2013年02月
■第382回 時には、美容を忘れる勇気を。
日々自分を高めることが習慣になっている人にとって、今日も納得の美容道を歩んだという充実感はたまらないものでしょう。やる気もアップし、励みになりますね。
そこで今週は、自分磨きをがんばる動機について、今一度確認をしてほしいと思うのです。そしてもしも、少しでも心のなかに、今の自分を認めたくない気持ちがひそんでいたとしたら、ちょっと立ち止まってみてください。
自分を否定することからはじまる美容は、必ずストレスがともなうので、長く続けるほどに、心身のバランスを崩す結果になってしまいます。これでは元も子もありません。
思い切って一度、自分を高めることを忘れて、お風呂や歯磨き、基本的なスキンケアといった、必要最低限のことだけを行い、後は何もしないで過ごしてみましょう。そんな日を重ねていくと、案外、何もしなくても大丈夫な自分がいるのに気がつくはずです。
そのままの自分も悪くないと知ることは、きれいになるために欠かせない絶対的な要素。もっともっとと、理想を追い求めるより、すでに自分が備えている素敵な部分を発見するほうが先なのです。
よりよい自分になるために厳禁なのは、無理をすること。これに尽きます。自分に対して否定的でいると、人の批評や、自分にないものを持っている人に左右されて、しなくてもいいようなメソッドに手を出してしまうことになりがちです。あれこれ美容のノルマを抱え込むのは逆効果。本当は、少し足りないくらいのコスメで、ほどほどに手を抜くくらいがちょうどよいのです。このゆとりが全身を癒し、あなたの持って生まれた美を引き出してくれるからです。
自分に備わった美を、もっと信頼しましょう。つらいことには手を出さないで。これだけで、あなたのまわりには、人を心地よくする清らかなオーラが一気にあふれ出て来ます!
■第381回 ストレスは、感じる前にやっつけて。
耳の下からあごにかけてのラインを、ちょっと触ってみてください。人差し指と親指で、骨をはさむようにして、軽く押していきましょう。何か、ゴリゴリするような感触はありましたか? あるいは痛みを感じたりしませんでしたか。
もし少しでも違和感があったなら、それはストレスがたまっている証拠。無意識のうちに歯を食いしばるなど、ストレスによる表情のゆがみによってリンパの流れが滞るため、痛みなどの反応が起こるのです。
顔のむくみを防ぐためにも、こまめにツボを押して、リンパを流してあげましょう。唇の下、口角、鼻の下、小鼻の脇の4点を、ゆっくり押してください。疲れもとれて、表情も明るくなります。
でも、何と言っても大切なのは、ストレスをためないこと。というより、ストレスを感じる前に、先手を打ってやっつけてしまうことです。気持ちが下がって来たなと思ったら、すかさず上げてあげる。こんな習慣をつけてしまえば、メンタルはいつもぴかぴか! 美容上も、ずっと好調が保てるのです。
では、どうやって気持ちを上げるかですが、間違ってもスイーツに走ってはいけません(笑)。場合によっては、1日に何度も上げる必要があったりするので、その都度ケーキを口にしていたら、大変なことになってしまいます。
それよりも、香りのチカラを借りてみてはいかがでしょう。森林の、澄みきった空気の中を歩いているような気分になれる香りなら、きっとこわばった心がときほぐされ、清らかな気持ちになれるはず。
アユーラの「ウェルフィットアロマバーム」(14g 2,625円)は、森林に漂う「フィトンチッド」がブレンドされたパヒューム。部屋にいながらにして、森林浴の快適さが味わえる、心にもからだにも清々しい逸品です。さらに、これをつけてストレッチやヨガを行うと、自然に呼吸が深くなり、リラックス効果も倍増します。ユニセックスな香りでもあるので、カップルで使うのも素敵ですよ。
ストレスなんかに怯えない強さも、美を育てるエッセンス。ひらりと優雅にかわして、いつも上機嫌でいたいものですね(^・^)。
■第380回 美容メソッドは、自分流にカスタマイズしよう!
