ビューティー・サーカス

2017年06月

■第611回 バーゲン目前! ショッピングでもっときれいになりましょう!



そろそろ夏のバーゲンの季節です。新しい服や靴、コスメなどなど、チェックしに出掛けたくなりますね。

友達と一緒にアドバイスし合うもよし、ひとり黙々とベストなスタイルを探しまくるのもよし。大いに楽しんでください。


さて、このショッピング中、ただボケっと品物を見ているだけでは勿体ありません。同時にショップにたくさん置いてある姿見をしょっちゅう見るようにしてみてください。

少々自意識過剰に思われてしまうかも知れませんが、この際そんなことを気にしている場合ではありません。

なんとそれだけで、シェイプアップ効果がみられるからです。

それは、家の姿見で見る自分のスタイルと、外のそれで見るスタイルは、微妙に違っていることに気がつくためなのです。


残酷に言うと、家の姿見に映る自分は、少々よく見えるもの。

それは、家の鏡には「うぬぼれ鏡」的な要素があるからです。人は見慣れた部屋の中で、ひとりっきりで鏡を見ると、少々贔屓目に感じてしまうものなのです。

反面、外の姿見では、自分をはっきりと、客観的に見ることができます。

公共の場所で多くの人に混ざりながら、明るい照明の下で見る自分自身。それこそが本当の、他人から見た自分の姿なのは言うまでもありません。

いつもの部屋の鏡に映る姿だけに慣れてしまって、それを自分の姿だと思いこんでしまうのはちょっと危険なこととも言えます。どうぞご注意くださいね。


さあ、ショッピングに出掛けたら、きちんとジャストな自分と向かい合ってみましょう。そんな習慣を持てば、いつも自分のからだを再確認できるはずです。

そして、試着のときには、堂々と外に出て、大きな鏡の前に立ってください。

このとき注がれる店員さんの視線やお客さんの視線は、時に痛いこともあります。

しかしそれだけに、この視線には、からだを引き締める魔法の力があります。恥ずかしがらずに見られてみましょう。この緊張感は、必ず自分を磨いてくれます。


素敵なアイテムをゲットしながら、きれいにもなれる。ショッピングって、いつの日も最高にときめくイベントですね!





■第610回 「目が笑っていない」と、1度でも言われたことのあるあなたへ



もしもあなたが「目が笑っていない」と言われることが多ければ、一度鏡に向かって口もとを隠しながら微笑んでみてください。

その状態でにこやかな感じは出せたでしょうか。


もしも、微笑んでいることがわからないようなら、それは目の表情不足が原因です。

もしかしたらあなたは、自分の思いを包み隠さず相手に伝えることに対して、抵抗感があったりしませんか。

素直に気持ちを表現することに対して苦手意識があると、目の表情は確実に乏しくなります。これはとっても残念なこと。

心の中が瞳に反映されると、人はとたんにチャーミングに見えてくるからです。

人の魅力をもっとも豊かに表現するところは目です。そんな目の力をアピールしないのは宝の持ち腐れ! 思い切って心のバリアをはずしてみませんか。

すると、あなたの表情は段違いに見違えること、間違いありません。


また、会話の際にもアイコンタクトは重要な役割を果たしています。目が微笑んでいたなら相手は安心して心地よく会話できるでしょう。

目の表情の達人ほどコミュニケーション名人ですので、人間関係もうまくいきやすくなります。


となれば、目の表情をもっともっと豊かにしていきたいものですよね。

それには「眼輪筋」のエクササイズがとっても効果的です!

スマホの画面を見過ぎて疲れてきたら、小休止もかねて行ないましょう。

実際、日常生活ではこの眼輪筋はあまり使われることがないので、特別に、習慣的に動かしてあげたほうがいいのです。

まずは視線を右→左、左←右と左右に何度も動かします。このとき首は動かさないようにご注意を。

次は上下に動かしましょう。そして最後は、ぐるりと円を描くようにひとまわり。

この運動だけで目の疲れもとれ、黒目も白目もイキイキしてきます(コンタクトをしている場合は、はずして行なうほうが安心です)。

さらに目のまわりの筋肉も鍛えられるため、より心の中に生まれた思いをダイレクトに瞳に映し出せるでしょう。


オーディションのときも、審査員はあなたの目をしっかりと見ています。

あなた自身の魅力を100%伝えるためにも、目の表情に磨きをかけてくださいね。





■第609回 梅雨どきの体調不良は、ゆるめて、ゆるめて防ぎましょう!



