2017年11月
■第633回 魔法のヨーグルトで、がまんしないでスリムに、美肌に!
あなたも、ヨーグルトはダイエットと美肌の味方と認識していることでしょう。ヨーグルトはある程度の満腹感も得られるので、変な間食をするより断然美容的にもよく、また乳酸菌の力で腸内環境が改善するため、デトックス効果で太りにくく、肌にも透明感が出るという、素晴らしい食材です。
さらには豊富なカルシウムが神経を安定させてくれるので、ストレスに強い心も育ちます。こんなに魅力的なヨーグルトですが、ある3つのアイテムをプラスすると、その美容効果は格段にアップすることをご存じですか? 今週はとってもお得なヨーグルトの食べ方をご紹介します。
さて、その3つのアイテムとは、「チアシード」と「オオバコ」「オリゴ糖」です。
チアシードもオオバコも、食物繊維がとっても豊富なアイテムですが、食物繊維もオリゴ糖も乳酸菌のエサになるので、ヨーグルトに加えると、おなかの調子を整える力が倍増するんです。なので、プレーンヨーグルトに甘味をつけるときは、砂糖やジャムなどではなく、オリゴ糖のシロップを使うのが正解です。
そして面白いのは、チアシードとオオバコ(粉末状)は、水分を吸うとゼリー状になる特徴があること。プレーンヨーグルト1パック(400g)に、チアシード大さじ1杯、オオバコ小さじ2杯ずつを入れたらよく混ぜてひと晩おくと、ぷるぷるのヨーグルトプリンといった感じのものができ上がります。オリゴ糖で甘くして食べると、とっても美味しくいただけるので、ぜひ試してみてください。ポイントは、一緒に水分を多めにとること。おなかの中でチアシードとオオバコがふくらんで、満腹感もしっかり得られますので、デザートとしてではなく、食前に食べるほうがダイエット効果につながりやすいでしょう。
ちなみにチアシードは、原産地のアマゾン川流域では「チアシードと水さえあれば生きていける」といわれているほど栄養価の高いスーパーフード。ダイエット中には栄養不足に陥らないためにもとりたい食材です。きれいに、かわいくなるには、がまんでストレスを感じることは禁物。美味しく食べて、すっきりボディとピカピカ肌をキープしてくださいね。
■第632回 気合いや精神力でできることなんて、実はそんなにないんです!
あなたは、何かを成し遂げようとするとき、とにかく気合い一発! 強い精神力さえあれば、うまくいくと思いますか?
たとえば2kg痩せて、お目当ての服をかわいく着こなして、オーディションに合格しようと考えるとき、自分を奮い立たせて、どんな誘惑にも負けずにがんばれば、きっとうまくいくと思うでしょうか。
もちろん意志の力もないよりはあったほうがいいし、やろう! と思う気持ちは素晴らしいものです。
でも、実はその精神力って、成功するためには決して、大した威力を発揮するものではないんです。
何故なら、気合いでがんばろうと思っても、途中でつらいことがあったり、壁にぶつかったりすると、途端にテンションが下がったりしませんか。
また、そこを乗り越えようと、苦しいのに歯を食いしばって耐え続けていると、確実にくじけて、放り出したりしてしまうこともありますよね。
そうなんです。人間ってそれほど気力が続くものでもないし、まして我慢するなんて、とっても苦手にできているのです。
そんなことより重要なのは、「危機感」です。
ここで結果を出さなければまずい! そう心底思えるかどうか。これにすべてがかかっているのです。
ちょっとショッキングなことを言いますと、ダイエットが続かないという人は、本気で痩せたいとは思っていないんです。
今日ぐらいいいやと、ケーキバイキングに行ったりしてしまうのは、まだこのままでも大丈夫だと思っているから。今の自分を変えなければ、絶対に後悔するとか、これからの展開に期待が持てないなど、心の底から思うことができれば、あとは精神力などなくても、勝手にがんばりはじめる
もの。努力せざるを得ない状態になれてしまうんです。
つまり、これまで望んだけれど、うまくいかなかったことは、本気でそうなりたくなかっただけ。ただ何となく、理想を描いてみただけのことなので、失敗でも挫折でも何でもありません。
さあ、あなたの本心を確認してみてください。すべては「危機感」の有無にかかっています。本気で達成できなければ困る! と思うことなら、きっと現実にできますよ。
■第631回 やってみませんか? 5分間の「お寝坊ダイエット」!
太りにくいからだをゲットするには、代謝をアップさせること。そのためには、冷えをなくす、血行をよくするというのが代表的な方法です。
そのために効果的なのは、やっぱり運動です。でも、からだを動かすのは体育の時間だけでたくさん、という人もいるかも知れませんね。
そんなあなたにおすすめしたいのが、早足で歩くことです。歩くことがよいのは、足全体が鍛えられるだけでなく、背中、二の腕の筋肉も十分に使われるので、ほぼ全身の筋肉にバランスよく刺激が与えられるからです。
ちなみに、ダイエットは食事量を減らせばいいと思っているあなた、それでは筋肉を作る材料が足りなくなってしまいます。すると、体重は落ちても基礎代謝が下がり、いっそう太りやすいからだになるという悪循環になりますので、大いに注意したいところです。
さて、それでは無理なく毎日早足歩きを行なう方法をご紹介します。
それは、わざと5分、お寝坊すること!
