ビューティー・サーカス

2015年02月

■第489回 セルフイメージ向上作戦 (その1)


 セルフイメージという言葉、聞いたことがありますか。自分に対して抱いているイメージのことなのですが、実はわたしたちのすべては、このイメージによってできています。外見や性格はもちろん、今いる環境、人間関係、仕事、趣味など、全部自分が自分に対してイメージした通りに作られているのです。

 つまり、セルフイメージは高ければ高いほどよいことになります。

 しかし、気を付けていないとこのイメージはすぐに下がってしまいます。その一番の原因になるのは、何といっても「人からの評価」。
わたしたちは生まれてからずっと、人から評価され続けて来ました。生まれたそのときからもう、「丸々としてかわいい」などと評価されてしまうのです。親きょうだいはもちろん、成長するにつれ、先生やら先輩やら、友人やら、仕事に就けば上司などなど、評価してくる対象は増えるばかりです。

 プラスの評価ばかりしてもらえれば気分もいいのですが、世の中そうは甘くありません(笑)。これがセルフイメージが下がってしまう大きな原因です。

 そこで気を付けたいのは、よくない評価を受けたときの自分の気持ちです。
もし、「ああ、本当にそうだ。その通りだ」と感じたなら、つつしんで評価を受けとって、すみやかに改善すればOKです。
一方で問題なのは、「そんなことはない。この人はわたしをちゃんと見ていない」と感じた場合です。このとき、気をつけないと人は傷つきます。正当に評価されないときほど、自分への信頼感を失うことはないからです。

 そこで心掛けたいのは、「同調しないこと」です。ああこの人は間違えているなと、そう認識すればいいのです。誰しも間違いはあるので、仕方のないことなのです。ここで、安易に同調してしまうと、本来の自分のよさが曇ってしまいます。人の評価に対して、直感的に「違う!」と思った場合は、ほぼ正解です。安心して心の声にしたがってください。

 間違った評価に同調しなければ、セルフイメージが下がることはありません。

 来週は、このセルフイメージの具体的な上げ方をご提案します。どうぞお楽しみに!(^^)!





■第485回  ダイエットのコツは、「消化パワー」にある!


 皆さんがダイエットをするとき、ほとんどの方はまず食事制限、カロリー制限を考えると思います。

 ですが、もっと意識したいのは、「消化する」ことです。食べたものが完全に消化できなければ、それは老廃物となって体内に残ります。そして最終的にその老廃物が脂肪に化けてしまうというわけです。

 消化する力が弱い人の特徴に、必ず満腹になるまで食べるということがあります。苦しくなるまで食べると、翌日は胃もたれや便秘を起こすことがありますが、これは消化する器官である、胃、小腸、大腸に負担をかけてしまったからです。

 さらに満腹になると肌にもダメージが起きます。消化を促そうと、胃腸へ血液が集中するので、他の部分に流れる血流が不足します。すると、肌へも十分な血液が回らなくなるため、、老廃物もたまりやすくなります。その結果、くすみ、クマ、ニキビなどがあらわれてしまうのです。

 消化する力を上げるには、満腹になる手前で食事を切り上げること。これが一番の方法です。また、これからは、カロリーのことより、消化しやすいかどうかを考えて食べ物を選ぶことも考えてください。脂分の多い肉やバターなど、動物性の脂肪は避けたほうがよいでしょう。1食の中には、必ず新鮮な野菜を使ったメニューを組み込むこと。寝る直前の食事も消化不良の大きな原因となりますので控えましょう。

 食べたものがきちんと消化できているかは、舌を見ればわかります。ピンク色であるはずの舌に、「舌苔」と呼ばれる白い汚れがついていたら、消化不良を起こしています。これは口臭の原因にもなりますから、「タンクリーナー」という専用のヘラか、大きめのスプーンを使って取りのぞいてください。

 同時に、心の中にもストレスをためておかないこと。上手に気分転換して、イライラ、もやもやを消化しましょう。

 消化不良は美の大敵。要らないものは心にもからだにも残さない! そんな強気な姿勢で、軽やかに毎日を過ごしましょうね!(^^)!





■第484回 今の恋で、きれいになれるか、なれないか?


