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2017年04月

■第６０２回　ダイエットビギナーのあなたへ　最低2週間は、体重をはからないで！

ダイエットをはじめると、多くの方がやってしまうのが、日に何回も体重計に乗ることでしょう。少しでも減っていたら、ラッキー！　というわけです。

ところが、ここで思ったように減っていないと、焦りや落胆から、大きなストレスを感じてしまう場合があります。

このストレスこそ、ダイエットが失敗する一番の原因。

ストレスはつらいばかりか、代謝を下げて痩せにくくなるという悲劇まで招くからです。


そこでご提案したいのが、ダイエットをはじめたら、最低でも2週間は体重をはかるのをやめること。その間、体重計は見えないところにしまっておいていただきたいのです。

そして代わりに、痩せたらはきたいスカートやパンツを、毎日はくことを習慣にしてください。できれば細身のものがいいでしょう。

そのときにチェックするのは、昨日よりゆるみはどうか、はいたときのシルエットはどうかの2点です。

体重が減っていないと気づきにくいのですが、バランスよく食べて、運動を続けていれば、確実にからだのラインは引きしまっているもの。

つまり、体重計に乗っただけでは、現段階でどんな変化が起きているのかはわからないのです。


また、からだが引きしまって、贅肉がとれていくとき、体重は増えることがあります。それは筋肉量が増えるから。

実際、体重も、筋肉量も少ない人より、筋肉量の多い人のほうが、ずっとスレンダーで、すっきりと見えます。そして筋肉量が増えれば代謝もアップするため、痩せやすくなるので一石二鳥！　体重の1kg、2kgに気をとられるのは、まったく意味のないことなんです。


体重だけでダイエットの進行状況を確認しようとすると、どうしても食事の量を減らそうとしがちですが、これも失敗のもと。食べずにいれば大事な筋肉が減って、ぷよぷよした感じに見えますし、何よりかえって太りやすくなってしまいます。

重要なのは、体重の数値より見た目です。毎日細身のパンツやスカートをはいてみることは、その確認にうってつけ。完璧にかっこよく着こなせる日まで、自分のからだと楽しく付き合ってくださいね。

■第６０１回　1週間でキュートな小顔になるための、最強メソッド3選。

誰もがやっぱり、なりたい小顔。友だちと写真を撮るときなど、ついつい後ろに下がりたくなる気持ち、とってもよくわかります。

でも、小顔になるのはそんなに大変なことではありません。ちょっとのコツさえつかめば、今よりぐっと、顔はひきしめられるんです。


まず、簡単なフェイササイズを覚えましょう。

口いっぱいに空気をためて、フグのように頬を思い切りふくらませます。軽く頬に痛みを感じるくらいふくらませたら、5秒キープ。それからゆっくり空気を吐き出していきます。これを5セット！　

日頃あまり使うことのない顔の筋肉を動かせるので、「効いてる」実感があるはずです。むくみもとれますから、習慣にしてください。


慢性的な顔のむくみにお悩みの人は、「カリウム」が豊富に含まれた、果物や生野菜をたくさんとりましょう。特にバナナ、アボカド、キウイがおすすめ。おやつにぜひ食べてください。からだの余計な水分が排出されて、すっきりしますよ。

同時に、塩分の強いものは控えめに。特に、塩と砂糖を一緒にとらないようにすると、かなりむくみにくくなります。

中でも一番避けたいのは、甘い菓子パンです。パンの中にはかなりの塩分が含まれているので、そこへチョコやキャラメルといった糖分を加えれば、あっという間にむくんでしまうのです。


そしてとっても大事なのは、顔を隠そう、隠そうとしないこと。アップスタイルのときなど、必要以上に顔のまわりにおくれ毛を落としたりせず、すっきりまとめて顔をきちんと出しましょう。

これによる効果は、顔に「緊張感」を持たせることにあります。人から、見られている！　という意識を持つと、顔は自然に引き締まるもの。この、「見られている」意識は、持てば持つほど小顔になれるんです。

