ビューティー・サーカス

2016年03月

■第546回 そのニキビ、ケアのし過ぎが原因かも?



 春はニキビができやすくなる季節です。花粉の問題もありますし、新入学やクラス替えなど、環境の変化によるストレスも重なるため、肌にとってはつらいとき。

 そしてもうひとつ、とっても大きな原因があります。

 それは、スキンケアのし過ぎです。


 冬の間は乾燥対策で、ローションでの保湿のほかに、油分の強いクリームをしっかり使っていたかも知れませんが、気候が変わった今、そのケアは肌にとっては負担になるばかりです。

 また最近は、ちょっと背伸びをして20代向けのコスメでお手入れをしている方もいるようですが、これもNG。年齢が上がるにつれて、コスメの成分も「濃く」なるんです。それほど栄養分を必要としない肌に、濃いローションやクリームをつけてしまったら、それは異物とみなされます。それで、ニキビとなってあらわれるのです。


 本来、20歳まではスキンケアのためのコスメは要らないという説さえあります。何もしなくても、水分も油分も自力で補えるため、ここで余計な栄養分を与えてしまったら、食べ過ぎで太るように、肌も荒れてしまうというわけです。

 これからは、そのあたりをぜひ意識してケアしてほしいと思います。


 ちなみに今、肌の調子がよくない人は、数日間ローションもクリームも、一切使わないでみてください。おそらく、何の問題もないはずです。洗顔後はちょっとつっぱる感じがしても、気がついたらしっとり潤っているでしょう。

 特に今、ニキビで悩んでいる人は、ぜひやってみることをおすすめします。コスメに邪魔をさせずに、肌に備わった力だけで自然に潤わせることを続けていると、肌の代謝が整ってきて、ニキビの改善に役立ちます。


 あれこれニキビの対処法はありますが、もっとも確実なのは

 ?しっかり睡眠をとる(日付が変わってから寝るなんてダメ!)

 ?清潔にする(枕やタオルにも気をつけて) 

 ?お通じをよくする(新鮮な野菜や果物をたくさんとって)

 ?ストレスをためない(自分ならではの解消法を見つけて!) 

 当たり前過ぎるようですが、実はこの4つに限るのです。

 コスメに頼るよりも、心とからだを大事にするほうが先。自分の中の「自然治癒力」を信じてきちんと生活すれば、いつの間にかニキビも退散しているはずですよ!





■第545回 もっと「呼吸」を意識しよう!



 毎日当たり前のように行なっている「呼吸」。もしも突然止まってしまったら、命に関わるほど大事なものなのに、普段意識を向けることはあまりありませんよね。

 ところが、呼吸というものは、私たちのコンディションを実にはっきりあらわしているのです。

 たとえば、とってもイライラしているときは、呼吸は浅いですし、怒っているときは明らかに早いもの。反対に、癒されてほんわかしているときは、ゆったりと深い呼吸が行なえています。

 心とからだにとって一番理想的なのは、この「ゆったりとした深い呼吸」。こうした呼吸ができていれば、肌の細胞もイキイキしますので、ニキビなどのトラブルも起きませんし、何と言ってもメンタルが安定するため、甘いものを食べ過ぎてしまうなど、ストレスによる過食に悩むこともありません。



 なので、ちょっと調子が悪いと思ったら、まずは呼吸の様子に目を向けてほしいと思います。呼吸は楽に、気持ちよくできているか、胸のあたりに余計な力は入っていないかと。

 スムーズに呼吸ができていないときは、調子が崩れる前触れです。すぐに呼吸を整えていきましょう。

 呼吸が乱れるときは、どうしても息を吸い過ぎてしまっています。これが呼吸を苦しくする原因。先に思い切り息は吐き出します。すっかり吐ききったところで力を抜くと、後は自動的に必要な分だけ息が吸えます。

 呼吸は、「吸って、吐いて」と言われますが、実は反対で「吐いて、吸って」が自然なのです。吐くことを先にすることが、からだにとっての楽な呼吸。すると、呼吸の早さも深さもちょうどよく整っていくのです。



 心とからだに、何かしらの異変が起こったら、とにかく呼吸を感じてみましょう。そして、「吐いて、吸って」のペースに戻せば、徐々にバランスが整って、落ち着いてきます。

 緊張したら深呼吸と言われますが、これも吐くことを大事にすると、効果は倍増! オーデの前には必ず、思い切り息を吐き切ってからの呼吸をしてください。

 呼吸の仕方次第で、自分のコンディションはいくらでも変えられます。自分で自分をベストにできる安心感をどうぞ味わってくださいね。





■第544回 ダイエットの「やめどき」を見極めよう。



 ダイエットの話題ほど、いつでも確実に盛り上がるものはありませんね。誰かがダイエットをはじめたとなれば、周囲は全員レポーターになるでしょう。なかには1年中ダイエット中と言う方もいます。

 しかし、ここで確認していただきたいのが、物事にははじまりと終わりがあるということ。ダイエットも同じです。体重や体脂肪を落とすための行動は、必ず終わらせることを意識していなければなりません。

 目標の体重、体脂肪率まで落とすことができたら、後はもうダイエットのことは忘れましょう。何故なら、やはりダイエットにはストレスが付き物で、どんなにマイペースで行なっていても、それは心にもからだにも、少なからず負担をかけてしまっている行動だからです。


 そしてもっとも気をつけなければいけないのは、「終わりなきダイエット」に突入してしまうこと。

 街で自分よりも細い人を見かけたりすると、「私も、もっと痩せなくちゃ!」という心理が働き、いつまでもダイエットをやめることができなくなる方がいますが、これはかなり不健全なことです。まかり間違うと、心身のバランスを崩すことにもなりかねません。

