ビューティー・サーカス

2015年06月

■第506回 誰かのファンになる前に、自分のファンになりましょう。


 あなたにも、大ファンのモデルやアイドル、俳優さんなどがいると思います。きっと、「その人のどこが好きなの?」と聞かれたら、すぐにすらすらと説明ができることでしょう。

 では、あなたのいいところはどこかと聞かれたらどうですか。多分これは、オーディションの面接でもバイトの面接でも必ずといってよいほど聞かれることだと思いますが、その際に、ちゃんと「本当のこと」を答えられているでしょうか。

 そこで、自分についてあまり深く考えもせずに、とりあえず一般的によいと思われそうな答えを言ってしまったことのある方、どうぞ次回からは、そうしたことはやめていただきたいと思います。

 何故なら、本当に自分で感じた「自分のよさ」を伝えるとき、その人の魅力の説得力は、ものすごく上がるからです。

 つまり、オーディションなどの合格率に、とっても影響するのです。

 でも、自分のいいところなど、全然わからない。そうおっしゃる方もいることでしょう。では、どうして好きなモデルさんのいいところなら、いくらでも挙げられるのでしょうか。それは、あなたがその人のファンだからです。姿を見るたびにときめいて、感動できる相手だからこそ、たくさんいいところが浮かんでくるのです。

 ならば、あなたも自分自身のファンになってしまえばいいのです! 

 特定の人のファンになるとき、まず行なうのは、その人の作品を観まくったり、載っている雑誌を買ってきて読みふける、などということでしょう。その人のことが知りたくてたまらなくなるからです。

 その「知りたい」気持ちを、ぜひ自分自身に向けてみてください。自分が自分のインタビュアーになったつもりで、自分について質問してみるのです。

 すると、今まで気づかなかった、自分の意外な本音や、好みなどがわかってきて、驚くことがあります。自分自身のファンというスタンスで、自分について考えてみると、たくさんの「強み」が見つかるものなのです。

 誰かのファンになるのも楽しいですが、その前に、まずは自分のファンになってください。その途端に、あなたの魅力は一気にグレードアップするはずです!





■第505回 下着の魔法を信じてみましょう。


 もしも100%成功する衝動買いがあるとすれば、それは下着のショッピングだと断言します。

 そもそも衝動買いしてしまうときというのは、ストレスや欲求不満を感じているときです。それて気分を変えたくなって、新しい何かを手に入れたいと思うのです。

 しかし、その気持ちは、ただ単に何かを買いたい、と思うだけで、それは決して、今の自分にとって必要なものを選んで買う、という前向きなショッピングにはつながりません。そのため、衝動買いの成功率が上がることはないのです。

 でも、それでも何か新しいものを買って、リニューアル気分にひたりたい! そんなときは、迷わず下着を買うのが正解だと思います。

 真新しい下着を身につけることほど、気持ちのいいことはありません。ちょっと生まれ変わったような気分にさえなってしまいます。そして、常に新品同様の下着を身につけていると、からだもそれに反応して、心なしか引き締まってくるような気がします。

 シルエットのためにも、少しでも古ぼけた下着はさっさと処分するのがベター。ですから、衝動的なお買い物欲を下着にぶつければ、緊張感のある引き締まったからだになることは、十分に可能になります。

 さらにこの下着は、これから目指す理想の自分に最短でなれるという魔法もかけてくれます。キュート、清楚、セクシー、などなど、なりたい路線の下着をつけてみましょう。すると、不思議にそんなふるまいができるようになり、気付いたら理想通りの自分になれていた、という奇跡が起こります。勝負下着という言葉がありますが、これはいつ脱いでも恥ずかしくない下着をつけていることで、絶対に大丈夫という気持ちになれるから勝てるのです。

 魅力をアップさせるには、まずは自分に対するイメージを上げること。なりたいイメージにぴったりの下着は、とにかく「その気」にさせるので、「わたしはキュート」「わたしはセクシー」と自己認識ができるため、あっという間に変身できるのです。

 突然の衝動買い欲が生まれたら、迷わず下着ショップへ!





■第504回 その言葉、相手に「届けて」いますか?


