ビューティー・サーカス

2016年10月

■第576回 ダイエットをはじめたら、しばらく体重は測らないで!



ダイエットをはじめると、日に何度も体重計に乗りたくなるものです。

そして、がんばっているはずなのに、思ったほど体重が減っていないことにがっかりしてしまって、やる気が失せてしまうことってありませんか? 

これはとってももったいないこと。何故なら、体重に変化はなくても体型には確実に少しずつ変化が起きているからなのです。

各種のビタミン、ミネラル、食物繊維をきちんととって毎日しっかり運動をしていれば必ずシルエットは変わってくるものです。


私事ですが、過日にこんなことがありました。仕事がとっても忙しくなって、パソコンの前からほとんど動けない状態になってしまい、食べるのも面倒になった結果、数日間でマイナス2kg! 

ところが、喜んだのもつかの間、いつもは楽にはけるスカートがきつくなってしまったのです。これは、運動不足と栄養不足で下半身がむくんでしまい、さらには体脂肪率も上がったため。

体重が減っても、これでは見た目はまったくよろしくないですよね。このことが具体的にわかる例があります。それは、あのオードリーの春日氏と出川哲郎氏の体重はどちらも74kgで同じという、ちょっと信じられない事実です!

身長差はありますが、からだが筋肉でできているか脂肪でできているかで見た目の印象はまったく違ってくるものなのです。


そこで、ダイエットをはじめたら体重計に乗るのはしばらくの間、やめてみることをおすすめします。

それよりも、測るならサイズです。

ウエスト、下腹部、太もも、ふくらはぎ。

この4点を計ると、からだが引きしまっている具合がよくわかります。


そう言えば、ダイエットに挫折する原因に、「停滞期」というものがありますが、これも体重を測らなければスルーできます。

体重に一喜一憂するのはとっても無駄なこと。本当に重要なのは見た目なのです。

今の体重が何kgであろうが無視してしまって全然大丈夫。それよりも、スカートがゆるくなったとか、階段が楽に上がれるようになったとか、そんな変化を大切にしましょう。理想のスタイルまで、きっとあと少しです!





■第575回 今日から太らない体質になる方法。



あなたは、自分のことを太る体質だから太るのだと思っていますか? 

確かに「太る体質」「太りにくい体質」というものは存在します。

ですが、太る体質であっても、太らずにいる方はたくさんいます。それは食事や運動などをきちんとコントロールしているからです。

そしてまた、もうひとつのポイントに、「私は太りやすい」という思い込みが、「太るからだ」を引き寄せてしまうところも大いにあります。「病は気から」と言いますが、まさにその感覚。

私は太る体質なのだと思い込んでいれば、お望み通りそのようになっていくんです。


食事制限もがんばっているのに、何故かダイエットに成功できないというお悩みのある方は、ぜひ一度自分のメンタルを見直してみてください。

そこで今週、ご提案したいのは、痩せたい、とか太りたくないといった気持ちをきれいさっぱり削除してしまうことです。

そして、その思いを捨てられたならば、意識を一新しましょう。

食事の改善も運動も痩せるためではなく、元気に、イキイキするために行なっているのだという思いを新たにインストールするのです。

体重や体脂肪のこと、贅肉のことなどは忘れて(体重も計らずに!)ただひたすら、からだに起きてくる軽やかさや、すがすがしさにフォーカスしてみてください。

すると、確実にからだは変わっていきます。それは、誰にも備わっている「美の自動装置」が動き出すからです。

この装置は、ネガティブなものに意識が向かなくなればなるほど活発に働いてくれるもの。そして人を最適な体重に導いてくれる、頼れるシステムなのです。

これを発動させない手はありません! 考えてみれば「太る」などという言葉はあまり気持ちよくないものですよね。


美にとって、不快なことは悪影響にしかつながりません。

なりたくない、引き寄せたくないものは一切頭の中から排除してしまうのが、かわいく、きれいになれるコツです。

あなたならではの魅力は、気持ちよさや楽しさがあってこそ、磨かれていきます。

もう、「太りやすい」などという思い込みは捨ててしまってくださいね。





■第574回 足がつりやすくなったら、太りやすくなるとき!? マグネシウムを補給して!



