2016年01月
■第537回 具体的な数字をはっきりさせて、目標達成!
早いもので1月も終わりに近づいています。一年のはじめに決意したことは、達成に向かって進んでいますか?
今年こそ、きれいに痩せる! 今年こそ、オーデに合格する! それぞれに目指すところがあると思います。
さて、ではその目標を確実にクリアするために、これだけは押さえておきたいポイントをお伝えしましょう。それは、達成のためにはいったい何をすればよいのか、そしてどのくらい行なえばよいのか。これをきちんと明確にすることなのです。
何をすればよいのかは、もうおわかりでしょう。問題なのは、「どのくらい」という点です。ここを曖昧にしておくと、大して熱を入れてやっていなくても、何となくやったような気がして安心してしまい、成果につながりにくくなります。そしていつの間にか嫌になって投げ出してしまっては、自己嫌悪にもなりかねません。
そんな悲劇を避けるには、「どのくらい」という点を、はっきり具体的に決めるべき。それは数字であらわすこと、これが一番です!
ご褒美の甘いものは、週に「1回」。ストレッチは朝晩「10分」。腹筋は「20回」。こんな感じで、とにかく数字を使って、やることを決めておけば取りかかりやすく、またやり終えたときに、きちんと達成感がきます。
ボイトレや演技のレッスンも、時間ができたときにやる、というのではなく、とにかく「週に何回」と決め、スケジュール帳に書いてしまうのがコツです。人間は不思議なもので、数字を使うと、努力することが楽になるのです。
どれほどがんばればいいのかを数字で把握しておくのは、精神衛生上にもいいこと。特にストレスに弱い方にはとってもおすすめです。これだけやればまず大丈夫、と思えるのは、自信にもつながるからです。
私も日々、「ブログは毎日1回更新」「週に5冊は本を読む」などとやるべきことを数値化して、自分をコントロールしています。ついサボってしまって、それで不安になってしまうという方は、ぜひ数字を味方にしてください。
数学は嫌いでも、数字は嫌いにならないで!(^^)!
■第536回 甘いものは、ひとりで食べない。家でも食べない!
寒い季節には、どうして甘いものが美味しく感じるのでしょう。しかも、あっさりしたフルーツのゼリーなどより、チョコやチーズなどのこってりした甘さのほうが断然食べたくなるものです。
これは熱量の高いものをとって、からだを温めよと脳が指令を出すためです。しかし、本能にまかせて食べていれば、コートを脱ぐときに真っ青になってしまいます。このあたりで、スイーツとの関係性を見直していきましょう。
大切なのは、甘いものを食べることを癖にしないこと。熱量はからだの温まる味噌汁や野菜スープにおにぎりを添えるなどして補いましょう。ある程度炭水化物をとっていれば、それほど甘いものを食べたくならないものです。
そして、甘いものはひとりで食べないことです。必ず家族か、友だちや彼など、誰かと一緒に食べるべきです。それは、会話が生まれることで、脳が早く満足するからです。
ひとりで黙々と食べていたら、チョコ菓子をひと箱、あっという間に空けてしまったことはありませんか? それはただ、食べることだけに専念してしまったせいです。おしゃべりしながら食べれば、話すという行為で口も使います。これはとってもいいこと。口を食べることだけに使うと、どうしても食べる量が増えるというデータがあるんです!
また、なるべく甘いものは家で食べないようにしたいもの。家ではリラックスし過ぎるため、気がゆるむのがよくないところです。ケーキを食べるなら、そのためだけにおしゃれをして出かけていくのです。すると緊張感も手伝って、1個食べれば十分と思えるはず。
でも、どうしても家で食べるという場合は、用意するのはその1回分だけのお菓子だけにします。決してお菓子を買いだめしてはいけません。あると思うと、食べ過ぎてしまうでしょう(笑)? この、わざわざ1回分だけを買いにいくというのが、甘いものを食べ過ぎない、当たり前過ぎるコツなんです。ぜひ守ってくださいね。
甘いものの食べ過ぎは太るだけでなく、体内のカルシウムを減らしてイライラしてしまうというデメリットもあります。どうぞご用心を!(^^)!
■第535回 新年早々、すっきりしないあなたへ 食物繊維はこう取ろう!