 そのためにも、ダイエットをはじめるときは、目標をしっかりと決めること。体重、体脂肪率の数字的な設定でもよいですし、2サイズ下のジーンズが入るようになったら終了、という決め方でもよいですね。



 そこでダイエットのやめ方ですが、いきなり高カロリーのものを食べはじめたり、運動を一切やめてしまうような、極端なことを行なうのはNGです。からだが驚いてしまい、体調が悪くなる恐れがあります。

 食事の量は少しずつ戻していきましょう。そして運動に関しては、ダイエットをやめても、無理のない程度に続けていくことをおすすめします。運動することは健康のためにとってもよい生活習慣。太りにくいからだがキープできますし、からだのラインもずっときれいでいられます。

 くれぐれも、ダイエットとは「終わらせるもの」ということを忘れずにいてください。あなたの大切な心とからだを守るためにも。






■第543回 「液状の甘味」にご用心! 甘味はお得にいただきましょう。



 甘いものが嫌いな方は、きっと少数派でしょう。友だちとの時間も、甘いものがあればいっそうハッピーになりますよね。

 ただもうご存知の通り、砂糖は美容にも健康にもよろしくありません。太りやすくなりますし、ニキビなど、肌のトラブルにもつながりやすくなります。

 でも、ひたすらストイックに我慢し続ければ、それはそれでまたストレスに見舞われます。なのでほどよく、上手に楽しむことがきれいになるコツなのです。

 そこで気をつけていただきたいのが、コーラや缶コーヒーなどといった、甘い飲み物です。

 あの缶コーヒー1本には、何とスティックシュガー10本分の砂糖(約30g)が入っていることをご存知でしたか? これは大体ショートケーキ1個分に含まれている砂糖の量と同じなのです。

 同じ30gの砂糖を、すっと飲みこんでしまうのと、ケーキとして美味しく食べるのとでは、どちらが満足感があるでしょうか?

 とにかく飲み物で甘味をとるのは損です。あっという間にお腹の中に入るために「甘いものをとった」という認識も薄くなり、さらに1日に数本も飲んでしまうことも。

 また恐ろしいのは、液体として甘いものを摂取すると、すぐにからだに吸収されてしまうこと。甘いものばかり飲んでいれば、太らないほうがおかしいのです。



 これからずっと太らずに生きていきたいなら、スイーツをあきらめることはありませんが、甘い飲み物とは縁を切りませんか? 

 試しに、運動も食事制限もしなくてよいので、1週間甘い飲み物をやめてみてください。これまでコーラなどを日常的に飲んでいた人なら、それだけで何キロか痩せているはずです。それほど「液状の飲み物」は体脂肪につながりやすいのです。

 無糖の飲み物の味に慣れてくると、いいことはほかにもあります。それまで味覚が繊細になって、野菜の煮物やおひたしといった、からだにいい野菜料理がとっても美味しく感じられるようになります。すると、何もしなくても自然と太らない体質になるのです。

 甘味は液体でとらず、ケーキやチョコなどで、お得に味わいながらいただくのを、マイルールにしてください。それだけで太る心配から解放されますよ。





■第542回 「好きなアイテム」にこだわると、あっという間にきれいになれる!



「今日、なんかすごくかわいいね! いい感じだね!」

 そんなふうに言われることってあると思います。

 では、そう言われた理由はいったい何なのでしょう。ヘアやメイク、ファッションがばっちり決まったからでしょうか。それも理由の一部ではありますが、もっと重要なポイントが、実はほかにあるのです。

 それは、あなたの「気分」がいいから。

 ほどよくテンションも高く、ほんのりとハッピーな気分でいるから、いつも以上に輝いて、かわいらしく、人の目に映るのです。


 たとえばがっくりと落ち込んでしまっているときの、鏡に映ったあなたの顔を見たことがありますか? 

 そんなときは、どんなにきれいにメイクが整っていたとしても、鏡の中にはどんよりと瞳を曇らせた、輝きのない自分が映っていたと思います。

 まさに「気分」というものは、外見にダイレクトに直結するもの。

ということは、常にいい気分を保っていられたら、いつも魅力が存分に発揮できるのです!

 そこでご提案したいのは、あなたが普段使っているアイテムの、すべてを自分の好きなものにこだわって選ぶこと。

 ボールペンひとつにしても、適当に決めずに、自分が一番気に入ったものを使うのです。そうして、身の回りが大好きなもので囲まれていくと、それだけでも気分は上がりやすく、下がりにくくなります。

 さらに、こまめに掃除や片づけをして、環境を整えておけばベスト! 快適な場所に身を置くのも、気分を上げる有効なテクニックです。


 そして、ちょっと気分が落ちてきたなと思ったら、すぐに好きな音楽を聴いたり、好きな本を読んだりと、好きなものと関わるようにします。

 こうして、好きなアイテムで気分をよくすることが習慣になってくると、だんだん落ち込むことに抵抗感を感じるようになってきます。落ち込みたくなくなってくるのです。すると、気分がいいのが普通、という状態に。

 いい気分で過ごすと、見た目はもちろん、運も上がるそう! 好きなもののパワーを借りて、いつもほがらかでいてくださいね。いいことあります!(^^)!




ユウコ
ユウコ●スキンケア、メイク、食事、ダイエット、アンチエイジングなど美容に関することならなんでもお任せの美容ライター。著書に「韓国美女の美容道52」「ハッピーラッキー美人の秘密」がある。
ウエルネス&ビューティーライター ユウコ公式サイト
http://yukomotoyama.com/
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