2017年07月
■第615回 「涼しげ美人」のつくり方。
それにしても、早くもバテてしまいそうな暑い日が続きますね。とは言え、あと2か月もすればひやっとした夜風に首をすくめるはずです。それをイメージするのも、気持ち程度には涼しくなれる方法かも知れませんね。
そしてこの頃、とっても気になってしまうのが、街をゆくお若いお嬢さんたちの表情です。
暑さのために、そのかわいらしい顔立ちをあからさまにゆがめて、「あぢぃぃー」などと言いながら歩いていく様子は、ちょっと残念なものです。
せっかくばっちりと、夏らしいポップな色合いのメイクやファッションを決めているのに、その表情では魅力も半減してしまいますから。
おしゃれは我慢と言いますが、それは着こなしだけではありません。「見せる」ことを考えたら、表情もおしゃれのうち。コンクリートから容赦なく日差しが照り返しても、風がそよりとも吹かなくても、そこは美人の意識を持って、涼しげな顔をして歩いていきたいものです。
さて、そこで問題の涼しげな顔のつくり方なのですが、こんなイメージをしてみると、結構うまくいくので、試してみてください。
瞳の中に、涼しい風が吹いていくと想像してみるのです!
それも、ミントの香りをはらんだ、最高にさわやかな風です。暑さに思わず、顔がゆがんでしまいそうになったら、まつげがさわやかな風に揺れて、眼球がひんやりとしていくのを想像力を限界まで働かせて感じてみてください。
驚くなかれ! 表情がすぐに、凛とした感じになりますよ。
さらに、自然に口角も上がるので、誰が見ても太鼓判が押せる「涼しげ美人」が誕生すること、うけあいです。
よく、先に笑顔をつくってみると、楽しい気持ちになってくると言われますが、この、涼しげな顔をつくることでも、多少はしのぎやすくなれるようです
暑い、暑いと言いながら不快感まる出しの顔をしていては、周囲の方たちの体感温度も上げてしまいます。あなただってそんな人の顔は、見たくないはずです。
「瞳の中に吹く風」の魔法で、まだまだ続く暑い季節を、魅力的に、お健やかにお過ごしくださいね。
■第614回 夏休みの課題に、なりたい自分になるワークを!
夏休みがはじまりましたね。それぞれに楽しい予定も、がんばらなくてはならない宿題も色々とあって、忙しいことでしょう。
とは言え、1年で一番長い自由時間が取れる夏休みです。これからの自分について、しっかり考える時間を設けてはいかがですか。
これからの自分とは、イコールなりたい自分のことです。
ルックスや性格、人間関係、部活や歌やダンスのスキル、合格したいオーデや進学先などなど、自分自身の理想をはっきりさせてみましょう。
この、「はっきりさせること」は、なりたい自分になるために欠かせない作業です。
何かに努力をするとしても、ただぼんやりと「もっとよくなりたいなあ」と思っているだけでは、変化は起きません。理想をはっきり決めなければ、何も結果に結びつかないからです。
その典型的な例はダイエット。ただ漠然とやっている人ほど失敗しますが、スリーサイズも着たい服もきちんと決めてはじめた人は、100%と言っていいほど、成功できるものなのです。
早速あなたも、これからの理想の自分の姿を、事細かく考えていってください。出たい映画や、友だちになりたい人のことまで、うんと欲張りに、思うままに決めるのがコツです。そしてなりたい自分像が固まったら、ぜひやっていただきたいことがあります。
それは、これから自分が達成し、実現していく物事が、すでに決まっていると前提したうえでのストーリーの執筆です。
誰にも見せるものではないので、文章表現の上手い下手は一切関係ありません。ただ、「本当にそうなった」自分をしっかり想像しながら、自由に書いてみてください。
たとえば、「毎日ストレッチをやったから、ウエストがついに58センチになった。オーデに無事合格! ○○事務所に所属が決まった!」といった感じで。
そして、このストーリーは、しょっちゅう読み返すようにするのがコツです。もちろん修正もOK。そうやっていつもこのストーリーを意識していると、人は自然にその結果に向かって努力するようになるので、気が付いたら実現していた、といううれしいことが起こるのです。
あなた自身の夏休みの大事な課題として、ぜひこのストーリー作りを行なってみてください。いいこと、きっとありますよ!
