ビューティー・サーカス

2013年11月

■第421回 オー活も、温活も、全力投球で! (その2)


 先週の「温活」基本編、実行していただけたでしょうか。今週も引き続き、心もからだも冷やさない、毎日の暮らしの中で出来る面白いメソッドをご紹介します。
 さて、突然ですが、あなたのランジェリーボックスには、黒の下着やタイツ、ストッキングはどれくらいありますか? 半分以上が黒、というかた。あなたは冷え症ではないでしょうか。
 風水において黒は「水の気」を含むことから、からだを冷やしてしまう作用があると言われているのです(だから夏ならOK)。特に下着などで直接肌に黒い色を触れさせるのはよくありません。冬場は赤やピンク、オレンジといった、明るい日差しをイメージする色の下着をつけましょう。タイツやストッキングは焦げ茶にしてみては。やさしさとあたたかさの象徴的色だそうです。もちろんポップな色のカラータイツでのおしゃれもおすすめ。
 素肌には出来るだけ明るい色を当ててあげるとよいのです。なのでチークやリップの色も、あまりくすんでいない、やわらかなパステルカラーを選びましょう。
 そして重要なこと。心の温度を下げないために、思いやりのある言葉を発するように心掛けてください。相手を思いやるときに、ハートは心地よい熱を生み出します。とげとげしい言葉ばかり使っていては、あっという間に心は冷え冷えして、全身から荒れ果てたようなオーラが漂い出しますから気をつけて。本当にかわいくない、残念な人になってしまいます!
 また、ちょっとしたスキンシップも大切にしましょう。うれしいときはハイタッチ。落ち込んでいる友達を励ますときも、軽く手に触れるなど、言葉に肌のぬくもりを添えましょう。相手と自分との間によいエネルギーが循環します。アイコンタクトも心をあたためてくれます。好きな人とは積極的に目を合わせましょう。これは、ドライアイにも効くようですよ(*^。^*)。
 ぽかぽかとあたたかい人には、すてきなチャンスも寄ってくるもの。美の大敵、冷えを制して、運気もグイっと上げてしまいましょう!





■第420回 オー活も温活も、全力投球で! (その1)


 日本の秋は、年々短くなるようです。すでにコートがマストの日々となりましたが、からだ、温まっていますか? 
 冷えが美の大敵なのはご承知の通りですが、さらに精神面にも悪影響をおよぼすことも大問題。冬季は、誰もが憂うつな気分に陥る傾向があり、「ウィンター・デプレッション」(冬うつ病)なんていう言葉もあるほどなのです。
 確かに暖かい季節のほうが、やる気も元気も湧きやすいもの。しかしこれから冬は本番を迎えます。今の時期から凍てつく季節にも負けないからだづくりをはじめましょう。
「温活」の基本は温かいものをとり入れること。朝起きたら、コーヒーやジュースに手を出す前に、まず一杯の白湯をゆっくりとすするのをお約束にしてください。目覚めてすぐに白湯で内臓を温めてあげると、その日1日血流がアップ。熱を生み出しやすい体内環境が整います。
 そして、冷えと言えば生姜ですが、実は生の生姜をおろしたものより、天日干しにしたもののほうが、温めパワーは格段に強いそう。とは言え、しょっちゅう生姜を干すのは面倒なものです。生姜パウダーを使ってはいかがでしょう。スーパーのスパイスコーナーでも買えるので、ぜひ常備を。これをスープや味噌汁に振りかけて、毎日とってみてください。生姜紅茶を作るなら、パウダーが断然おすすめです。
 さらにお風呂の入り方にもひと工夫。寒いからと、熱めのお湯に入りたくなりがちですが、冷えをとるならゆるめのお湯がベストです。肩までつかる必要もなく、胸から下だけを温めればOK。もっと温めパワーが欲しいなら、重曹を大さじ3杯ほど入れて入ってみましょう。お気に入りのアロマオイルを落とせばストレスもお湯に溶けてしまいます。 
 オー活(オーディション活動)に勝利するには、メンタルがパワフルであることも重要です。来週は、いっそう心の元気がキープ出来る面白い温活メソッドをご紹介いたします。どうぞお楽しみに!





