2012年11月
■第369回 この冬、明るい肌をキープしよう。
気温が下がり、乾燥が進む季節になると、徐々に肌の代謝が落ちていくそうです。すると、気になるのは肌の透明感。くすんだ肌では、テンションも下がってしまいますね。
手っ取り早い解消法として、シェービングという方法があります。一度でも顔のうぶ毛を剃ったことがある人なら、その効果に感動したことでしょう。うぶ毛を剃ると、肌のくすみは見事に取れ、格段にトーンが明るくなります。ファンデーションのノリや、チークの発色もまるで違って来るので、ハマってしまった人もいるのではないでしょうか。
しかし、いくら効果があると言っても、毎週のように行ってしまってはよくありません。効果が絶大な分、肌へはかなりの負担がかかっているのです。3週間に1度がMAXと考えておきましょう。そしてカミソリを使うよりも、フェイス用の電動シェーバーでお手入れするほうが安心です。パナソニックの「アミューレ フェイスシェーバー ES2180P」(オープン価格)は、肌への刺激も少なく、初心者でも使いやすいのでおすすめです。
また、うぶ毛を剃った後、すぐにメイクをしたり、日に当たるのは厳禁です。肌荒れや色素沈着の原因になるので、まる1日経過してからにしましょう。さらに顔の皮膚は大変敏感なので、体調が今ひとつのとき、生理のときは避けてください。十分な保湿もお忘れなく。
また、肌に刃を当てることに抵抗を感じる人は、よーじやの「つやの玉」(470円)はいかがですか。主成分である天然純植物性こんにゃくが、洗うたびに「うぶ毛」を薄くしてくれます。毛穴の汚れまですっきり落とせるのに、赤ちゃんにも使える刺激のなさもうれしい、超おすすめの逸品。冬になるとなぜかニキビが増えてしまうという人も、ぜひ試してみてください。
輝く明るい肌には、美も幸運も集まって来ます。イキイキ、元気なオーラで、今年やり残したことに、ひとつ残らずトライしましょう!
■第368回 若白髪は、がんばり屋さんのしるし。
この前「白髪デビュー」しちゃった、という中学生の女子から話を聞きました。なんと友達同士で抜き合いをしているのだとか。しかし、この若白髪、無理もないのです。10代は、人生はじめての悩みに出会う年代。受験、恋愛、将来のこと……ストレスを感じない日はないほどですよね。
ストレスを受けると、わたしたちの毛根には強いダメージが与えられます。そのため、健康な髪が育たなくなってしまうのです。もしも1本でも白髪を発見したら、ちょっとひと休みしましょう。がんばるという行為を手放し、今一番したいことを、心行くまでしてみてください。
そして次は、髪のストレスをとってあげます。毎日欠かさずシャンプーをして、大好きな香りのトリートメントでケアしていても、髪には結構負担がかかっているのです。その一番の原因は、髪に残ってしまったシャンプーの石鹸かすや、落とし切れなかったスタイリング剤です。髪の傷みが気になる場合、マイルドな洗浄力のシャンプーを使いがちですが、週に1度は、髪も地肌もディープ・クレンジングしましょう。
オルビスの「ディープクレンジングシャンプー」(240ml 1,260円)は、髪にとって必要のないものを根こそぎ洗い流してくれる、頼もしい洗浄力を誇るシャンプーです。ハーブの香りも心地よく、頭皮をほぐすようにマッサージしながら洗えば、気分もすっきり。多少きしむ感じがしても、その後のトリートメントやヘアパックがグンと浸透しやすくなりますから、髪を傷める心配はありません。
食生活にもひと工夫です。大豆製品と海藻、そして唐辛子を一緒にとってみましょう。キムチ豆腐にわかめを乗せたり、大豆とひじきの煮物に唐辛子を少し振ってみたり。納豆をいただくときは、七味唐辛子と海苔を加えるのもいいですね。美髪のための栄養素が、しっかり取れます。ダイエットにもよいですよ。
がんばり屋さんほど、白髪になりやすいものです。無理をしないことは、決して手を抜くことではありません。元気でツヤのある髪のために、もっと自分にやさしくする時間を持ってくださいね。
■第367回 お疲れさま! の気持ちを込めて、秋の夜長にハンドケア。
