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2017年08月

■第６２０回　その仏頂面で、「表情筋」を泣かさないで！

街中で、電車の中で、皆さんの年代の人たちを観察するのが好きです。


皆さんのメイクやファッションから、今の若者文化が垣間見えるのが、とってもわくわくするからです。

そんな中、この頃やけに気になることがあります。

それは、「機嫌のよいお嬢さん」があまりにも少ないことなのです。


ひとり歩きをしている方はもちろん、彼の前で終始仏頂面をしているというお嬢さんも珍しくありません。

もしかしたら、こんなふうな表情でいることが今のあなたたちの「気分」なのかも知れません（思えば白けていることが何故かカッコよかったとされる時代もありました）。

ですが、その気分はどうあれ、やはり世間にさらしていく顔がぶーたれているのはよろしくないと思うのです。


何故なら人間の顔には「表情筋」というものがあり、ここを動かさないでいると顔の筋力が低下して、10代の肌であっても、小じわやたるみという、聞くもおそろしいものを引き寄せてしまうからです。

さらにはずっとぶーたれておりますと、その表情が定着してしまって標準の顔が仏頂面、ということにもなりかねません。

これでは、せっかくかわいい顔立ちに生まれてこられたのに、あまりにももったいないことですよね。


そこで、ぜひやってみてほしいのが、今、自分はどんな表情でいるかを、こまめに気にしてみること。

つらいときや、腹が立ってならないときこそ、その思いをダイレクトに表情に出さないように気を付けていただきたいのです。

それは、ひいては肌のみずみずしさが失われるのを防ぐため。不細工になってしまうのを防ぐため。また、どなたかに不快な気持ちを与えるのを防ぐためです。

そしてもうひとつ、素晴らしい効果があります。

つらいときに、あえて晴れやかな表情をつくってみると、何となくその苦しさも和らぐもの。ですから、心のコントロールにもとっても役立つのです。

今できる最高の表情で、あなたよ、もっと輝いてくださいね！

■第６１９回　他の誰かに差をつけて、選ばれるあなたになるために。

「国民的美少女コンテスト」をはじめとした、芸能界への登竜門である各種のコンテストやオーディション。そのファイナリストたちを見ていると、どの人も素敵で、誰がグランプリになっても不思議ではないと思ってしまいますよね。