■第419回 薬膳スイーツのすすめ。


 太るとわかってはいるけれど、どうしても甘いものがやめられない。そんなかたへ今週は耳寄りなお話をいたします。太らず、むしろ痩せやすくなって、お肌もぷるぷ
る、つやつやになるという夢のようなスイーツがあるのです!
 薬膳と言う言葉を、聞いたことがあると思います。からだによい食材を使って健康を保つための食事法のことですが、名前とは違って決して薬の味などはせず、大
変に美味しいものなのです。
 このメソッドで作るスイーツは、甘味も楽しめるうえに、からだの調子もととのえてくれるので、本当におすすめ。ぜひ毎日の食生活に取り入れてください。
 まず手に入れていただきたいのは、なつめとクコの実です。中国には、「毎日三粒のなつめを食べていれば、一生若く見られる」ということわざがあるほど、パワフル
な食材です。クコの実も同様、100才を遙かに超えた仙人が愛用したという伝説あり。その秘密は、どちらもからだをあたため、代謝をよくして毒素の抜けやすい体
質にしてくれるところにあります。つまり、痩せやすくなるのです。
 プレーンヨーグルトになつめとクコの実を漬け込んでいただく、薬膳ヨーグルトを試してみてください。鉄分はプルーン以上に含まれていますから、貧血、立ちくらみ
などにも効き目があります
 また、なつめとクコの実を細かく刻み、カルシウムたっぷりの黒砂糖でシロップ煮を作っておくと、突然のスイーツ願望にしっかり対応できます。勉強や仕事で疲れ
た脳にもGood! 集中力もアップします。 朝食のシリアルのトッピングにするのもいいですね。
 ダイエット中でもスイーツをあきらめることはありません。我慢は無用。からだが必要としている甘味をしっかりとって、かしこく美を磨いていきましょ
う(^・^)!





■第418回 頭に「かっさ」して、目ヂカラ50%アップ!


 朝起きて、顔がむくんでいると切ないものですね。そんなときには「かっさ」をしましょう。れんげ1本あれば出来るかっさマッサージの効能については、408回にも書かせていただきましたが、今週は頭部へのかっさをご紹介します。
 前の夜に羽目をはずして、ポテチにコーラ、などという夜食をとってしまうと、確実に朝の顔は腫れぼったくなってしまいます。塩分+油分+糖分を一気にとるのは致命傷! とりわけ困るのは、目が小さく見えてしまうことです。
 そんなピンチのときには、落ち着いてれんげを手にとってください。そして、れんげの先端を額の生えぎわに当てたら、後頭部、えりあしに向かってすべらせていきます。右のこめかみのあたりから中心に向かい、さらに左のこめかみまでまんべんなく行いましょう。
 続いて同じ要領で、今度はジグザグにれんげをすべらせて、頭皮をほぐします。この段階でもう、視界が開けてくるのがわかります。血液の滞りが解消されるのでまぶたにたまった不要物も流れていくからです。
 また、頭には無数のツボがありますので、色々な場所に圧をかけると、さらに効果的。最後にもう一度、生え際から後頭部、えりあしまでゆっくりすべらせて終わります。
 わずか3分ほどのマッサージですが、これだけで確実に目ヂカラが上がり、眼球の透明感もアップ! 朝シャン派のかたは、シャンプーしながら行ってください。よりすべりがよくなるのでおすすめです。日頃から気をつけていても、どうしてもむくみやすいというかたは、毎日の習慣にするとよいでしょう。次第に毒素が流れやすくなり、むくみ体質の改善につながります。
 さらにうれしいのは、頭皮をほぐすと、気分もほぐれていくことです。その日何か憂うつな予定があったとしても、何とかなる! と気軽に、ポジティブに対応できそうな気持ちになるのです。
 がんばり過ぎて、疲れがたまってしまったときこそむくみやすいもの。かっさで自分をいたわることも忘れないでくださいね!(^^)!




ユウコ
ユウコ●スキンケア、メイク、食事、ダイエット、アンチエイジングなど美容に関することならなんでもお任せの美容ライター。著書に「韓国美女の美容道52」「ハッピーラッキー美人の秘密」がある。
ウエルネス&ビューティーライター ユウコ公式サイト
http://yukomotoyama.com/
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