 仲のよい友達と集まっておしゃべりする時間は楽しいもの。最近は女子会だけでなく、男子会も盛り上がっているとか。恋バナから美容話、そして「ここだけの話」まで、尽きない話題に、気がついたら何時間もたっていて、びっくりしますね。

 しかし、解散してひとりになったとき、楽しかったはずの時間なのに、何故か空しく感じてしまった、という経験をお持ちの方はいませんか。あんなにお腹が痛くなるほど笑ったのに、どうしてなのでしょう。

 それは、おそらく自分が発した言葉が、相手にきちんと届いていなかったからだと思われます。というよりも、しっかりと相手の心に届くように、意識をして伝えなかったからです。

 いわゆるマシンガントークをしてしまうと、相手の印象に残るのはその内容よりも、話のテンポや表情、キャッチーなキーワードばかり。言葉を聞くと言うよりは、単なる音声を聞いたというだけで終わってしまいがちです。

 人間は、人と会話をするときに、自分の思いが伝わったと思えたり、また相手の言葉をきちんと受けとめて、そこに共感や意見が生まれたりしなければ、心が満たされることはありません。

 がやがやと、テンションの高い言葉のボールが飛び交うばかりで、そのボールがどこへも着地することなく、ただ次から次へと転がっていくだけでは、空しくなるのも仕方のないこと。それは大好きな友達と一緒に過ごしたという満足感が得られないままに、その時間が終わってしまうからです。

 これからは、気軽な会話のときでも、相手の目を見て、その心に向けて、ていねいに話すようにしてみませんか。

 すると相手の反応も変わってきます。もっと心が通じ合える会話ができるようになってくるのです。

 もちろん、ときにはノリ一発勝負のにぎやかなトークもよいですが、こうして相手との間に何かが生まれるような会話ができると、それは心が安らぎ、仲のよさもいっそう深まるものです。

 そしてさらに、自分自身を表現することもとっても上手になります。そうなれば、オーディションの結果も違ってくること間違いありません。相手の心へ届ける会話、心がけてみてくださいね(^。^)。





■第503回 食べたくない、という気持ちに逆らわないで。


 人間、毎日食欲が一定しているものではありません。無性にお腹が空く日もあれば、反対に何故か一向に何も食べたくないという日もあるものです。

 こんなとき、変に心配することはありません。無理してでも何か口に入れようとしなくても大丈夫。かえってそんなことをすれば、休みをとりたがっている内臓に負担をかけてしまいます。

 何となく食欲がないというときは、からだが消化することに疲れていると考えてみると、納得できると思います。また余程激しくからだを動かしていない限り、エネルギー不足でダウンするということはないものです。

 そしてわたしたちは、そもそも日常的に少々食べ過ぎの状態にあります。ジュース断食が流行っていますが、これはダイエット目的ではなく、からだをリセットするためです。この栄養過多の状態を脱しないと、体内の機能もうまく働かなくなるからです。

 脂肪を燃やしたり、新しい肌細胞を生み出す力も弱まってしまうので、1日3食をしっかり食べているような人は、時々こうして「食べない」時間をとることでちょうどバランスがとれるのです。

 食欲がないな、と思ったら、からだを休めるチャンスが来たと、よろこぶくらいでいいでしょう。本当にお腹が空いて、心の底から何かが食べたいと思うまで待ってみてください。 

 その間、体力は落ちるどころか、むしろ上がるはず。ただ、注意したいのは、必ず水分だけはとることです。

 そして甘い飲み物は控えてください。せっかくからだを休めているのに、糖質がからだに入ってくれば、また消化のために内臓を働かせることになってしまいます。さらに甘い飲み物は食欲を押さえる作用があるので、本来の食欲が戻るタイミングを狂わせてしまいます。

 お水か、無糖のお茶を十分に飲んで、よくトイレに行くようにすると、いっそうデトックスも進みます。

 本来の美を引き出すには、からだからのリクエストにこたえることが一番。「食べたくない」というサインには、安心して従ってみてくださいね(^。^)!





ユウコ
ユウコ●スキンケア、メイク、食事、ダイエット、アンチエイジングなど美容に関することならなんでもお任せの美容ライター。著書に「韓国美女の美容道52」「ハッピーラッキー美人の秘密」がある。
ウエルネス&ビューティーライター ユウコ公式サイト
http://yukomotoyama.com/
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