2013年12月
■第425回 ブーツの季節は、5本指ソックスを!
メリークリスマス! 皆さますてきなクリスマスをお過ごしでしょうか。
今週は、今の季節にはずせない、ブーツについてのお悩みを一挙解決したいと思います。
何と言っても一番の問題は、脚のむくみですよね。確かにブーツは脚がむくむ靴です。また、意外なことに、脚も冷えてしまいやすく、そのため夕方になるとふくらはぎがパンパン、という状態になってしまうのです。
その理由は、ブーツが足首と足の指を固定することにあります。足首の曲げ伸ばしがしにくく、足の指も縮こまったままだと、すぐに血液やリンパの流れが滞ってしまいます。そのため、余計な水分が細胞のすき間などにたまって、嫌なむくみになってしまうのです。
そこでおすすめなのが、5本指ソックスです。指と指の間を離してあげることで、脚全体の血流がアップし、冷え対策になると言われていますが、さらに足の指同士が動きやすい状態になるので、足先も冷えにくくなり、脚全体への血のめぐりがよくなります。
さらにうれしいのが、ブーツのもうひとつのお悩みである、ムレ対策にもなること。足の指同士が接触しないことで、足が乾燥しやすくなるうえ、1本1本の指が布で覆われているために、汗もすばやく吸収されるからです。通気性が悪いため、仕方ないとあきらめていたかた、ぜひためしてみてください。
問題があるとしたら、あまりかわいいデザインのものがないことくらいでしょうか。でも、通販サイトで探してみると、結構見つかったりしますよ。もちろんタイツやストッキングを5本指のものにするのもGoodです。最初は違和感があっても、だんだん気持ちよくなってきて、やめられなくなったかたも続出しています!
美は、からだへの気づかいなしには実現出来ないもの。毎日、自分のからだを愛おしむことを忘れないでくださいね。
■第424回 乾燥肌さんと、カラオケキング&クイーンにおすすめの食材。
ぐっと寒さが増してきて、ローションやクリームの消費量もうなぎのぼり! 一年で一番、肌の乾きを感じるときですね。
この時期心掛けてとりたい食べ物は、何といっても冬野菜です。冬が旬の野菜は、寒さと戦うからだにとっての、まさに天然のサプリメント。白菜、大根、ほうれん草のビタミンやミネラル、食物繊維は、冬の元気を守ってくれます。鍋やスープなどで、どんどん食べてください。
そして今週は、この冬野菜と一緒にとりたい、強力なパワーを持つ魔法の食材をご紹介いたします。
白きくらげをご存じですか? 中華食材の乾物コーナーなどで売られている、ベージュ色をしたキノコです。
実はこの白きくらげ、からだをうるおすチカラに大変すぐれた食材なのです。中国では古くから不老長寿の薬として珍重されてきたほど。あの楊貴妃も、さらなる美を磨くために好んで口にしていたそうです。
さて、この白きくらげですが、特にこれといった味も香りもないので、どんな料理にも使えます。ぬるま湯で戻したら、やわらかくなるまで茹でて、冷蔵庫にストックしておきましょう。後はこれをお味噌汁に入れたり、サラダにトッピングしたり、ご自由にどうぞ。黒蜜をかけたり、フルーツカクテルに入れたりしても美味しいです。ちょっとかためのゼリーのような食感が楽しいですよ。
1日にひとつまみほど食べれば、徐々に肌の手触りが変わってくるのがわかります。
また、乾燥からくる咳にも効果があるそう。カラオケキング&クイーンのかたには、特におすすめ! 喉の乾きをうるおして、声を守ってくれます。
黒いきくらげは食べたことがあっても、白いほうは知らないというかたもいらっしゃるでしょうか。ぜひこれを機会に、白きくらげをもっと身近な食材にしてみてください。
この冬、どうぞ美しく、健やかに過ごされますように。
■第423回 冬メイクは、ふわふわが正解!