 恋をするときれいになる。もう学術的にも立証されている、まごうかたなき事実です。

 恋をすると、卵巣から「エストロゲン」と「プロゲステロン」というホルモンが理想的な状態で分泌されます。すると、コラーゲンの再生能力が高まるので肌のハリが保たれ、キメの揃った美肌になるのだそうです。

 そして、恋愛初期には「ドーパミン」という、快適さとやる気を盛り上げてくれる神経伝達物質が沢山出るので、美容活動にも俄然、積極的になってしまいます。よって、どんどん磨きがかかっていくのです。

 ただこの恩恵は、ただ単に「彼がいる」という状態では得られないことを忘れてはなりません。心底好きで、愛おしくて、そのひとを思うだけで生きる力がわくような、そんな思いでおつき合いしていなければ、美のミラクルは起こらないのです。

 たとえば、彼がいないのが淋しいからとか、あまり好きじゃないけれど、ちょっとしたメリットがあるからつき合っている。こうしたケースはダメです。心が本当にその人を欲していないのに、恋愛めいたことを続けていると、きれいになるどころか、どんどん不美人になります。女の子は、本当に好きな人とつき合わなければ、美貌どころか健康も保てないのです。

 また恐ろしいことに、望まない人と肌が触れ合うと、余分な脂肪がついてボディラインが崩れます。嫌だな、という気持ちが、贅肉を鎧のようにつけてしまうのです。

 恋のときめきが、より美しくなるためのセンサーを動かし、その刺激で美容ホルモンが出る。こんな素晴らしいシステムがせっかく備わっているのに、不本意なつき合いをするのは自らブスになろうとしているのも同然です。

 絶対にこの人! と思える彼に出会うまでは、断固ひとりでいましょう。恋愛に関して妥協をする怖さを忘れないでいてください。

 バレンタイン直前の今だから、ちょっと自分の恋愛事情を見直してみてほしい。そう心から思います。今週は女子の皆さんだけへのお話でごめんなさい。それでは皆さま、すてきなバレンタインを!





■第483回 冬のニキビは、「フェンネル」で温めて治す。


 何故か冬になるとニキビが出来る。そんな方が多いようです。これは意外なようですが、乾燥が原因。肌の水分量が低下すると、肌は何とかうるおいを保とうとして、皮脂を出してしまうのです。さらに寒さで肌の代謝も落ちているため、ターンオーバーがうまくいかなくなります。すると皮膚が厚くなり、皮脂が毛穴の中に閉じ込められて、ニキビになるのです。

 特に冬はたっぷりと保湿をしましょう。化粧水も1度付けでは足りません。2度、3度とハンドプレスしましょう。手が肌に吸い付くくらいが目安です。

 そしてもうひとつ気を付けたいのが、ホルモンバランスの乱れです。これもニキビの大きな原因。皮脂の分泌が過剰になるなど、肌の状態をとても不安定にさせてしまうのです。特にホルモンバランスの乱れは、からだが冷えることで起こります。ニキビ対策は、外側からの保湿とともに、からだの内側からしっかり温めること。この2ステップで治しましょう。

 冷えをとってホルモンバランスを整えるために、よい飲み物があります。「フェンネル」というハーブのお茶です。古くから用いられていたハーブの一つで、古代ギリシャ人達はこのハーブをダイエットに利用していたそうです。

 痩せる効果がみられる理由は、ズバリ冷えをとってくれること。からだの中から熱を生み出す力があるのです。さらに、ホルモンバランスを整える作用もあり、まさに今の季節に打ってつけのハーブティーです。もうひとつ言うなら、糖質の代謝もよくしてくれるので、甘いものを食べ過ぎたときの味方にもなってくれます。少々カレーのようなスパイシーな風味がありますが、慣れるとその香りがからだをすっきりさせてくれるようで、癖になります。

 ティータイムには温かいフェンネルティーをゆっくり飲んで、リラックスしてください。ニキビは「がんばり過ぎ」「がまんのし過ぎ」のサインでもあります。マイペースをとり戻し、自分のリズムで活動することも忘れないでいてくださいね!(^^)!。




ユウコ
ユウコ●スキンケア、メイク、食事、ダイエット、アンチエイジングなど美容に関することならなんでもお任せの美容ライター。著書に「韓国美女の美容道52」「ハッピーラッキー美人の秘密」がある。
ウエルネス&ビューティーライター ユウコ公式サイト
http://yukomotoyama.com/
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