2014年08月
■第460回 昨日も今日も、同じメイクじゃもったいない。
やっぱりメイクは楽しいものです。毎朝のメイクの仕上がり次第で、今日のテンションが決まったりもしますよね。そこで質問です。あなたは毎日、メイクの仕方を変えていますか?
一度メイクを覚えると、毎日まったく同じ手順で、同じやり方で仕上げてしまいがちです。特に自分にぴったりな方法が分かると、なかなかそこから離れられないもの。
でも、ちょっと考えてみてください。わたしたちの顔は、実は毎日変わっているのです。たとえばとてもうれしいことがあった翌朝、晴れやかな気分で起きたときの瞳は、何もしなくてもいつもよりキラキラしています。そんな輝きを、重ね塗りしたマスカラで隠してしまうのはもったいない! 反対に少し元気のない日には、ちょっと色味のあるリップを使えば、顔色がよく見える効果もあります。
朝、鏡の前に座ったら、オートマティックにメイクをはじめずに、まずはその日の自分の顔をじっくりと観察しましょう(そのためには、今までより少し早起きします!)。必ず何かしらの変化が見てとれるはずです。
昨日より今日の目はかわいい! そう思えたなら、「素」で勝負するのもアリです。思い切ってアイラインをやめてみたり、パールの入ったアイシャドウで、まぶたを明るく見せるだけにしてみると、あなた自身そのものの魅力が一段と映えるでしょう。
「引き算メイク」が話題になりましたが、いついかなるときでも、しっかりフルメイク、というのが少し堅苦しく感じられるのは、そもそもすべてのメイクアイテムが、その日の自分に必要ないからなのかも知れません。
「今日のわたし」を生かすアイテムを選ぶ感覚を磨きましょう。それには自分が今、どんな顔をしているのかを知ること。自分への関心を高めることが一番です。
人生のチャンスは、いつやってくるかわかりません。誰よりも自分に詳しくなって、いつでも最高の笑顔を見せられるあなたでいてくださいね!(^^)!
■第459回 知らない間にとっている? ダイエットの意外な大敵。
いつでも手軽に買えるスーパーやコンビニのお惣菜やお弁当。簡単に一食がすませられて便利なものですが、こうした食生活が日常化するのはちょっと問題です。徐々に太りやすく、痩せにくいからだになってしまうからです。
「でも、ちゃんと低カロリーのものを選んでいるし、油っぽいものも避けているから大丈夫」という人。出来合いのお料理で太りやすくなる原因は、実は他にあるのです。その最たるものは、食品添加物。そうです、商品のパッケージの裏に記載されている、どう見ても食べ物とはほど遠い名前のものたちです。
中にはにがりのように、豆腐を作るためにどうしても必要な添加物もありますが、食品添加物は、人間にとって要らないものです。ものを腐らせない、香りをつける、発色をよくする……そう、添加物とは名ばかりの、薬なのです。
そうしたものをひんぱんに体内に入れていればどうなるでしょう。血液は汚れ、代謝のリズムは狂います。そしてこの強力な薬を消化するために、脂肪燃焼に欠かせない酵素も浪費しますので、ダイエットの効果があらわれにくくなってしまうのです。
さらに怖いのは、ほとんどのお菓子に使われている人工甘味料に中毒性があることです。一度味を覚えてしまうと、またたまらなく食べたくなるのはそのせいなのです。
もっとからだに入れる食べ物の質を見直してみませんか。何かを買う時、ぜひパッケージを裏返して、原材料の記載をチェックしてみてください。どうしてもコンビニしか打つ手がないなら、出来るだけ記載が少ないものを選んで。たとえば家で作るおにぎりであれば、米、塩、海苔、そして具材の4種類しか使いませんよね。そんな意識を、ちょっと頭のすみに置いておいていただきたいのです。
基本的に、正しい食べ物をとっているなら、人はそうそう太ることはありません。正しい食べ物とは、イコール「ありのままの」食べ物。工場出身でない、田畑や海からやってきた自然のめぐみに感謝していただきましょう。あなたの心とからだを守るために(^・^)。
■第458回 むだ毛処理の、思わぬ盲点。
