2012年05月
■第343回 美髪のキーワードは、「クーリッシュ」!
タレントさん、モデルさんからは、やはり人並み外れた美しさを感じます。肌が荒れ気味でも、疲れが少々顔に出ていたとしても、それを気づかせないほどの輝きを持っています。その理由は、どうやら髪にあることがわかりました。まさに髪は、顔の額縁。とにかく素敵な人ほど、ツヤツヤ、キラキラの髪が印象的なのです。
さて、この美髪のためには、ヘアケア製品で髪を守ることも大切ですが、その前に髪そのものを元気にしてあげることが先決。それには、冷やしてあげることが効果的です。シャンプーの最後は、冷水ですすぎましょう。これで髪にツヤとハリが出ます。そして温風ドライヤーを使って7割程度まで乾かしたら、冷風に切り替えてブロー仕上げです。冷水と冷風のチカラで髪にコシが出るので、スタイリングも決まりやすくなります。
さらに髪を冷やせば、同時に地肌も冷やせます。これは髪にとって、とてもよいこと! 地肌を冷やすと、毛根部分への血流がアップするので、強くて健康な髪が生えてくるのです。ただしこの方法は、冬にはとても出来ないのが玉にきず。暑い季節限定となってしまうのが残念ですが、夏の間だけでもぜひ習慣にしてみてくださいね。
そして、無理なダイエットは絶対に禁物です。極端に食事を減らすと、髪はだらりとコシがなくなり、パサついてきます。それはたんぱく質や各種のビタミン、亜鉛といった髪の材料が不足するから。
低カロリー高たんぱく質の貝類や、ビタミン・ミネラルが豊富な緑黄色野菜や海草類をしっかり取りましょう。むしろこうした食生活のほうが、脂肪も効率よく燃えてくれますよ。
それでは、ここで美髪を育てる、美味しい「クコの実ペースト」をご紹介します。クコの実(中華食材コーナーで手に入ります)ひとつかみ、黒ごま大さじ3杯、黒砂糖小さじ2杯をすり鉢でするか、ミキサーにかければ出来上がりです。ヨーグルトやパンなどのお供にどうぞ。わたしはおへそまで届くロングヘアを続けているのですが、このペーストのおかげで髪のトラブルはまったくありません。ぜひ、試してみてくださいね(^_-)!
■第342回 頬の赤みは、かわいいけれど。
気温が上がっていくにつれ、暑さで顔がすぐに赤くなってしまったり、少し運動しただけでも顔がほてって、なかなか赤みがひかないことにお悩みの人、少なくないと思います。
「ほっぺが赤くてかわいい」と言われても、素直に喜べないんですよね。
気温差、体温差で顔が赤くなる原因のひとつに、毛細血管がうっ血することがあります。このうっ血を防ぐには、毛細血管を丈夫にするのが一番。そのために毎日行いたいのは、ローションのパッティングです。
ロゴナの「ハーバルトナー ミント&ハマメリス」(125g 2310円)といった、清涼感のある肌にやさしいローションを使って、気持ちいい程度の強さでパッティングしましょう。このときあまり強く叩くと、かえって毛細血管にダメージを与えてしまうので気をつけてくださいね。
そして、下半身の血行をうながすことも効果的。下半身の血行がよくないと、上半身に血液がたまってしまうので、顔の赤みが出やすくなるんです。スクワットや自転車こぎなど、積極的に足を使う運動をしましょう。全身にくまなく血液が回り出し、のぼせたり、ほてりやすい体質が改善されます。
加えて、食生活も大事です。毛細血管を強くしてくれる栄養素は、ビタミンPとルチン。これがたっぷり含まれている食材のナンバーワンはトマトです。血液をさらさらにしてくれるオニオンスライスをのせたトマトサラダは、毎日でも食べたいメニュー。ほかには、そばもおすすめです。そばはルチンの宝庫! さらにはビタミンB群も豊富なので、皮膚や粘膜を強くしてくれます。皮膚が弱い人ほど顔が赤くなりやすいので、白いご飯やパンよりも、出来るだけそばを食べるようにしてみてください。ダイエット効果も期待出来ますよ。
また、一刻も早く赤みをおさえたいというときの裏ワザとして、すぐに首筋を冷たいタオルなどで冷やす方法があります。次第に顔のほてりがおさまっていくので、試してみてくださいね。
■第341回 「本当のこと」を選べば、奇跡が起こる!
突然ですが、あなたがいま着ている服、聴いている音楽は、本当に心の底から好きなものですか? よく考えてみると、本当にそうとは言い切れなかったりしませんか。流行っているからとか、ウケがよさそうだからなどと、周囲の目を気にして選んでいたりしないでしょうか。
自分を取り巻くあらゆるものを、心から好きと思えるものだけに決めると、途端に人は光ってきます。誰にも似ていないオリジナルの魅力が出て、存在感がぐっと際立って来るのです。
周囲の目を気にして、無難なものを選ぶことが習慣になってしまうと、あなたの本来持っている個性が薄まるうえ、自分を見失ってしまうという悲劇も起こりかねません。
回りから浮いてしまう心配も必要なしです。万が一、それで離れていく人がいたなら、それだけの関係だったということ。今度は必ず、もっとあなたと切磋琢磨出来る素敵な人が現れます。本当の自分を発信していると、不思議に自分が出逢いたかった人に巡りあえるという、そんな恩恵もあるのです。
なので、これから何かを決めるときには「心の底から好きか?」ということをいつでも基準にしてほしいと思います。そうして物事を選んでいくと、自分のことがとても好きになれます(自分のことが好きな人に、格好悪い人はいません!)。
本当は何をやりたいのか、どこへ行きたいのか、どんなふうに振る舞いたいのか。
とにかく、徹底的に自分の好みにこだわると、生きることイコール、魅力的になることの素敵な図式が出来上がります。
ただひとつの例外としては、それをやるのはちょっと抵抗があるけれど、やったら必ず明るい未来が待っていると確信できることだけ。それは、勉強だったりレッスンだったり、人それぞれだと思いますが、それだけはしっかりやってくださいね。
皆さん、自分の好みを信じて、もっと自分自身に詳しくなってみませんか。
■第340回 間食作戦で、ほっそりボディをゲット!