手は本当に働き者です。からだのなかで、一番酷使している場所と言ってもいいのではないでしょうか。特にパソコンや携帯、スマホを使う頻度の高い人は、どうかすると1日中手先を動かしていたりします。
手にもリフレッシュの時間を与えましょう。グーパーを何回かすると、手全体が楽になりますね。実は、手は想像以上にこっているのです。そして手は、第二の脳とも呼ばれているので、手の疲れをとってあげると、脳の働きもグンとアップするのだとか。最近集中力がなくなった、疲れやすくなったと自覚している人は、ハンドケアをしましょう。甘いものを食べるより、効果絶大です。脳がくたびれてしまうと、考えもネガティブ寄りになりますし、表情も冴えなくなるものです。
秋の夜長に、ハンドバス(手浴)はいかがですか。洗面器に少し熱めと感じる温度のお湯を張り、お好みのエッセンシャル・オイルを2〜3滴落としてよくかき混ぜたら、両手をそっと浸します。心地よい香りと、手に伝わる温かさにうっとりしますよ。お湯のなかで手のひらを揉みほぐしたり、指を回すと、さらに疲れが取れます。
手が温まって、血行がよくなったところで、次はマッサージです。ハンドクリームをたっぷりと、手首、手の甲、指、指の間までなじませたら、手首から指先に向かってらせんを描くようにマッサージしましょう。続いて指と指の間をつまみあげます。痛みを感じたら、からだが疲れている証拠。よくほぐしておいてください。最後は爪の生え際と、爪の横の部分をプッシュして刺激します。
そしてこれからの季節は乾燥が進み、手荒れが気になりますから、ハンドクリームはこまめに塗りましょう。アクア シャボンの「ハンドスパクリーム」(50g 630円)は、しっかり潤うのにべたつかないので、携帯やスマホも快適に使えるおすすめのクリーム。ネイルケアも出来るので、これ1本あれば、いつもすべすべツヤツヤの手でいられます。
手と向き合うと、不思議に心が安らぐものです。お疲れさま(^・^)と声をかけながら、手と触れ合う時間をたくさん設けてくださいね。
■第366回 自分のファンになってみよう!
魅力的な人ほど、自分のことが大好きなものです。あなたは、自分が好きですか? 自分に対してポジティブだと、きれいになることにも積極的になりますし、表情やしぐさも自然にかわいらしくなります。自分で自分を素敵と思えると、それだけで美のスイッチが入ってしまうのです。
なので、自分をあまり好きになれないというのは、とてももったいないことです。今日から自分の大ファンになりましょう。自分が好きじゃないと言う人は、決まって「イケてない自分」に焦点を合わせがちです。寝起きのぼさぼさ頭や、失敗して落ち込んだときの顔ばかりを鏡に映してまじまじと見てみたりするのです。
そうした癖は直してみませんか。これから鏡を見るのは、メイクのときと、自分がとてもいい顔をしていると思えるときだけに限定してください。いい状態の自分だけを見ていると、次第に自己評価が上がって来ます。
そして、自分撮りをしましょう。自分が一番かわいく見えるアングルにこだわり、何枚も色んなパターンで撮るのです。ベストショットは、携帯の待ち受けにするのがおすすめ! 自分って、こんなにかわいいんだと何回も何回も実感すると、脳もそれを承認してサインを出すので、本当にかわいらしさが倍増します。
また、オーディションを受けている人ならおなじみの、宣材写真。これを撮るのもよい方法です。ヘアメイクもオーダーし、最高の自分を撮ってもらいましょう。一番気に入った写真は、引き伸ばして部屋に飾ったり、ファイルに挟んだりして、いつも眺めるようにします。次第にその最高の自分が、いつもの自分になりますよ。
日常のなかでは、色々なことがあるものです。時には凹んだりもしてしまいます。そんなとき、自分が自分のファンでいれば、立ち直るのも早くなります。自分を好きになることは、心の強さを育てることでもあるのです。自分ともっとなかよくしながら、ハッピー・ラッキーな出来事とつながっていきましょう!
ユウコ
ユウコ●スキンケア、メイク、食事、ダイエット、アンチエイジングなど美容に関することならなんでもお任せの美容ライター。著書に「韓国美女の美容道52」「ハッピーラッキー美人の秘密」がある。
ウエルネス&ビューティーライター ユウコ公式サイト
http://yukomotoyama.com/