なので、日頃から人の視線を気にかけていること。ボケッと無防備でいないで、いつワイプで抜かれても大丈夫な程度の表情でいましょう。

この最強メソッド、試してみれば効果は絶大です。1週間後のあなたを楽しみにしていてくださいね。

■第６００回　イメージ通りのヘアになる！　これが成功するカットのオーダー法。

早いものでこの連載も600回目を迎えました。いつもお付き合いいただき、本当にうれしく思っております。

この連載の間にも、様々な美容のトレンドが生まれては消えていきましたが、このコラムでは、あくまでも王道的なメソッドにこだわって、これからも発信していきます。どうぞ今後とも、よろしくお願いいたします。


さて、そろそろ美容院に行きたいなと思っているあなた。イメージをふくらませて行くものの、いつもどこか仕上がりに満足できないことってないですか？　

思い通りになるようにオーダーするには、いくつかのコツがあります。

たとえば、なりたい髪型のモデルさんの写真を持っていくという方法は、半分OK、半分NG。そのモデルさんと、髪質や顔の骨格、形が違っていると、どうしても同じようにはいかないのです。

なので、この方法をとるときには、自分に近い髪質や顔の骨格のモデルさんの写真を探すようにしてください。もしも「似ている」と言われる芸能人がいれば、その人の写真を持っていくのもいいでしょう。

一番いいのは、過去最高に気に入っていたときの自分の写真です。これなら美容師さんもイメージがつかみやすく、うまくいくはずです。


美容院に行くときの服装も大事です。普段から着ている、一番自分らしさが出ている服で行きましょう。美容師さんはその人のファッションに合うように仕上げてくれるからです。ただし、ボリュームのあるタートルネックや、襟が大きめのトップスはカットがしにくくなるので避けること。

髪の悩みも必ず伝えてください。この部分がハネやすい、ボリュームが出やすい、出にくい、などなど。スタイリングの仕方も質問しましょう。翌日からのお手入れに必ず役立ちますよ。


また、よく言われることなのですが、「何センチ切ってください」というのは美容師さんにとってはやりづらいそう。それよりも、あごや肩、胸など、パーツを指してオーダーするほうが全体的なバランス感がつかめるそうです。

そのとき、絶対こうなったら困る、ということがあればそれも伝えましょう。レイヤーは入れない、髪はすかない、など。


そして最後に、はじめと終わりの挨拶はきちんとしましょう。言葉使いもていねいにしてください。美容師さんも人間です。きちんとしたお客様には、より一生懸命になるものですから、礼儀正しくいきましょう。

思い通りのヘアで、あなたの魅力がますます輝きますように。大成功を祈っています！

■第５９９回　感動する、というのも立派な美容法なのです。

ライブに行くのが好きです。あなたもですか？　

先日も、とっても楽しみにしていたライブに行き、この上ない時間を過ごしてきたのですが、その翌朝に驚くことが起きました。いつも朝はむくみ気味の顔も、妙にすっきりしていて、さらには吹き出物も消えていたのです。何も特別なお手入れをしたわけでもないというのに。

思い当たることといえば、心の底からライブに感動して、心がきれいにクリーニングされたこと。それしかありませんでした。


本当にこのような現象が起こると、精神状態と肌、そしてからだとの関係をあらためて見直してしまいます。吹き出物やむくみは、肌やからだにとって、あってはおかしいものです。正しく代謝が行われていれば、余計な角質も、脂肪も水分は排出されていくので本来できないものなのです。

代謝をスムーズにさせるためには、栄養や運動も欠かせませんが、心の環境を整えることも重要なこと。

怒りや不安、嫉妬などなど、ネガティブな感情を味わってしまう機会はどうしてもありますが、これをそのままにしておくと、心の元気がなくなって、イキイキと活動することができなくなってしまいます。

これが、代謝を悪くさせる大きな原因なのです。


肌やからだのトラブルに見舞われたら、まずは自分の心の状態をチェックすること。それが回復への近道です。

毎日お風呂に入るように、心も毎日クリーニングしたいものです。

それには、一日一度、感動する習慣を持つのがおすすめ。

感動することは心の汚れを落として、明るいエネルギーを補充してくれる、一番のセラピーなのです。本でも、音楽でも、映画でも、感動できる材料を多く持っている人には、美容の神もエールを送らずにはいられないでしょう。


世の中、感動に敏感な体質になったもの勝ち。これは本当に、確かなことなのです。

あなたも、いつかステージで多くの人々に感動を与える人になるために、ぜひ毎日たくさん感動して、柔らかな心の持ち主になってくださいね。