本当に不思議に思うのですが、どうしてダイエットを決意した途端、人は美味しくて太りそうなものばかり食べたくなってしまうのでしょう(>_<)。長年の人体実験の結果わかったのですが(笑)、それはからだに必要な栄養が足りていないことと、脳が「ちゃんと食べている」と実感してくれていないから。
熱中症を防ぐためには、のどの渇きを覚える前に水分を補給することが大事と言われますが、ダイエットにもまったく同じことが言えるんですね。我慢に我慢を重ねて、からだも脳も飢餓状態にしてしまうと、食欲が爆発するうえ、脂肪をたくわえやすく、太りやすくなってしまうのです。
これを防ぐには、こまめな間食作戦がとても有効! いつもバッグのなかに、携帯食をしのばせておくのです。そして、おなかが空きそうなときに、ちょこっとひと口食べると、不思議に高カロリーの食事への渇望が消え、ダイエットへのモチベーションが下がらずにすみます。
さて、その携帯食でおすすめなのは、デーツとだし昆布です。デーツとは、別名を「なつめやし」といい、キャラメルのように甘くて美味しいドライフルーツです。本当に甘いので、ひとつ食べれば十分に満足出来ます。もちろん栄養価も果物のなかで一番と言われているほど。精神を安定させるミネラルや、おなかをきれいにしてくれる食物繊維がたっぷりなので、甘いもの好きのダイエッターさんには最高におすすめです。
また、ちょっと塩気も欲しいときには、だし昆布がベスト。食べやすいようにあらかじめハサミでひと口大に切っておき、時間をかけて、トロトロになるまでよく噛みます。この美味しさがわかるようになると、和食も大好きになりますよ。そして昆布は、コンビニなどにある、いわゆるスナック系の「おしゃぶり昆布」などはNGです。人工的な調味料が使われているため、代謝が落ちますし、変な食欲がわいてくるので、必ず普通の昆布にしてくださいね。しょっちゅう食べていると、だんだんと髪のツヤも違ってきます。
ダイエットは苦しんでするものではありません。からだと心をいたわりながら、楽しくするもの。だからこそ、さらに魅力に磨きがかかるんです!
■第339回 汗をかくことを嫌がらないで。
気温が上がるにつれ、CMでも、ドラッグストアでも、いわゆる「デオドラント商品」がプッシュされはじめます。あなたのバッグのなかにも、デオドラントスプレーが入っていたりしませんか?
汗のにおいが気になる季節、つい制汗スプレーを使いたくなる気持ちはわかります。でも、ちょっと待ってください。からだから出ようとしている汗を止めてしまうと、汗腺が詰まり、毒素が体内にためこまれてしまいます。すると、毒素をふくんだ汗が出るようになって、かえってにおいのもとになってしまうのです。ですから汗は自然のままにかくようにしましょう。むしろ、かけばかくほどからだのにおいは消えていきます。汗拭きシートなどを使うのもよいですが、基本的にはこまめに清潔なタオルで拭くだけでOKです。
唯一ナチュラルな汗止めの方法としては、朝食にミントやカモミールのお茶を飲むこと。からだに清涼感がめぐり、汗の量を減らすことが出来ます。
そして問題なのは、汗そのもののにおいですよね。これは食事で解消出来ます。ポイントは、葉緑素をたくさんとること。お料理に添えられているパセリやクレソンは残さないように。春菊やほうれん草も、おひたしなどでどんどん食べましょう。特にお肉が大好きという人は、緑の野菜を欠かさないように。動物性の脂はどうしてもからだに残りやすく、活性酸素が増え、嫌なにおいのもとになるからです。これを断つには葉緑素をとることが一番。血液や体液がきれいになり、汗のにおいのほか、口臭も消えてしまいます。おまけに肌のくすみも消えてトーンアップしますよ。
そして、お料理には極力よい油を使うようにしましょう。ごま油、オリーブオイル、グレープシードオイルなどは、からだの毒素を包み込んで外に出してくれるのでとてもおすすめ。
汗はからだをデトックスしてくれるありがたいものです。嫌がらないで、安心していい汗をかいてくださいね(^^)/!
ユウコ
ユウコ●スキンケア、メイク、食事、ダイエット、アンチエイジングなど美容に関することならなんでもお任せの美容ライター。著書に「韓国美女の美容道52」「ハッピーラッキー美人の秘密」がある。
ウエルネス&ビューティーライター ユウコ公式サイト
http://yukomotoyama.com/