ビューティー・サーカス

2017年12月

■第637回 今年実現できたこと、実現できなかったことは何ですか?



早いもので、今年最後のコラムになってしまいました。そこで今週は2017年の締めくくりとして、この1年を振り返ってみるのはいかがでしょうか。

それでは早速、おうかがいします。それぞれに、今年のはじめに叶えようと決意した夢や理想があったと思いますが、それらはいったい、どのくらい実現できたでしょうか?


一生懸命がんばって、見事に結果が出せたことが多い人は、今とっても充実感を味わっていることでしょう。

反対に、残念ながら今年は実現できなかったことが多かったという人は、ちょっと後悔モードでしょうか。

ですが、今は自分ががんばれなかったことを悔いるより先に、どうしてがんばらなかったのか、その理由を考えることをおすすめします。それは、この理由次第で、来年のビジョンや可能性がよりよいものに変わっていくからなんです。


まずは本当に努力をしたのに、そのことのハードルがあまりにも高くて、実現できずに終わってしまったという人。こんな人は、ためらわず来年も、果敢にトライし続けてください。ハードルが高い夢や理想は、1年程度で叶うものではないのですから。

また、この1年の努力がベースとなっていますので、来年のがんばり方によっては、いくらでも叶う可能性があります。

とりあえずは努力した自分をほめて、来年へとモチベーションをつなげてください。


そして、夢や理想を掲げてはみたものの、全然努力ができなかったという人。それはきっと、心の底からの願いではなかったのではないでしょうか。人間、本気で望んだことなら、意識しなくても動いてしまうものです。

さらに言うと、心の底から願っていないことを夢や理想にするのは、あなたらしくない人生がはじまってしまう危険もはらんでいます。

ですから、この年末に、さっさと忘れてしまうことをおすすめします。

そして新年を迎えたら、真っ白な気持ちで、本当の本当に願っていることだけをリストアップしましょう。そうすれば必ず、あなたの2018年の展開は、上向きになっていくこと、間違いありません!


この1年も、お付き合いいただきありがとうございました。来年もまた、あなたの美や夢や理想が叶うヒントを提案していきますので、どうぞよろしくお願いします。それでは、よいお年をお迎えください!





■第636回 つけま、カラコン、まつエクをやめれば、あなたはいきなり愛される!



目力は、誰でも欲しいものですよね。ですが、アイメイクをがんばり過ぎて、自分自身の持ち味である、そのままの目の雰囲気が消えてしまうことは避けたいものです。

中でも、「つけまつげ、カラーコンタクト、まつ毛のエクステンション」の3アイテムの使用については、ちょっと慎重になってほしいと思っています。


そもそも目が魅力を放つのは、心の動きがはっきりと瞳にあらわれたとき。そして各種のアイメイクは、これを手助けしてくれるものなのですが、このアイテムたちは、うれしいときにキラっと光る目の輝きや、穏やかな気持ちでいるときのやわらかなまなざしを見事に消してしまいます。このアイテムが加わると、面白いくらい目の表情がまったくわからなくなってしまうのです。

確かにアイドルやモデルの誰かに似たように見えてはきますが、反対にその人独自の雰囲気といったものは伝わってこなくなるため、最悪の場合は、まるで関心を持たれなくなるということも起こります。


それはいったいどうしてかというと、当たり前のことですが、つけまつげもカラコンもまつエクも、すべて本来のまつ毛や瞳ではないからなんです。

なので、せっかく持って生まれたあなたの目の魅力を、上げるどころか消してしまうんですね。

マスカラなら、本物のまつ毛のボリュームがアップすることで、本来のまつ毛の魅力が上がりますが、つけまやまつエクは、そうはいきません。まぶたの上に、まつ毛に似た人工的な物体が乗れば、その瞳の微細な動きは消えてしまいます。さらにカラコンは最たるもの。瞳自体が作り物のように見えるため、まるで人形を相手にしているような気分になることもあるほどです。


顔の中で、もっとも相手に自分の持ち味をアピールできるのは目です。アイメイクをするなら、あるがままの目を生かしたメイクをしてください。

パーティーやイベントといった特別な日ならともかく、しょっちゅうこうしたメイクをするのはやめてみませんか。ましてオーディションではご法度です。

人は派手で大きな目に惹かれるのではありません。魅力的に感じるのは、その人の内面がわかる目なのですから。





■第635回 インフルエンザに負けないからだのつくり方。



インフルエンザの流行が開始されたと発表されました。今年はワクチン不足の問題もあって、不安に思われている人も多いことでしょう。高熱を出して寝込んでしまうことは解毒効果こそあれ、やはりガタっと肌のツヤや髪のコシがなくなってしまうために、かわいさが急降下してしまいます。

