2014年06月
■第451回 ツヤツヤの秘密は、仕上げの水シャワー。
気温が上がってきたらはじめたいこと、それは「水シャワー」です。お風呂あがりにしっかり水のシャワーを浴びると、いいことがたくさんあるのです!
第一にあげられるのはダイエット効果です。水シャワーを浴びると、冷たい! と感じますが、その瞬間、からだは体温を上げようとします。そのためには脂質や糖質を燃やさないといけません。よって代謝があがり、冷え症が解消し、痩せモードに入るのです。
さらにすばらしい美肌・美髪効果もみられます。皮膚も髪も、冷たい温度にさらしたほうがいいそうなのです。毛穴がほどよく引き締まり、皮脂分泌も正常になりますし、髪にも「天使の輪」ができます。熱いお湯で洗ったうえに熱風のドライヤーを長々と使うと、髪のツヤやハリはてきめんにダウンします。
また、冷たい水を浴びると、血行がうながされます。血管は冷たさを感じると広がるので、一気に血液が勢いよく流れ出すのです。するとくすんでいた顔色に、パッと赤みがさして、ツヤが出ます。軽い程度のクマなら、水シャワーだけで消えてしまうことも。むくみが気になるときは、少し長めに水シャワーを顔に当てましょう。まぶたの腫れにも効果があります。
そしてこれからの季節、メイクのくずれも気になります。これにも水シャワーは効果的です。特に朝シャワーの後にメイクをする場合、あたたかいままの肌にメイクをすると、どうしてもくずれやすくなるのです。暑い季節には、しっかり顔を冷やしてからメイクするほうが、仕上がりもきれいです(裏ワザとして、メイク下地を冷蔵庫で冷やしておくのもおすすめ!)。
あの20歳若く見える南雲医師も1年中実践する水シャワー。冬はむずかしいとしても、せめて半袖の季節だけは、冷たいシャワーを習慣にしましょう。きりっと涼しげなオーラも、きっと漂います(*^。^*)。
■第450回 限界意識のはずし方。
ダイエットでも、オーディションでも、壁にぶつかることがあると思います。もうこれ以上がんばっても無理かもと、あきらめモードに入りそうなとき、先が見えない不安で押しつぶされそうになるものです。
そんなとき、ちょっと自分の心の中をのぞいてみてください。もしかしたらそこに、自分で設定した「限界」というものがあるのではないでしょうか。
「もう無理かも」という、その根拠は何でしょう? 案外説明できないのではないですか。誰にも納得がいくように、その「無理」な理由をきちんと説明できない限り、それはただの錯覚でしかありません。
この限界意識というものには、本当に実体がありません。多くは、第三者からの評価に影響されるようです。しかし、仮に学校の先生が「あなたには無理」と言ったとしても、その先生はあなたのことをどこまで知っているのでしょう? 両親であったとしても、あなたの核心の部分までは、わからないかも知れません。
そうした人たちの言葉よりも大切なのは、あなた自身の気持ちです。どうしてもそうしたい、そうなりたいという気持ちほど正しいものはないからです。限界意識は、それ以上伸びて行こうとするチカラを、たやすくブロックしてしまいます。この厄介なものが心の中にある限り、それこそ努力も空回りしてしまいます。
限界意識をはずすには、まずそれは、単なる間違った思い込みだと知ることです。そもそも自分の心に芽生えたものは、達成できるから芽生えたのです。人間は、達成出来そうもないことは、最初から夢見たりしないもの。たとえば、総理大臣になろうと思うでしょうか(思っている人なら、なれる確率はとても高いです)?
人間は、自分からかけ離れた理想は持たない生き物です。つまり、あなたが目指す美もオーディションにも、決して限界はないのです。
心に浮かんだ理想は、あなたをよりよいところへ導いてくれるパートナーです。100%信頼して、一緒に進んでいきましょう。壁なんて、怖くないですよ!(^^)!
■第449回 糖質制限ダイエット・その攻略法。
話題の糖質制限ダイエット。もしかしたらあなたも挑戦中でしょうか?
