2012年07月
■第351回 夏のからだをハッピーに! 冷水シャワーの素敵な恩恵。
暑い季節は気になることが色々ありますね。からだのだるさや、汗のにおい。そしてやっぱりダイエット!
なんとこうした問題は、毎日のシャワータイムで解決出来てしまいます。それも、特別なグッズは必要なし。いつも通りにシャワーを使ったら、最後に冷水を1分ほど浴びるだけで、みるみるからだは快適になっていくのです。
その秘密は、冷水を浴びると自律神経が整うことにあります。自律神経とは、わたしたちを元気に、きれいにしてくれるために、絶え間なく活動してくれる神経のこと。からだにスイッチを入れる交感神経と、全身をリラックスさせてくれる副交感神経をバランスよくはたらかせると、自律神経はベストの状態になるのです。
そのためにはウォーキングやラジオ体操などの軽い運動がよいとされていますが、冷水シャワーを浴びるだけでも効果は絶大。アタマは冴えるし、気持ちは前向きになるし、小さな悩みごとなら、これだけで吹っ飛んでしまうほどです。
からだのにおいが気になる人も、デオドラント製品を使う前に冷水シャワーをどうぞ。からだを清潔にしたところで冷水を浴びると、においの原因になる皮脂量がおさえられるので、汗をかいても、軽くふき取るだけでサラサラの肌が戻って来ます。
そしてダイエットに欠かせないのが、基礎代謝のアップですよね。ストレッチやマッサージで血行をよくして、内臓のはたらきを活発にする方法が定番ですが、冷水シャワーを浴びることも血行促進に大いに役立ちます。温かいシャワーでゆるんだ血管が、冷水でキュッと縮まることで、全身の血の巡りがよくなり、顔色もイキイキ! さらには皮膚もひきしまり、脚のむくみや、腫れぼったいまぶたなどもスッキリします。
注意点ですが、冷水シャワーがはじめての人は、いきなりアタマから浴びることは避け、最初は足先、手足、続いて下半身と、徐々に水をかけて、慣らしていきましょう。次第に普通に浴びられるようになって来ます。
この夏、冷水シャワーの新習慣で、最高にハッピーなからだをゲットしてくださいね(^^)!
■第350回 パセリのチカラで、からだシャキッと!
夏本番を前にして、気になるのは貧血です。暑くなるとからだがだるくなったり、ふらふらめまいがしてしまうという人、いますよね。貧血になりやすい体質は、放っておいてはダメです。顔色が悪くなったり、目の下に青いクマが出来たり、爪がもろくなるだけでなく、熱中症にもかかりやすくなるので、積極的に改善していきましょう。
さらに汗をたくさんかくと、体内から鉄分がどんどん出ていってしまうので、これからの季節は鉄分不足にならないよう、特に気をつけたいもの。本当に症状がつらいときには、日本臓器製薬の「マスチゲンS錠」(32錠 997円)が効果的ですが、これは残念ながら15才未満の人は服用が出来ません。やはり薬で対処するより、食事を見直すほうが正解。よい血を作るのは食べ物なのだと、しっかり意識してくださいね。
さて、何を食べるかという問題以前に、まずは間食を控えることからはじめましょう。貧血対策の基本は、お食事時にきちんとお腹が空いていること。十分に空腹を感じたうえで、ガツーンと食べることを習慣にしたいですね。
そして貧血に効く食べ物と言えば、レバーが思い浮かびますが、嫌いだったら無理して食べなくても大丈夫。それよりもほうれん草や小松菜のおひたしや、れんこんのきんぴらをどうぞ。造血作用にすぐれた美味しい野菜料理です。
ほかには、パセリがとってもおすすめ。意外にも、鉄分の含有量は野菜のなかでもトップクラスなんです! 加えて汗のにおいを抑えるデオドラント効果もあります。このパセリが一度に大量に取れるソースをご紹介しますので、ぜひ作ってみてください。これさえあれば、手軽に鉄分が美味しく補給出来ますよ。
作り方は本当に簡単。パセリの葉をひと束、にんにく1かけ、赤唐辛子1本、アンチョビ2〜3尾をすべてみじん切りにしたら、オリーブオイル30mlとよく混ぜ、塩とブラックペッパーで味を調えれば出来上がり。パスタにかけても、パンにつけても最高です。
パセリは飾りと思っていた人、これを機会に、もっとパセリと仲よくなってくださいね(^_-)★
■第349回 夏場の肌は、赤ちゃん扱いしてあげる。
梅雨が明けると、やって来るのは照りつける太陽のシーズン。緑の少ない場所を歩いていると、容赦ない陽ざしが痛く感じてしまうほどです。これからの季節は、サンケアと当時に、肌に極力刺激を与えないことを、徹底して守っていきましょう。
とにかく注意したいのは、角質を必要以上に取り除くことです。ジェルやパックなどによる、ピーリングはおやすみしましょう。気温、湿度ともに高い夏は、冬場よりも一段と肌の新陳代謝がアップするときですから、特にスペシャルな角質対策をする必要はありません。角質は紫外線から肌を守ってくれるものでもあるので、自然にはがれ落ちていくのを待つというスタンスがベストです。
ところが、皮脂分泌が活発になる夏は、つい洗顔にもチカラが入り過ぎるもの。根こそぎ汚れを落とそうと、ゴシゴシこすって洗いたくなりますが、ここはぐっとガマン! 何も必死にこすらなくても、汚れは十分落ちるので大丈夫です。
今日から洗顔のときには、自分の肌を赤ちゃんの肌だとイメージしてみてください。まさかフェイスブラシでこすろうとは思いませんよね?