お正月が終わって、通常の日々がはじまっていますね。新年以降に意外に悩んでしまうのが、便秘の問題です。いつもは順調という方も、何故かリズムが狂いがちになるよう。
今の時期に便秘しやすくなるのは、お餅をよく食べるからと言われていますが、これは半分は正解です。というのは、別にお餅自体は、もとをただせばお米ですから、特別便秘を招く食品ではありません。
ただ、お餅はお米をギュッと凝縮したもの。カロリー的には、大体お餅2個とごはん1杯が同じくらいなのですが、お餅は凝縮してある分、お腹にずっしりとたまります。そのため、お餅で満足をしてしまって、野菜や海藻といったものをあまり食べなくなりがちです。その結果、食物繊維が圧倒的に不足することで便秘になりやすくなるのです。
お正月の料理にも、なますやお煮しめなど、食物繊維のとれるお料理はありますが、きなこもちや磯辺巻きなどの美味しさにはまって、そればかり食べていたとしたら、お腹が詰まってしまうのも無理はありません。お正月からため込んでしまった毒素を出すためにも、これからはしっかりと腸のお掃除役である食物繊維をとっていきましょう。
そこで気をつけたいのが、食物繊維の種類です。繊維をとろうと思うと、ごぼうやさつまいもなどの根菜をイメージすると思いますが、それだけではかえって腸の負担になってしまいます。こうした根菜類は「不溶性食物繊維」と呼ばれる、便のかさをふやすもの。不溶性の繊維を生かすには、「水溶性食物繊維」というものも、同時にとらなくてはダメなんです。この水溶性食物繊維は、便をやわらかくして、すんなり出ていきやすくしてくれるもの。海藻類や果物、納豆やこんにゃくに多く含まれています。
目安としては、水溶性食物繊維2に対して、不溶性食物繊維は1の割合でとるのがベスト。果物と焼き芋でおやつにするなど、とってもいいですね。
気持ちのいいお通じがあると、気分も晴れ晴れと、前向きになれます。受験を控えている方は、特に便秘は集中力の低下を招きますので、毎日すっきりできるように、きちんと食べてがんばって! 心から応援しています。
■第534回 自分を作る原材料を意識しよう!
あけましておめでとうございます。昨年はご愛読いただきありがとうございました。本年も、皆さまのお役に立てる楽しいお話をお送りしていきますので、どうぞよろしくお願します。
今年初のコラムでは、美容の基本を見直すべく、
「自分は何で出来ているのか」
これについて確認してみたいと思います。
何と言っても、私たちのからだは食べ物から出来ています。肌も髪も爪も、すべて自分が食べたものの結果なのです。外側からのお手入れでもその状態は変わりますが、ベースはやはり食べ物。きれいになるには、自分を作っている原材料の質を上げることが欠かせないのです。
食べ物について考えるとき、私たちはつい、その「量」と「カロリー」について考えてしまいがちです。それはどうしても、太りたくないという気持ちが働くからでしょう。ですがそれよりも大事なのは、その食材の品質なのです。
具体的に言えば、フレッシュかどうか。今から食べようとしている物は、みずみずしく、新鮮な食材であるかを気にしてみる習慣をつけていただければと思います。
新鮮なものであるほどに、その食べ物は私たちの細胞を元気づけて、「あるべき美」に向かわせてくれます。私たちは食べ物から、「命」をいただいていますので、その「命」がイキイキとしているかどうかで、私たちの美や健康も変わってくるのです。
では、新鮮であるかどうかのシンプルな見分け方をお伝えします。それは、なるべく原形に近いもの。さらに言えば工場で加工をされていないものです。じゃがいもならば、ポテチよりも、ふかしてバターをのせたもの。果物なら、ジャムやゼリーより、そのままのもの。こう考えると、何となく感じがつかめてくるでしょうか。
私たちは本当に、食べ物によって生かしていただいています。一年のはじめにそんなことを考えてみると、痩せるために食事を制限することより、元気でかわいくいるためにちゃんと食べていこうと、考えが変わってくるでしょう。
今日食べたものが、明日の私を作る! そんなことを少し意識しながら、2016年、心とからだを大切に過ごしていってくださいね。
ユウコ
ユウコ●スキンケア、メイク、食事、ダイエット、アンチエイジングなど美容に関することならなんでもお任せの美容ライター。著書に「韓国美女の美容道52」「ハッピーラッキー美人の秘密」がある。
ウエルネス&ビューティーライター ユウコ公式サイト
http://yukomotoyama.com/