突然に襲われる「足のつり」。本当に嫌なものですね。

一刻も早く楽になるには、足がつりはじめたらすぐにこわばった筋肉をストレッチすること。早くほぐそうと焦らないで、そーっと、ゆっくり行ないましょう。

これである程度痛みがおさまってきたら次はマッサージです。こわばっている箇所をよく触って、痛くない程度の力でほぐしていきます。

気をつけたいのは、早く治したいからと、強めにマッサージしてしまうこと。かえって痛みが長引くことになりかねません。寝ているときに足がつったら、立てば治ると言われることもありますが、それはガセネタ。まずはストレッチとマッサージで痛みをのがすようにしてください。


そして何より肝心なのは足のつりの原因を押さえることです。

たくさん運動をした日はよくお風呂であたたまって血行をよくしたら、ふくらはぎをストレッチして筋肉疲労を和らげてから寝るようにします。


そしてもう1点、重要なことは食生活の見直しです。足がひんぱんにつるときはマグネシウムが足りないと言われています。外食ではなかなか十分にとれない栄養素ですから家で意識してとるようにします。

ナッツ類と海藻を常備しましょう。ナッツは歯ごたえもよくて美味しいものですし、海藻は比較的手軽に食べられる食材です。

乾燥わかめやもずくなどのほか、コンビニではスナック菓子の代わりに塩分控えめのおしゃぶり昆布やミックスナッツをチョイスしましょう。

また、マグネシウムが不足すると基礎代謝も下がってしまって、太りやすくなるので要注意! 足がしょっちゅうつるようになったらマグネシウムをしっかりと補給し、代謝をあげるときというサインでもあるのです。


からだはちゃんと、あなたに起こっている変化を知らせてくれます。普段とはちょっと違うな、と思ったら、ぜひ食生活や運動をしているかを見直して。

いつも元気でいられれば、あなたの魅力はどんなときも100%アピールできるのですから。





■第573回 愛らしさの決め手、幸福感が足りなくなったときの処方箋。



メイクにヘアスタイル、そしてファッション。どれも私たちを素敵に、可愛くしてくれる、頼れるアイテムです。

ですが、これが足りなくなると、あっという間に残念な印象の人になってしまうという、大事なものがあります。それは、「幸福感」なのです。

いつもほんのりとハッピーな気分でいることほど、人を愛らしく輝かせてくれるものはありません。今日もごはんが美味しい、おしゃべりが楽しい。そんな些細なあれこれを、いつもうれしくとらえられる自分でいたいですね。


ところが、どうしたものか時折、何もかも面白くなくなって「なんとなく不幸な気分」になってしまうことがあるものです。

そんなときに、ちょっと振り返ってみていただきたいのが、今の自分は「自分の思うままに行動しているか」ということ。

たとえば、自分が心から好きなことが見つかって、それをやりたいと思ったとします。そのときに、人にどう思われるかな? なんて考えて、ためらってしまったりもするものです。

わかってもらえなかったら、賛成してもらえなかったら、ショック! そんな気持ちも、確かにあるでしょう。でも、そこで考えたいのは、自分は、人の意見のために生きているのかということ。自分の気持ちをごまかすことで成り立つ人間関係に、何の意味があるでしょうか。大切にしたいのは、思いのままに行動する自分を理解してくれる人に決まっていますよね。


幸福感を薄れさせないためには、自分に正直でいることが一番です。 自分の心に芽生えたものなら、思い切り大胆に、ゴーサインを出していいんです。

これにとまどってしまうほど、自分への信頼感が減っていきます。「私ってダメな子」と思うようになったら、とてもイキイキとした可愛らしさは発揮できません。

人に迷惑さえかけなければ、やりたいことはやっていいのです。オーデも新しいレッスンも、自分の思いのままにトライしてください。その勇気とやる気こそ、あなたらしい魅力を引き出してくれる魔法の気持ちです。応援していますね!




ユウコ
ユウコ●スキンケア、メイク、食事、ダイエット、アンチエイジングなど美容に関することならなんでもお任せの美容ライター。著書に「韓国美女の美容道52」「ハッピーラッキー美人の秘密」がある。
ウエルネス&ビューティーライター ユウコ公式サイト
http://yukomotoyama.com/
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