2013年05月
■第395回 プレローションで、しっとり夏肌。
サンケアをがんばる季節が来ると、同時に乾燥も気になりはじめます。
紫外線が肌からうるおいを奪う理由は、皮膚の角質をかたくしてしまうことにあります。すると、ローションでの保湿効果が出にくくなり、かさつきやすくなるのです。さらに乾燥が進むと、肌がふっくらしないため、毛穴が目立ってしまうことも。
こんな事態を防ぐためには、洗顔後、ローションで保湿する前に、「プレローション」を使うことをおすすめします。角質をやわらかくしてくれるタイプのローションをたっぷりコットンにとって、そっと肌全体になじませてから、保湿にとりかかるのです。このひと手間で、保湿ローションの肌への浸透力は格段にアップします。シートマスクでのパックの前にも、ぜひ行ってください。
こうして、洗顔のたびに角質をやわらかくしてあげると、肌のターンオーバーも順調になりますので、メラニンの蓄積も防げ、くすみがすっきり抜ける効果もあります。さらにファンデーションのノリもよくなり、透明感のある明るい肌に整います。
角質ケアといえば、スクラブが代表的ですが、紫外線をふんだんに浴びてしまう季節は、肌もダメージを受けやすくなりますので、極力、刺激を与えないほうが理想的。毎日少しずつ角質をやわらかくしてあげるだけで十分です。美人ぬかの「純米角質柔軟水」(198ml 1,029円)は、肌に負担をかけない、「米ぬか」から生まれたプレローション。無香料で、刺激が少ないのもうれしい逸品です。皮脂の調整効果もあるため、背中や、胸の間のニキビにお悩みのかたは、これでそっとふき取るようにケアしてみてください。治りが早いようです。
肌がしっとりしていると、表情にもやさしさやあたたかみが増すものです。うるおい美肌で、いつも誰かを和ませ、癒せる人でいたいですね(*^。^*)。
■第394回 泣いて、泣いて、美レベルアップ!
「涙活」というものが流行っているほど、泣くことをストレス解消法にしている人は増えている様子。確かに、思い切り泣いた後は、憑き物が落ちたかのようにスッキリしますよね。
実際涙を流すと、「コルチゾール」というホルモンが低下するのだそうです。これは、ストレスを受けたときに分泌される物質で、心にもからだにもダメージを与えるもの。泣いた後の爽快感は、コルチゾールが減った証拠でもあるのです。ストレスという毒素を洗い流すためにも、定期的に泣く時間を持ちたいものですね。
ここで気をつけたいのは、悲しさや、くやしさといったネガティブな涙は出来るだけ流さないこと。つらさに身を震わせながら泣くのは、逆に新たなストレスを生みかねません。
それよりも、そんな苦しさを忘れるほどの感動の涙を流しましょう。それぞれに、大好きな泣ける歌や映画、小説などがあるでしょう。そうした作品に触れて泣くことをおすすめします。どんな作品が心地よく泣けるか、友人と情報交換をしてもいいですね。ポイントは、泣いた後に心からしあわせな気持ちになれたり、勇気やパワーが湧いて来ることです。最後にポジティブな思いになれれば、心のデトックスは大成功! 鏡の中には、リセットされて澄み切った瞳になったあなたが映っているはずです。
しかし、泣くと目が腫れてしまうという問題もまた、あるものです。これを防ぐ一番の方法は、泣いても目は絶対に拭かないことに尽きます。その代わりに、時々冷水で目を洗いましょう。このときも目は拭かずに、頬のあたりにそっとタオルを当てるくらいにとどめておきます。また、泣くと頭痛がしてしまうという人は、泣いている途中で必ず水分を取ってください。泣くと水分が失われ、血液がドロドロになって、めぐりが悪くなるため、頭痛がするのだそうです。
ストレスの種が多すぎる現代、健全でいることは思いのほか難しいことです。でも、自分を慈しむ心があれば、大丈夫! 涙を味方につけて、明日も可愛く、かっこよく行きましょう!
■第393回 22時過ぎに食べても、太らない裏メニュー。
食事は、寝る3時間前にすませておく。これは太らないための鉄則です。さらに、夜遅く食べると、消化にエネルギーを使うため、質のよい睡眠が取れずに疲れが残るというデメリットもあります。ですから遅くとも夕食は21時までには終わらせたいところ。
ただ、忙しくて晩ごはんを食べそこね、遅い時間になってから空腹に見舞われてしまった……ということも、時にはあるでしょう。そんなときにお腹を空かせたまま寝るのは、あまりにもつらい(笑)。わたしにも覚えがあるので、今日は太らず、消化にもよい、からだにやさしい簡単お夜食をご紹介します。
コンビニに寄ったら、とりあえずお豆腐を買ってください。そして、トマトジュースも。帰宅したら、豆腐を鍋にあけ、トマトジュースを注いで温めます。塩とブラックペッパー、鶏ガラスープのもとで味を整えたら、粉チーズをさっと振ってどうぞ。刻んだパセリなどあれば、彩りもGood! すごーくお腹が空いているなら、卵をひとつ落としてもいいですね。これならお腹もいっぱいになり、胃にも負担をかけないのでぐっすり眠れます。トマトも豆腐も体脂肪燃焼効果があるので、夜遅い食事にはぴったりの食材です。
そして、どうしてもどうしても甘いものが食べたい! そんな思いに襲われた夜に、百歩譲っておすすめなのは、フルーツグラノーラ。無糖のヨーグルトで和えて、コーヒーカップに1杯。ゆっくりよく噛んで召し上がれ。コンビニでも手に入ります。ミネラルもたっぷりなので、少量でも満足出来ますよ。
また、からだが疲れているために、何か食べたくなる場合もあります。そんなときには、良質のたんぱく質を摂りましょう。油揚げを一口大に切って、フライパンでカリカリにあぶって、塩とカレーパウダーをさっと振れば、スナック菓子感覚のお夜食になります。たっぷりの大根おろしを添えて、お醤油と生姜で食べるのも美味しいです。
注意したいNGメニューは、炭水化物とお肉の組み合わせ。これは絶対に、寝ている間に体脂肪を増やしてしまいます。上手にお腹をなだめて、夜食上級者を目指してくださいね!