さて、そんな栄えぬきの面々の中から、何故その人は選ばれるのか、考えてみたことがありますか？　


たまたま、運がよかったのでしょうか。そんな部分も確かにあるかも知れません。

ですが、それよりも大きな要因は、その人には「誰にもない、何かがあったから」

これに尽きます。

おそらく審査員たちにとっても、その何かを具体的に説明することはむずかしいことと思われます。

しかし、その「何か」とは、人の心に響くもの。

その人の表情から、全身から漂ってくる、独特で強烈な個性。そうしたものが、審査員たちの心をとらえたからこそ、たったひとりのグランプリが決まったのです。


では、その特別な「何か」は、どうすれば自分に備えることができるのでしょうか。

答えは簡単。多くの人と、同じことをしなければいいのです。

多くの人が惰性的に習慣にしていることに背を向けてみるのです。

それの最たることは、「電車内でのスマホ」です。


電車に乗れば、すぐに目に飛び込んでくるのは、スマホを触っている人々ですよね。

今や、スマホを見ていない人を探すのはむずかしいほど。

そんな中、わずかに存在するのは、文庫本を読んでいたり、受験や資格試験の勉強をしていたり、メモ帳に何かを書きとめている人の姿です。

こんなふうに移動中を過ごしている人を見ていると、はっとさせられるものが、確かにあります。

スマホを触ることよりも、しなければならない何かを持っていることが、その人たちに確固たる特別感を漂わせているからです。


さあ、あなたも、車内で何となくスマホを触ってしまいがちなら、ちょっとその癖を見直してみてください。

移動時間を読書タイムに当てるもよし、ダイエットのプランを練るもよし。あるいは、あえて座らずにつま先立ちをして、エクササイズをするのもいいですね。

こんな習慣の積み重ねは、きっとあなたにオンリーワンのムードを授けてくれることでしょう。

今日から、電車内でのスマホをやめてみませんか？　さもないことのようですが、確実に効果が得られる方法です。

■第６１８回　オリジナルの美容メソッド、編み出してみませんか？

不思議だと思いませんか。

何ゆえ次々に、新しいダイエット法や美容食材のブームがやってくるのでしょう。

それらに確かな効果があるのなら、誰もがきちんと結果を出せますから、新たなメソッドやアイテムの需要もなくなるはずです。

ということはやはり成功率はそう高くないのです。


しかしこれには大人の事情もあったりします。

人々がダイエットに悩まなくなったら、それはもう多くの企業が倒産してしまうそうなのです。

そこで言えるのは、ブームとなってやってきた美容法をうのみにするだけでは、いつまでたっても自分で自分の美しさをメンテナンスすることはできないということ。

考えてみれば、人間のタイプは人それぞれなのです。

好みにしても、生き方にしても誰ひとりとして同じではありません。当然体質もです。

なので本来は、皆で足踏み揃えて一斉に同じことを行なうことはおかしいのです。

その挑戦が失敗に終わっても無理はありません。

その方法は、自分に合うものではなかったからなのです。


そこで大切になるのが、自分だけの方法を見つけることです。

これはいくつかのメソッドからいいとこどりをして、自分独自のものを作るというスタイルです。

自分の好みや性格といったものまで考えて、一番ぴったりくる、無理のないやり方を探し当て、構築するのです。

それが完成できたなら、その方法は確実に一生にわたって自分の美と健康を支えるものになってくれるでしょう。


その方法の編み出し方ですが、ちょっとヒントがありますのでここでご紹介したいと思います。

1. 情報はある程度集めておく　
それほどたくさん知る必要はありませんが、何かピンとくるものがあれば、自分に合う可能性があるので、押さえておきましょう。

2.　過去の失敗を確認する
失敗の経験は多いほど有利なのです。
その失敗の傾向をつかんでおけば似たようなものに手を出すこともなくなるからです。

3. 自分の好き嫌いをしっかり把握する
運動が嫌い、料理が嫌い。コスメが好き、サプリが好き。そんな正直な気持ちを尊重すると無理なく続けられる方法をつかめます。


若い今のうちから、自分の心とからだにあった美の磨き方をつかんでおくと、この先とっても安心です。少しずつ探りながら、自分だけの方法を見つけていってくださいね。

■第６１７回　きれいになるのに、お金は要らない！「0円美容」のすすめ。

きれいにはなりたいけれど、悲しいかな、お金が足りない。

そんな悩みをお持ちの人もいることでしょうね。ですが、そもそもお若い皆さんには、「きれいになる」ためのパワーが、心にもからだにも満ち満ちています。毎日を健康的に過ごしていれば、放っておいたってきれいになっていけるんです。


ですから、お高いコスメや美容器具などなどの、スペシャルなアイテムは要りません。それよりも、日々のケアをきちんと正しく行なうことを心掛けましょう。これらに気をつけるか否かで、本当に結果は違ってきます。些細なことばかりですが、甘く見ないで、実行してくださいね。

どれもお金は一切かかりません。今週はこの「0円美容」をご紹介します。


1. 洗顔後の水気は「押さえる」ようにふき取って！　

洗顔後、タオルでごしごしと水気をふき取ってはいませんか？　肌にとって最もよろしくないのは「摩擦」です。正しいふき取り方は、そっとタオルを押し当てるように水気を取ること。これだけでニキビの治りも早くなります。


2.　ローションは手でつけるのが正解です！

ローションは手のひらでつけましょう。清潔な手は、スキンケアにとってもっともよいツール。コットンでパッティングをするとどうしても肌の大敵、摩擦が起こってしまうからです。

コットンを使うなら「コットンパック」をするときに限ります。

また、ローションは「肌につける」のではなく、「肌に飲ませる」イメージでつけてください。たっぷりとハンドプレスしながら何度も重ねづけすれば、よほどの乾燥肌でない限り、乳液もクリームも必要ありません。


3.　ドライヤーの風は、絶対顔に当てないで！　

毎日使うドライヤーですが、その風の乾燥力はとっても強力です。なので、お使いの際には決して風を顔に当てないように気をつけてください。

無防備に熱風をおでこや頬に当てていると、将来早い時期にしわが出現してしまいます！　


さもないことですが、実行するとしないのとでは、大きな差が出る「0円美容」。ぜひ習慣にしていただければと思います。また続編もご紹介しますね。

■第６１６回　「らしくない」自分も見てみよう！

このコラムを読んでくださっているあなたなら、もう自分のメイクやファッションの傾向といったものはバッチリつかんでいることでしょう。

似合うリップやアイシャドウの色もわかっているでしょうし、自分の魅力が引き立つ服は、どこのショップに行けば売っているかも、すべて頭に入っていると思います。

ということは、メイクボックスの中には同じような色味のコスメ、クローゼットの中にも似たような感じの服ばかり入っているわけですよね。


もちろんそれなら、間違いはないですし、いつも確実にかわいくしていられると思います。ですが、そればかりではちょっと退屈ではないですか？　また、最悪の場合、自分自身に「飽きて」しまうことも起きかねません。

そして何より、あなたが持っていながら、まだ気づいていない魅力と出会えないのはとってももったいないことですよね。


夏は気分も解放的になる季節ですし、思い切ってもっと冒険してみませんか。勇気を出して、「あなたらしくない」スタイルにトライしてみるのです。

自分が自分に対して把握しているキャラと、真逆なイメージのメイクや服を探しに行きましょう。それには、自分と全然かぶっていないファッションが好きな友達を誘って出かけるのがおすすめです。

自分とはまるで違うセンスだけど、何かかわいいなと思う友達とショッピングに出かけると、面白い発見がたくさんあるからです。自分では絶対に選ばないような服を、勇気を出して着てみてください。すると、「自分らしくない」アイテムが、あなたの中にひそんでいた、意外な個性を教えてくれるものです。それも、「これは無理！　似合わない」と思うものほど。


そんな服を着て歩いてみると、もしかしたら話し方や考え方まで変わってしまうかも知れません！　

自分らしくないものが、意外に今の自分にはぴったりきていた、なんていうことだってありそうです。この夏、自分の中にちょっとした革命を起こしてみませんか。