲ですね。
SAYURI「すごい良い曲です。別れた彼のことを一人でいるときにもずっと思ってるというものです。古いポップソングを聞いたときのような時間が経っても色あせない思いを、別れた彼に対しても抱くっていう曲で、歌詞を見たときに、すごい比喩だなって感動しました」
――12月30日にはファーストワンマンライブも決定しましたね。
MIYU「これからみんなで練習して準備していくんですけど、終わったときに一人でも多くのお客さんに満足して帰ってもらえるようなステージにしたいです」
LENA「ファンの皆さんはCHERRSEEのことを自分のことのように思ってくれて、そのことを感謝しています。皆さんがCHERRSEEを愛して、たくさん応援してくれたらいいなと思います」
HIKARU「ファーストシングルの『Mystery』はお客さんと一番一体感があってライブ感があるので、ワンマンライブでやるのが私的に楽しみですね。ワンマンライブは今年中にさせてもらえるとは個人的に思ってなくて、ファンのかたも"待つよ"って言ってくださってたので、皆さんに"ここまで待ってよかったな"って思ってもらえて、次につながる、先が見えるライブにできたらいいなと思いますね」
SAYURI「ワンマンライブのために"SNSフォロワー1万人計画"をやっていて、フォロワーが1万人まであとちょっとなので、ライブまでに達成したいです。ライブをできるだけたくさんの人に見てもらいたいので、当日のパフォーマンスももちろんなんですけど、そこに行くまでの過程も今からがんばりたいです」
NENE「ずっと念願だったワンマンライブなので、すごく大事にしたいですし、今まで応援してくださったファンの方々や家族に感謝できるようなライブにしたいです。これまでの活動を代表した内容にして、これからの活動につながるライブになったらいいなと思ってるので、今から最高のものにできるようにがんばります」
Photo/吉村永 Text/武富元太郎