すると、必然的に5分間家を出るのが遅れます。そうなったらなんとしても早く歩かなくては間に合いませんよね。
その際に注意したいのは、安易に駆け出したりしないことです。ここで気合いを入れてしっかり歩幅を広げ、全身の筋肉を意識して、全力で早く歩くようにします。ちょっと表情も引きしめて、キリッとした顔で歩くのです。
この方法なら、すぐに慣れます。毎日するとしないのとでは、確実にからだのラインが変わってきます。
一流の競歩選手のからだは、まったく無駄な脂肪がなく、そのスタイルのよさといったら見とれてしまうばかりですが、わたしたちも毎日早歩きの習慣をつければ、必ずあのミラクルボディに近づけるはずです。
どうせ歩くなら、タラタラとかったるそうに歩くより、キビキビと歩いたほうが、見た目にもチャーミング。
そして気づいたら、ビシッと引き締まった筋肉ができ上がっていたら、これはもう一石二鳥です。
さあ、明日から早速はじめましょう。なお、お寝坊は5分が適当と思われます。これ以上寝過ごすと、脂肪が燃えるより、遅刻の可能性のほうが大きくなってしまいます。
風を切って颯爽と歩くあなたには、いいことも次々に引き寄せられてくることでしょう!
■第630回 成功への確実な方法は、何回でもやり直し、積み上げること!
ダイエット、それは誰にも、かなりむずかしいことというイメージがあるでしょう。
それだけに、ビジネスにもつながるので、もしも国民の全員がナイスバディだったら、大変な数の企業が倒産すると言われています。
なので、最初からあきらめて、トライすらしない人もいます。
痩せたい、痩せたいと言いながら大きなパフェを美味しそうに食べる人もめずらしくないですよね。
そんな様子はどこかかわいらしくも見えるので、ふっくら、ぽっちゃりの体型がかわいく見えるファッションを全力で研究するなど、痩せずに別の魅力の出し方を模索するのもいいかも知れません(もちろん健康状態だけは気をつけて)。
ですが、やはりダイエットしたいなら、まずは挑戦あるのみです。
まず控えたほうがいいのは、糖分と乳脂肪たっぷりのスイーツ。添加物天国のファストフードや加工食品です。これらと決別することからスタートです。こうした「ご法度もの」を我慢することが、成功への第一歩です。
そしてそれば割と、何日間は辛抱出来るものです。3日も我慢が続けば、成功が見えてくるような気にもなります。
ところが、ここでうっかり誘惑に負けてしまうと、大抵の人はこう思うようです。
「やっぱりダメだった! ムダな努力はもうやめよう!」と。
違うのです。ムダなことなどではないのです。
ここで、がんばれた数日間についてどう思うかで、成功できるかどうかは変わってきます。わずか数日間であっても、できたことはできたのです。それを心の励みにして、またトライすればいいのです。
もしここであきらめてしまったら、その我慢した数日間が、それこそムダになってしまいます。そんな残念なことはないですよね。
そこで、ムダにしないためには、がんばれた日数=実績、と考えるといいでしょう。たとえその日、やらかしてしまったとしても、その実績は明日からのやり直しを必ず後押ししてくれます。さらにそれはあなたの自信にもなるのです。
これはダイエットだけでなく、勉強やレッスンについてもまったく同じこと。何回でも繰り返してやり直し、実績を積み上げていってください。それこそが、成功への最強、最短の方法なんです。
■第629回 味覚を変えれば、ガマン知らずでかわいくなれる!
ダイエットしたいとき、まずは食事の見直しをすると思います。
甘いものを減らし、油ものや糖質も減らそう。そう決心して、それでは明日からと(笑)、ダイエットモードに突入していくものです。しかし、当面の間はケーキとも、焼き肉とも、パスタともお別れしなければならないと思うだけで空しくなって、モチベーションが急降下してしまうことってありますよね。
ですが、そこで悲しみに暮れる前にちょっと発想の転換をしてみませんか。
何も美味しいものは、ケーキだけではありません。ほかにも美味しいものはたくさんあるのです。
そしてそれが、太らずお肌にもいいものだとしたらどうでしょう?
そんな美容的フードをいくつも見つけていくのはとっても楽しいことなんです!
ダイエットとは、ただ好きなものをあきらめることではなく、今までよくわかっていなかったきれいになれる食べ物の美味しさを発見していくことと考えてみるとやる気は俄然、上がっていくものですよ。
たとえば、海藻類があります。これはもう、低カロリーで食物繊維もミネラルも豊富で、最強と言える美容的フードです。私もかつて、メガ・ダイエットに挑戦していたとき、お腹を満たすために海藻を食べようと心がけていました。
しかし、最初はそれほど食指が動きはしませんでした。でも、とにかく食べていこうとスープやサラダ、味噌汁にとしょっちゅう食べるようにしたところ、気がついたらすっかり海藻が大好きになっていたのです!
人間の習性として、習慣的に食べているものは次第に美味しく感じられるようになると聞いたことがありますが、まさにその通りになりました。
こうした変化が起きると、これからの食生活は一転します。そして味覚が変われば当然からだも変わってくるのです。
これまで特に視界に入っていなかった食材の中でこれは! と思うものがあればどんどんトライしてはいかがでしょう。そして何度も何度も食卓に乗せてみてください。
美味しい! と思う味覚のアンテナが美容的フード寄りになればもう必要以上に何かをがまんすることなく、すんなりと理想の自分になっていけるでしょう。
ユウコ
ユウコ●スキンケア、メイク、食事、ダイエット、アンチエイジングなど美容に関することならなんでもお任せの美容ライター。著書に「韓国美女の美容道52」「ハッピーラッキー美人の秘密」がある。
ウエルネス&ビューティーライター ユウコ公式サイト
http://yukomotoyama.com/