■第613回 「フルーツ缶詰ファースト」のすすめ
暑い日が続くと、食べたくなるのがアイスクリームなどの冷たいスイーツです。
つい口にし過ぎて、太ってしまった人もいるのではないでしょうか。
暑いと心にもからだにもストレスがかかるため、甘いものでまぎらしたくなるものです。
しかし、食べ過ぎてしまっては美容上大問題! 糖質と乳脂肪のとり過ぎで、太ったりニキビが出来て、凹んでしまうことになりかねません。
ですが、我慢のし過ぎもよくないもの。この暑さを乗り切るためには、ほどよく自分を甘やかすことも大事です。
また、我慢は限界を超えると爆発して、ケーキバイキングですごい量を食べてしまう、ということにもつながります。
冷たくて甘いものとは、うまく付き合っていきましょう。
よくすすめられるのは、冷たいスイーツがわりに、フレッシュなフルーツを食べましょうということですが、これはもちろん、とってもいいこと。
ビタミンも食物繊維もとれて、言うことなしです。
でも、正直言って、本当に甘いものが食べたいときのフルーツは、欲求不満につながります。もっと糖度が高くて、「お菓子的」な味わいのあるものでなければ、納得いかないものだからです。
そこでおすすめなのが、「フルーツの缶詰」です。
皆さんは、日頃あまり食べる機会がないかも知れませんが、ひんやり冷やしていただくと、これが結構美味しいもの。
ピーチ、みかん、パイナップルなどなど、お好きなものをどうぞ。
加熱されているため、ビタミン類はあまり残っていませんが、食物繊維はしっかりとれます。脂肪分もないので安心です。
さらに「お菓子的」な味わいもあるので、甘いものを食べたという満足感も十分得られます。食べる際にはシロップは捨て、フルーツだけを食べるようにしましょう。
そして裏ワザですが、この冷たいフルーツの缶詰を、食前に食べてみてください。食欲が落ち着き、ごはんやパンなどの炭水化物を食べ過ぎずにすむので、ダイエットにも好感触! フルーツの缶詰のほかには、みつ豆や杏仁豆腐の缶詰もよいでしょう。
スイーツも元気な心のためには大切なもの。上手に取り入れて、ストレスに負けないハートを育ててくださいね。
■第612回 成功するおしゃれの秘訣は、「自分基準」にあり。
あなたも、「おしゃれ」は大好きですよね。
おしゃれの効用は本当にたくさんあって、とてもすべては書ききれないのですが、絶対にはずせないポイントに、「その日の自分にOKを出すこと」があります。
たとえいわゆる「異性受け」しないスタイルであったとしても、自分が心からそのスタイルが好きで、鏡に映るその姿に、「よしっ!」と言えたなら、それでその日のコーディネイトは大正解。
今日の私は、これでよい。そんな気持ちをベースに1日を過ごせれば、心の底から自信もわきますから、オーラも輝いてくるというものです。
さて、少し話は変わりますが、もしも今、どうしても痩せるガッツがわかないという人がいたとしたら、お伝えしたいことがあります。
もし自分のコーディネイトで十分素敵に装えているのなら、それを自分でOKと思えるのなら、無理に痩せる必要はありません。
それなのに、周囲の誰かと比べて、もっと痩せたほうがいいかも、などと思うのは、自分に対するいじめではないでしょうか。
それよりも、今のままで自分を心からかわいい! と思えるスタイルを目指すほうが、断然健康上も、メンタル上も健全でいられます。要は、人の視線よりも自分の視線が第一なのです。
つまり、おしゃれとは、鏡の中の自分を気に入るために、好きになるために行なうことなのです。そしてそのアイテムは、すべてが自分らしいものであるのが理想的です。
あなたにも、とっても好きなアイテムというものがありますよね。よく、同じようなデザイン、色合いのものばかりがそろってしまった、などという話を聞きますが、それこそがあなたにふさわしい「自分テイスト」! とことん極めてみてください。
叶姉妹にはゴージャスなドレスが似合うように、今のあなたにしっくりとくるもの。それを選びとるのが、おしゃれの最終目標です。
まずは自分が最高に気に入るかどうか。
あの人の目も、雑誌の記事も関係ありません。
おしゃれは断固、自分基準で楽しんでくださいね。
ユウコ
ユウコ●スキンケア、メイク、食事、ダイエット、アンチエイジングなど美容に関することならなんでもお任せの美容ライター。著書に「韓国美女の美容道52」「ハッピーラッキー美人の秘密」がある。
ウエルネス&ビューティーライター ユウコ公式サイト
http://yukomotoyama.com/