ビーチにも街にも、思い切り肌を太陽にさらして歩くBoys & Girlsがあふれ、まぶしい限りです。むだ毛処理にはいっそう神経を使う季節ですが、腕やわき、ビキニラインや脛といったあたりはバッチリお手入れしていても、背中とうなじの処理は二の次だったりしていませんか。
特にロングヘアをなびかせていた人がアップにしたとたん、うなじが残念な状態になっているのはありがちなこと。せっかくの涼しげなスタイルです。うなじもすっきりと、清潔感を出していきたいものです。
顔用の電動シェーバーで剃っておきましょう。家族や友達にも手伝ってもらって、ぬかりなく。理容店でレディースシェービングをしてもらうのもいいですね。顔、うなじのほか、耳のうぶ毛まで安全に剃ってもらえるので、あか抜けた印象になれます。
そして問題なのが背中です。試着室で背中のあいたドレスを着て、まずい! と思った人。毎日のお手入れで、少しずつむだ毛を減らしていきましょう。
ビオネットのボディタオル「洗うだけでうぶ毛ケア」(1,390円)で全身つるつるに磨きこむと、繊維がむだ毛をからめとり、肌に負担をかけずに除毛ができます。さらに古い角質やもアカもさっぱりと落ち、シミも目立たなくなるすぐれものです。
お風呂あがりには、抑毛効果のあるローションでケアしましょう。イチオシは鈴木ハーブ研究所の「パイナップル豆乳ローション」(100g・2,500円)。小学生のお子さんでも使える肌にやさしい、さらっとした化粧水です。スプレーボトルに入れれば、自分で背中にもつけられます。顔に使ってもよいので、口のまわりのむだ毛が気になる人にも最適。ヒゲの濃さがお悩みの男子にもおすすめです。ちなみにまゆ毛やまつ毛についても影響はないそうです。
日々ていねいに、大切な自分に手をかけてあげましょう。美人オーラは、そんなゆとりから生まれてくるのです(^・^)。
■第457回 お肌にも美味しい野菜のごちそうを!
容赦のない猛暑日が続きます。からだもお肌も、お元気ですか? 夏バテには焼き肉、というイメージもありますが、何より大切なのはフレッシュな生野菜! ビタミンと活きた酵素をしっかりとって、夏の疲れを癒してください。
さらにこの季節、紫外線を浴びたお肌も弱っています。きちんとお手入れしたいけれど、遊びにお金がかかって、スペシャルケア用のコスメが買えないというあなた。とりあえず、キッチンへ直行です。冷蔵庫の中に、傷んだ肌を回復させてくれる、すてきなものがたくさんあるんです。残った野菜を使ってパックをしましょう。
日焼け止めは塗ったけれど、やっぱり焼けてしまったという日には、アボカドのパックが最適です。つぶしてペースト状にしたものを肌にのせて20分たったら、軽くふきとって洗い流します。ほてりも乾燥も落ち着き、あっという間にすべすべ肌が戻ってきます。ちょっと変色してしまって、美味しく食べられそうにないものでも十分です。
皮脂が出過ぎて、Tゾーンのてかりが気になるときは、トマトの出番です。粗くつぶしたトマトを肌にのせて20分後、ふきとって洗い流します。鼻のまわりの毛穴にも効果ばつぐん。夜に行なえば、翌日のあぶらとり紙の消費量がぐっと少なくなります。
そして最後に、超おすすめのスペシャルパックをご紹介します。ニンジンで、美白とニキビ退治を同時に実現させましょう! 皮をむいたニンジンをすりおろしたら、少しの小麦粉を入れてつないだものを肌にのせ、同じように20分待ち、ふきとって洗い流します。数日間続ければ、肌のトーンも明るくなって、ニキビも確実に小さく消滅していきますよ。
同時に食べてほしいのが、簡単で美味しいサラダ風マリネの「キャロットラペ」です。千切りにしたニンジンをオリーブオイルとレモン汁で和え、塩コショウで味を調えれば完成。ベータカロチンがたっぷりとれて、夏バテもお肌のトラブルも飛んでいきます。
外側からも内側からもきれいになれる野菜のチカラに感謝して、この夏を思い切り楽しんでくださいね(*^。^*)。
ユウコ
ユウコ●スキンケア、メイク、食事、ダイエット、アンチエイジングなど美容に関することならなんでもお任せの美容ライター。著書に「韓国美女の美容道52」「ハッピーラッキー美人の秘密」がある。
ウエルネス&ビューティーライター ユウコ公式サイト
http://yukomotoyama.com/