梅雨入りしましたが、この時期になると、どうも体調がすぐれないという人が増えるようです。さらにはメンタル的にも疲弊感を覚え、勉強やレッスンにも今ひとつ元気に取り組めないなど、あらゆる不調に悩まされやすくなってしまいます。

これは「気象病」と呼ばれるもの。

気圧が低下することで、自律神経が乱れたり、からだがむくんでしまうという症状が起こるのです。

だるさ、肩こり、頭痛といったトラブルも、まさに気圧の低下のしわざ。この時期を元気に過ごすためには、とにかくリラックスする時間をたくさん設けて、自律神経のバランスを整えるのが一番です。


まず、不調に気づいたら、がんばり過ぎないように気をつけること。少しペースを落としてください。いつもの7〜8割程度できれば十分です。こうするだけでも、かなり楽になるはずです。

そして、心とからだを意識的にゆるませてあげましょう。入浴も、熱めのお湯にさっと入るのではなく、ぬるめのお湯にのんびり、長く入るのがコツ。血行もよくなり、むくみの予防にもなります。

家ではゆったりした、からだを締めつけない部屋着を着てください。特に寝間着ですが、パジャマよりもワンピースタイプのものがおすすめ。パジャマのゴムの締め付けは、意外にからだに負担をかけるため、安眠をさまたげてしまうのです。そしてショーツも、寝るときにはゴムがきつくない、ゆるめのものをはくといいでしょう。


また、ちょっと元気が足りないなというときには、あまり刺激的な音楽や映像は避けたほうが賢明です。お好みのヒーリング・ミュージックをいくつか見つけておいて、部屋のBGMにしてはいかがでしょう。

ひとつおすすめするとしたら、「至福の眠れるアロマ 〜美と健康をつくる極上のリラックスタイム〜」(リラックスワールド)を推します。幻想的な音楽に、自然音と環境音が溶け合って、癒されること間違いなし! 嫌なことがあった日や、眠れない夜には最高の精神安定剤になります。

1年で一番憂うつな季節こそ、自分にたくさん、やさしくしてあげてくださいね。





■第608回 「整形メイク」にモノ申す。「持って生まれたもの」をもっと生かして!



いわゆる「整形メイク」と言われるものがありますが、あなたももしかして、研究中だったりしていますか?

当然ですが、それは今よりもっときれいになりたいがために行なうことですよね。

そして、その際に真っ先に考えるのは、気に入らない一重まぶたを、二重にしたり、低い鼻を高く見えるようにするなどといった、今の自分が持っていないものをメイクで施そうとすることではないでしょうか。


ですが、鏡に映ったメイク後の自分に、心の底からOKを出せるケースは思いのほか少ないようです。

その理由は、やはりこれまで認識していた自分とは、かけ離れた容貌に仕上がったことにあるのだと思います。

たとえば低めの鼻も、それこそが自分が自分である所以だからです。

他の誰でもない、私自身であるために「持って生まれた」もの。それを否定するメイクは自分であることの否定にもなります。

なのでもしも整形メイクにトライするなら、あなたがすでに持っている「素敵なところ」を強調する方法でやること。それが大成功するポイントです。


二重まぶたが素敵なら、もっと二重の線を強調したり、くちびるがふっくらと美しいなら、よりボリューミーに見えるようにグロスを重ねるなど、手を加えたいと考えるときには、とにもかくにも「持って生まれたもの」を大切に考えるのが大事です。

間違いなくこうするしか、自分自身が納得出来る美はきっと得られないはずです。

まったくもって、この「持って生まれたもの」とは、生涯にわたって自分自身であることを支えてくれる重要なものだからです。

それは、当然外見だけでなく性格にしても同じこと。

短所だと思えるところを無理やりに変えようとしても違和感が残るだけです。

それよりも、その短所を(あっ、短所というより個性というほうが正しいですね)どんなふうに生かすかを考えるほうが大正解なんです。


「持って生まれたもの」は何があっても否定せず、自分の大切な要素として生かし切ってあげること。それがあなただけのオリジナルの美を楽しんで、しあわせになる確かな方法です。

もちろんオーディションの際にも、いつも心掛けていてほしいことです。

あなたが「持って生まれたもの」に対しては、一生OKを出し続けていてくださいね。




ユウコ
ユウコ●スキンケア、メイク、食事、ダイエット、アンチエイジングなど美容に関することならなんでもお任せの美容ライター。著書に「韓国美女の美容道52」「ハッピーラッキー美人の秘密」がある。
ウエルネス&ビューティーライター ユウコ公式サイト
http://yukomotoyama.com/
SSL グローバルサインのサイトシール