はじめは糖尿病の治療のための食事法と認識されていましたが、今ではすっかりダイエット・メソッドとして定番化されています。糖質を抜くと、体脂肪を燃焼しやすくなるとのことで、成功している方もかなりいらっしゃるようです。
ところが、このダイエットのウイークポイントは、とにかくストレスがたまること。皆さんの大好きなパンケーキやクレープ、パスタもピザもダメというのがつらいところです。
また、女性にとって糖質はどうしても欠かせなく思えるもの。女性のからだは男性より皮下脂肪が多いのが特徴ですが、この皮下脂肪を維持するために、本能的に糖質を好むそうなのです。ですから、完全に糖質を断つのは避けましょう。あとで必ず反動が来ます。
少なくとも1日1度はパンでもごはんでも、しっかり食べてください。ですが、1回の食事で2種類以上の炭水化物をとるのはNGです。消化に負担がかかり、体脂肪がからだにたまりやすくなります。おにぎりとサンドイッチを一緒に食べたりするのはガマンしてくださいね。
そして、糖質をとるときは、糖質の代謝を早めてくれるものを一緒に食べるのがコツです。ビタミンB1が含まれている食べ物を毎日とりましょう。豚肉、うなぎ、豆類、緑黄色野菜、にんにく、カツオ、アーモンドといった食材です。
そこでおすすめなのが、納豆とアーモンドです。このふたつなら、簡単にいただけますね。納豆はごはんやパスタにぴったりですし、小腹がすいたときに、アーモンドを数粒よく噛んで食べれば、かなり満足感もあります。
また、悩み事があったり、ストレスを感じるときには、特に積極的にとってください。ビタミンB1は神経を安定させてくれるのです。これが不足するとストレスに勝てず、ケーキバイキングで大爆発、という羽目になることも。イライラしたらアーモンド、と覚えておくといいですね。
とにかく、無理は禁物です。糖質制限ダイエットは完璧にやろうとしないのが正解。たまにはご褒美のアイスクリームも楽しむのが成功への近道です(^・^)。
■第448回 もっともっと、うぬぼれていい!
「アナと雪の女王」遅ればせながら鑑賞しました。さんざん周囲からネタバレされていたのですが、やはり見応え100%! 特に松たか子さんの歌には圧倒されました。
あの「ありのままの自分になるの」という歌詞には、ぐっときた方も多いのではないでしょうか。思えばわたしたちは、ありのままでいるのがむずかしい環境にいるようです。
「これを着て」「それは食べないで」などなど、きれいになるための情報は洪水状態ですし、もっと自分を高めることを強いられているような気さえしますよね。
しかし、そんなに自分自身って、磨き続けなくてはいけないのでしょうか? もしもその向上心の裏に、少しでも今の自分を否定する気持ちがあったりしたら、ちょっと冷静になって、自分を見直してみていただきたいと思います。
自分に対して、これが足りない、これが欠けていると指摘をしがちな方は、とても生真面目で、自分に対しての評価が厳しい傾向があります。それも悪いことではないのですが、常に自分を批判するような目で見ていると、持って生まれたあなたらしい美しさが、表に現れにくくなってしまうのです。
誰にも、必ずオンリーワンの魅力は備わっています。それを十分に発揮してこそ、誰にも似ていない、あなただけのチャームポイントが輝くのです。
もっと自分をひいきしましょう。これまで自分の欠点(それだって魅力のひとつです!)ばかりに注目しがちだった方は、自分の好きなところにフォーカスしてみてください。ひとつ、ふたつとすてきなところが見つかるたびに、批判の精神は消えていくものです。
すると、だんだん自分のことが好きになってきます。自分自身と仲直りできるような感じもすることでしょう。
美は自分を肯定してこそ生まれます。もっとうぬぼれてみましょう。美しい人に、自分が嫌いな人はいません。誰かのファンになるのもいいですが、その前に自分の大ファンになりましょう。
「わたし自身に生まれてきて、よかった」と思えたら、そのときこそありのままの自分になれるときです!
ユウコ
ユウコ●スキンケア、メイク、食事、ダイエット、アンチエイジングなど美容に関することならなんでもお任せの美容ライター。著書に「韓国美女の美容道52」「ハッピーラッキー美人の秘密」がある。
ウエルネス&ビューティーライター ユウコ公式サイト
http://yukomotoyama.com/