夏場の肌は、赤ちゃん扱いしてあげるのが大正解なのです。
ひたすらそっと、肌をやさしく愛おしむように、撫でるようにして洗うのがポイントです。後は洗顔料の成分が肌に残らないよう、しっかりすすぐこと。洗顔料は、酵素入り、スクラブ入りといった角質除去効果の高いものは避け、肌に負担をかけずに、汚れだけをすっきり洗い流してくれるものを選びましょう。
この時期のおすすめは、ゼノア化粧料の「びがんこ」(200g 1575円)。石鹸と粘土を混ぜ合わせて作られた洗顔料です。泡は立ちませんが、顔全体に指で伸ばして軽く撫でたら、あとはすすぐだけで、すっきりつるつるの、生まれたてのような肌に洗い上がります。
粘土は汚れをかき出しながら、潤いはきちんとキープしてくれる優等生。ひと夏使えば、みるみる赤ちゃんの頃の肌へ戻っていけそうな、頼れるアイテムです!
■第348回 ハンドパワーで、セルフヒーリング!
早いもので、1年の折り返し地点がやって来ました。皆さまそれぞれに、忙しい毎日を送っていることでしょう。仕事や勉強、レッスンに、プライベートタイム。そしてオーディション! 可能な限りスケジュールを入れ、日々を懸命に送っていると、それだけで充実しているような気になってしまいます。
でもそれで、果たして心までも満たされているのでしょうか? 心(りっしんべん)を亡くすと書いて、忙しいと読みます。慌ただしさに流されていると、だんだん心の存在をないがしろにしがちなもの。すると、からだに直接マイナスの作用が及んでしまうので、早め早めにお手当しましょう。
そう、手当とはよく言ったもの。まさに手を当てることで、心もからだも楽にしてあげられるのです。子どもの頃、転んで痛い思いをしたときに、お母さんがさすってくれただけで、不思議に痛みがおさまったことを覚えていませんか?
ちょっと不思議な気もしますが、人間の手のひらには、心とからだの痛みを和らげる、癒しのパワーが宿っているのです。今日からぜひ、つらいなと感じたときには、ぜひ自分で自分をヒーリングしてあげてください。
まずは正座し、背筋を伸ばしたら、深く、ゆったりと息を吸っては吐いていきます。からだのすみずみにまで呼吸が巡るように、吸って吐いてを続けましょう。だんだんからだがぽかぽかして来たら、自分のつらいところに意識を向け、そこへそっと手のひらを当ててあげます。手のひらの温かさが、少しずつ痛みや違和感を溶かしていくのがわかると思います。
また、無性にイライラしたり、自己嫌悪に襲われたりといった、ネガティブな思いが苦しいときは、足の指を小指から順番に、親指まで引っ張ってあげましょう。足の指は呼吸器とつながりがあるので、こうして刺激を与えてあげると呼吸が深くなり、次第に精神が安定して来るのだそう。ここ一番の勝負の朝にも、ぜひ行っておきたい方法です。
自分が自分のヒーラーでいられたら、こんなに心強いことはありませんよね(^_-)★
ユウコ
ユウコ●スキンケア、メイク、食事、ダイエット、アンチエイジングなど美容に関することならなんでもお任せの美容ライター。著書に「韓国美女の美容道52」「ハッピーラッキー美人の秘密」がある。
ウエルネス&ビューティーライター ユウコ公式サイト
http://yukomotoyama.com/