■第392回 股関節ストレッチで、スキニーが決まる!
食生活の改善で、体重も体脂肪も減ったのに、どうしても太ももやウエストまわりがスッキリしない。そんなときは、股関節をほぐしてみましょう。下半身にぜい肉がついてしまう原因のひとつに、股関節の血行不良があります。ここの血流が詰まってしまうと、老廃物が外に出にくくなり、余計な脂肪がたまってしまうのです。さらにからだも冷えてしまうので、むくみやすくもなります。
特にお腹がぽっこりしやすい人は、股関節がかたくなりがち。毎日3分でも、股関節をほぐすストレッチをしてみてください。かたく張り出したお腹の質感がやわらかくなり、次第に引っ込んでいきます。
やり方はとても簡単です。まず両脚を開いて座ったら、膝を曲げて両方の足の裏を合わせます。そして両膝を床に押しつけるようにして、10回ほど上下させます。これを3セット。背筋をしっかり伸ばして行ってください。続いて、足の裏を合わせたままで、ぐーっと前屈していきます。このとき、お腹を引き上げるようにしてからだを曲げるのがコツ。出来るだけ深い呼吸をしながら、10秒キープ。これも同じく3セットです。最初は、痛くて膝が床につかなかったり、からだを前に倒せなかったりしますが、決してがんばり過ぎないこと。出来る範囲で大丈夫です。反動をつけて、無理矢理行うのは逆効果になります。徐々にスキニーパンツが決まる下半身が出来上がって来ますよ。
そしてもうひとつ、いいことが起こります。それは、ホルモンバランスが整ってくるため、肌や髪がツヤっぽく、しっとりして来ること。女子の場合は、生理が楽になる効果もあります。さらに股関節がほぐれると、心も穏やかに、オープンになるようです。精神面も安定して、些細なことでイライラしなくなるのです。
どうやら、股関節のやわらかさと心身の美には、深い関係があるようです。TVを見ながら、音楽を聴きながら、こまめにほぐす習慣をつけたいですね。
■第391回 「スマホ顔」注意報。
電車に乗っても、カフェに入っても、目につくのはスマホを手にしている人の多さです。あまりの便利さに、1日中手放せなくなってしまっている、なんて人も。
「スマホ顔」というものがあるそうです。スマホを操作しているときは、どうしてもうつむき加減になったり、目を細めたりするものですが、こうした姿勢や表情が長時間続くと、重力で頬やあごのラインがたるんだり、目ヂカラがなくなってしまったりします。
また無表情でいることで、表情筋もなまけてしまい、顔全体から生気も失われて、一気にかわいらしくなくなってしまうのだとか。
スマホ依存症を自覚している人は、意識してスマホを使わない時間を増やしてください。そして1日1度のフェイササイズで、顔に元気を与えましょう。
まず、目をギュッと閉じたら、勢いよくパッと開きます。これを10回繰り返します。慣れたら出来るだけ高速で行います。スマホの画面の見過ぎで、目が疲れてしまったときに効果的です。
次に、遠くに視線を飛ばしたら、すぐに近くに視線を戻します。これも10セット。瞳がイキイキする目の体操です。
そして、ひとりになったときに絶対やってほしいフェイササイズをご紹介します。好きな曲を聴きながら、思い切り大きく口を動かして、一緒に歌ってみてください。これは想像以上に表情筋を使うハードなメソッド。1曲通して歌うと、顔全体がジンジン熱くなって来るほどです。お風呂で血行がよくなっているときに行うと、さらに効果的。顔のむくみや、余計な脂肪も撃退出来ます。
スマホに夢中になり過ぎると、リアルな人間関係が築きにくくなるという深刻なデータもあります。美と、健全なコミュニケーションのためにも、スマホに費やす時間はどうぞ短めに!
ユウコ
ユウコ●スキンケア、メイク、食事、ダイエット、アンチエイジングなど美容に関することならなんでもお任せの美容ライター。著書に「韓国美女の美容道52」「ハッピーラッキー美人の秘密」がある。
ウエルネス&ビューティーライター ユウコ公式サイト
http://yukomotoyama.com/