「ダイエット」「スキンケア」「エクササイズ」などなど、きれいになるための情報は、たやすく素早く手に入る時代ですね。ビューティー・メソッドも、日に日に更新され、星の数ほど存在しています。
そのなかから、挑戦してみたいことが見つかったとき、もしも少しハードルが高いと思ってしまったとしたら、あなたならどうしますか。たとえばヨガは朝行うと、とても効果が上がりますが、朝は時間がないため出来そうもないとします。
さて、ここで、やっぱり無理! と、あきらめてしまうでしょうか?
確かにヨガは朝に行うのが理想ではありますが、昼でも、夜でも、出来るときに行ったって、まったく問題ないのです。ベストな状態でないからといって投げ出してしまえば、その時点でもう、ヨガの恩恵を受けることは出来なくなります。実にもったいない話ですよね。
完璧を目指すことは、きれいになるチャンスを逃す理由のひとつです。よりよい状態で行わなければ効果は出ないというのは、間違った思い込み。どんなコンディションであっても、新しい習慣を取り入れれば、必ずからだは変わるのです。
もしもセオリー通りに行うことがむずかしければ、そこに自分なりのアレンジを加えてみてはいかがでしょうか。自分のアンテナにひっかかったメソッドは、必ず自分にとってプラスになるもの。そのひらめきを信じて、何とか続けられるように工夫してみると、面白い展開がみられます。
わたし自身も、生姜紅茶をずっと続けていますが、飽きたときはスープやお味噌汁で生姜をとるようにしています。要は、からだが温まって、血液のめぐりがよくなればいいのですから。既存のメソッドをたたき台にして、自分にぴったり合った方法を編み出してみるのも楽しいですよ。
ちょっとアバウトなくらいのほうが、美へのスイッチは入りやすいもの。自分の心とからだと遊ぶようなつもりで、自由に楽しく、美のレベルを上げていってくださいね!
■第379回 リンゴとラブリーボイスで、好印象をゲット。
1年で一番、起きるのがつらい季節ですね。朝の目覚めはいかがでしょう?
すぐにシャキッと1日をはじめられる人は、太らないタイプです。それは、朝すっきりと目を覚ますことで、代謝がアップするから。自律神経が正しく働きはじめるため、からだがすんなり燃焼モードに入ってくれるのです。そう、朝の車内で居眠りしているようでは、どんなにスイーツをガマンしても、ダイエットの効果はみられにくいのです。
朝に強くなれば、それだけで痩せ体質になります。朝は苦手という人、明日から上手にからだを目覚めさせてあげましょう。
まず、騒音としか思えない目覚まし時計の音で起きるのはやめます。起きた瞬間に「うるさい!」と不快な気分を味わうと、からだは抵抗し、起きたがらなくなってしまうのです。心地よくて癒される音を聞いて起きましょう。気持ちよくて寝てしまいそうと思いがちですが、実際は正反対。快適な音は、快適な目覚めを呼ぶのです。
そこでおすすめなのが、好きな人の声で起きること! 彼や彼女に目覚まし用のボイスを録音してもらってはいかがでしょう。好きなタレントの着ボイスを使うのもいいですね。心地よさと同時に、ラブリーな気持ちも味わえるので、パッと瞳が開きますよ。
そして朝食では、歯ごたえのある果物を取りましょう。今の季節なら、リンゴが一番です。果物の活きた水分を起きたてのからだに入れてあげると、眠っていた内臓にもスイッチが入ります。
フレッシュなジュースもよいのですが、朝の果物はそのまま食べることをおすすめします。噛むという運動をするほうが脳に刺激が伝わるからです。
朝からさわやかな表情をしている人には、とても好感が持てます。どよーんと眠そうな顔をしていたら、それだけでチャンスを逃してしまうかも知れません。
朝を制するものは、美と幸運を制す。これって、実は本当のことなのです!!
ユウコ
ユウコ●スキンケア、メイク、食事、ダイエット、アンチエイジングなど美容に関することならなんでもお任せの美容ライター。著書に「韓国美女の美容道52」「ハッピーラッキー美人の秘密」がある。
ウエルネス&ビューティーライター ユウコ公式サイト
http://yukomotoyama.com/