冬のマストアイテムといえば、やっぱりふわふわのファーでしょう。あのやわらかくてあたたかそうな質感は、見ているだけでもほっとした気分になります。
ならば、肌にもふんわりしたエアリー感を持たせてみませんか。ベースメイクは、実は目ヂカラ以上に顔を印象付けると言われています。冬空の下にいても、寒さに顔をしかめることなく、さりげなく微笑んでいるようなオーラをつくり出しましょう。
まず、ふわふわっとした肌づくりのためには、ファンデーションの厚塗りは厳禁です。思い切ってファンデーションはスルーしてしまってください。素肌感も透明感もアップしますよ。
洗顔後、十分に保湿をしたら、化粧下地をむらなく伸ばしていきます。このとき、下地に数滴、オイルを混ぜるとツヤが出て、顔全体に立体感が出てきます。オーブリーの「オーガニクス ホホバオイル」(59ml 2,310円)は保湿力バツグンでありながらべたつかず、ヘアケアにも使える便利なオイルです。
ちなみに男性も結構、頬や口もとがかさついているかたを見かけますので、ぜひオイルを使ってください。オイルでこまめに乾燥対策をすることで、カミソリ負けも防げます。
また、この段階でクマやニキビが気になるようなら、コンシーラーでピンポイント的にカバーをします。
そして最後はパウダーで仕上げです。このとき、パフよりもブラシ使いが断然おすすめ。粉は一度にたっぷり取らずに、少しずつブラシになじませ、肌にすべらせるようにして、くるくるらせんを描きながら乗せていきます。ブラシのほうが毛穴もカバーしやすく、粉っぽくならずにすみます。これからブラシを新調するなら、無印良品の「灰リス毛・フェイスブラシ・175mm」(2,600円)がおすすめ。チクチクせず、やわらかい肌触りで、パウダーが均等に、きれいに乗せられます。
丁寧なベースメイクは、品格もアップします。どんなときも「きちんとしていて、かわいらしい人」でいれば、思わぬラッキーに出くわしてしまうかも!?
■第422回 やっぱりピンクは、美人&美男の味方。
突然ですが、ピンク色を思い浮かべてみてください。どんな気持ちがしましたか?
「かわいい、好き」というポジティブな反応が起きた人は、Good!(^^)! 心もからだも、素直な状態です。
反対に、少しでも抵抗感を覚えたという人。もしかしたら、ちょっと心がかたくなになっていたり、からだが疲れ切っていたりしていないでしょうか?
ピンクは本来、人間にとってとても相性のいい色。幸福感をもたらしてくれたり、元気にさせてくれたりと、ご利益の多い色なのです。そして何と言っても、女性らしさを象徴する色。なので、何となくピンクが嫌いになってきたら、要注意! 心のどこかで、きれいになること、やさしくなることを放棄したいという思いが芽ばえはじめている恐れがあります。
そんなときこそ、日常の中にピンク色をとり戻しましょう。一番のおすすめは、グロスや口紅、チークにピンクを使うこと。どんなにテンションが下がっていても、顔をピンクで彩れば、あっという間にしあわせそうな印象になります。「ピンクなんて似合わない」という人も大丈夫。ちょっと青みの入ったピンク、コーラル系のピンクなど、必ず自分の肌色になじむピンクは存在します。
そして、冬になると気分が沈みがちになるというタイプの人は、ぜひ小物や文房具などをピンクのものにしてみてください。ただピンクが身の回りにあるというだけで、自然と気持ちは上向いてきます。ピンク色には、人を励まし、そっと後押ししてくれるエネルギーがあります。存分にその恩恵を受けましょう。
男性も、恥ずかしがらずにファッションにピンクをとり入れてください。いきなりショッキングピンクのセーターを着るのは無理でも、インナーや巻物を淡いピンクにするくらいなら、トライしやすいでしょう。女性から安心感を持ってもらえるというメリットもありますよ!
ちょっと心がささくれ立ってきたな、イライラしてきたなと思ったら、スイーツに手を出す前に、ぜひピンク色を使ってみてください。きっとあるべき自分に戻れるはずです。
ユウコ
ユウコ●スキンケア、メイク、食事、ダイエット、アンチエイジングなど美容に関することならなんでもお任せの美容ライター。著書に「韓国美女の美容道52」「ハッピーラッキー美人の秘密」がある。
ウエルネス&ビューティーライター ユウコ公式サイト
http://yukomotoyama.com/