ワクチンが打てなかったあなた、打ったけれど不安なあなた。自分のからだは自分で守っていきましょう。今週はそのためのポイントをご紹介します。


ウイルスの侵入を許さないためには、まずからだを冷やさないことです。

このコラムでも、冷えは血流を滞らせむくみや太りやすさ、シミやクマを呼ぶ諸悪の根源だと繰り返し書いてきましたが、低体温の状態だとウイルスの攻撃に簡単に倒されてしまうのです。

反対にしっかり体温があるからだでは、ウイルスも活動がしにくいために、その威力も発揮できずに終わります。

また免疫力もアップするため、36.5度以上の平熱をキープしている人は、冷え性の人に比べて圧倒的にインフルエンザにかかる率が低いそうです。

ネギ、生姜、ニラ、唐辛子といったからだを温める食材をしっかり、毎日とるようにしましょう。

また、1日5分でもいいのでからだも動かすことです。


そして、腸内環境を整えることも大事。腸はさまざまなものを取り込む場所です。ここが異物を速やかに排泄するパワーを持っていれば悪いものをからだに入れずにすみます。

それにはやはり食べ物に気をつけることが一番の方法! 前述したネギなどのからだをあたためる食材も腸にはとてもいいのでどんどんとりましょう。

そして、インフルエンザにかかりたくなかったら一大決心です! 市販の揚げ物と、大量生産のお菓子を最大限がまんしてください。これらは酸化した油が腸を汚し、そのはたらきを鈍らせてしまうからです。

このふたつと縁を切るだけで腸内環境はみるみるよくなり、同時にニキビの発生率も格段に下がります。


冷え性とお通じの改善は美の必須条件であり、免疫力アップのカギでもあります。

冬は楽しいイベントが目白押し! 受験やオーディションを控えているあなたならなおのことです。

ぽかぽかボディにピュアな腸をキープして、インフルエンザなど鮮やかに撲滅してやろうではありませんか。





■第634回 クリスマスまでに! 成功する駆け込みダイエット3カ条。



早いものでもう12月。街はすっかりクリスマス気分ですね。

そろそろ年末に向けて、楽しみなイベントの予定が増えていくとき。思い切って告白なんかも、と計画している人もいるでしょうか。

そんな今こそ、ダイエットをがんばりたいときですね。実は、寒い季節はとってもダイエットが効率的にできるんです。それは、人間のからだは常に36度前後の体温をキープしなければいけない必要があるから。つまり気温が低くなる冬は、体温を保つために体内でエネルギーを燃やさなければならないので、何もしていない状態でも、カロリー消費率は高いのです。


さあ、この寒さを味方に、楽して痩せてしまいましょう!

今週は、クリスマスまでに十分間に合う、駆け込み的ダイエットの極意を3つ、ご紹介します。ぜひ実行してみてください。

まずその1は、代謝をあげることです。そのポイントは、朝の過ごし方。とにかくシャキッと目覚めて、3分でも5分でも、ストレッチなりラジオ体操なり、からだを動かすことです。これで全身にスイッチが入り、その日のエネルギー消費が活発になります。同時に必ず、温かい飲み物を口にすること。ホットミルクでも味噌汁でも、お茶でも白湯でも、何でもOKです。朝にホットな飲み物でからだを温めることは代謝アップのカギです。冬でもオレンジジュースやミルクなど、冷蔵庫から出したものを飲む習慣のある人は気をつけて。

次に便秘をしっかり解消すること。からだに不要物がたまったままだと、代謝が下がり、脂肪も燃えにくくなります。甘いお菓子はフルーツに、ポテチやおせんべいはおしゃぶり昆布や焼き海苔に変え、水分をしっかりとってください。ごはんも1日に1膳は必ず食べるように。

そして最後は、1日中できるエクササイズにチャレンジです。1日中、きちんと背筋を伸ばして姿勢をよくしていてください。そしてできる限り、おなかもお尻もキュッと締めて過ごすこと。やってみると、ウエストまわりや背中のあたりに、かなり負荷がかかるのがわかるはず。やればやるほど、引き締まりますよ。


この3点をしっかり実行すれば、クリスマスまでには余裕でなりたいあなたになれるはず。

陰ながら、応援していますね!




ユウコ
ユウコ●スキンケア、メイク、食事、ダイエット、アンチエイジングなど美容に関することならなんでもお任せの美容ライター。著書に「韓国美女の美容道52」「ハッピーラッキー美人の秘密」がある。
ウエルネス&ビューティーライター ユウコ公式サイト
http://yukomotoyama.com/
SSL グローバルサインのサイトシール