2012年03月
■第334回 アボカドって、やっぱり最強!
アボガド、じゃなくてアボカド(笑)。大好きなのだけど、太りそうだから避けている、という人がいたら、No! 確かにカロリーは187kcalと、低くはありませんが、もっとも栄養価の高い果物として、ギネスブックに載っているほどの優等生なのです。これを避けてしまうなんて、とてももったいない話。いつも元気はつらつ、つやつやの美肌でいるために必要な、ビタミンA・C・E(エース)、マグネシウムやリンなどがバランスよく入っている、理想の食材なのです。むしろ栄養が不足しがちなダイエット中にこそ、しっかり取っていただきたいもの。
さらに、アボカドはからだを痩せやすくしてくれます。そのキーワードは、「酵素」。わたしたちのからだは息をするにも、恋をするにも酵素が必要で、酵素がなくなったときに、命も終わってしまうように出来ています。そして、この酵素をもっとも必要とするのが、からだに入った食べ物を消化すること。
ですから消化でたくさん使ってしまうと、デトックスや肌の再生といった、美しくなるための作業にまで、酵素が回らなくなってしまうのです。しかしアボカドは酵素の宝庫。だから多少カロリーは高くても、きれいになるためには欠かせないのです。
ここでご注意いただきたいのは、アボカドは決して熱さないこと。必ず生で食べてください。酵素は加熱するとこわれてしまうのです。また、うっかりして熟し切っていないアボカドを買ってきてしまったときは、紙袋に入れて封を閉じ、1〜2日常温で置いておけばOK。くれぐれもレンジにかけたりしないでくださいね(大事な酵素がこわれてしまいます!)。
さて、それではとっておきのアボカド・スイーツをご紹介します。用意するものは、パイナップル1/4個とアボカド1個。これをミキサーでクリーム状になるまで攪拌します。これだけで、世にもフレッシュでジューシーな、しかもお肌にいいビューティー・ムースの出来上がり! ぜひぜひ、お試しくださいね(^^)/☆
■第333回 春のニキビは、「はと麦」と「きゅうり」で撃退!
春が近づくにつれ、なぜかニキビが出来やすくなるとお悩みの人。気温が上がるにつれて、冬の間はおとなしくしていた皮脂分泌が活発になるうえ、花粉やほこりが肌に刺激を与えるので、無理もないのです。さらに、気温が安定しないことがストレスとなり、皮脂や汗のバランスが崩れてしまうのも大きな原因です。
こんな「春ニキビ」を撃退するには、ご存じの通り、清潔を保つのが一番。ただ、あまり洗浄力の強い洗顔料や、スクラブ剤を使って、肌に必要な油分や角質を落とし過ぎてしまうのはNGです。いっそう雑菌がつきやすくなり、かえってニキビを悪化させてしまうんですね。
ですからニキビが出来たからといって、むやみに洗顔の回数を増やす必要はありません。まずは肌を傷めないよう、十分に洗顔料を泡立てて、泡のチカラで汚れを落とすように心掛けましょう。そして十分な保湿を忘れずに。
また、腸をきれいにすることも大切。いつもの白米に、はと麦を炊き込んで食べると効果は絶大です。豊富な食物繊維が腸のおそうじをしてくれるほか、ビタミンB群、鉄、カリウムと、ニキビだけでなく、肌そのものをつやつやにしてくれる栄養素がたっぷり! 普通の白米よりも噛みごたえがあり、ごはんを食べ過ぎずにすむのもよいところです。
そして、裏技としては、すりおろしたキュウリをニキビに10分ほど乗せる、キュウリパック。殺菌作用、消炎作用にすぐれているので、韓国エステでもよく行われています。その際注意していただきたいのは、パックの後にすぐ日に当たらないこと。キュウリには「ソラーレン」という紫外線によるメラニンを増やす成分が入っていて、シミが出来る恐れがあるため、パックは夜に行うことを強くおすすめします。
そのほか、たっぷり睡眠を取ること、ストレスをためないことももちろんですね。ビタミンCもストレスを減らしてくれるので、フレッシュな野菜や果物をしっかり取りましょう。
これで、憎いニキビも消えていきます! ぴかぴか素肌で、新しい季節を楽しんでくださいね。
■第332回 やわらかなからだが、幸せを連れてくる!
あなたのからだ、やわらかいですか? そう聞かれて、自信を持ってイエスと言える人、素晴らしいです! ヨガやピラティスなどには、たくさんの効用がありますが、なかでも大変よいことは、からだがやわらかくなっていくことです。
からだがやわらかいと、まず何もしなくても勝手に脂肪が燃えてくれるうえ、血流もアップするため、冷え性にもなりません。さらに代謝があがって太りにくくなります。そして、意外なメリットとしては、良質の睡眠がとれるようになること。すなわち肌もきれいになるんです。
恥をしのんでお話しますが、実はわたしは、以前屈伸をしても、指先が床上20cmくらいまでしか届きませんでした(^_^;)。それが、なんと1年ほどで床にペッタリ手のひらが付くようになったのです。ですから、いまからだがかたいと悩んでいる人もご心配ありません。毎日ほんの数分エクササイズをすることで、どんどんやわらかくなっていきますよ。
それでは、超かんたんエクササイズをご紹介します。まず、朝起きたら、うーんと全身を伸ばすこと。寝たままでOKです。
それから、体育の時間にイヤというほどやらされた柔軟運動。これがバカに出来ないのです。毎日欠かさずやれば、必ず効果は出ます。その際の注意点ですが、呼吸をゆっくりと、深く行うことがコツ。息は曲げるときに思い切り長く吐くようにします。また、「はずみ」は決してつけないこと。出来るところまででよいので、無理せず、曲がっていることに意識を集中させてください。そして戻すときはひたすらゆっくりと。1セット終わったら、血液が全身にめぐっているのを実感してください。これを毎日3セット。これだけでいいんです(笑)。
続けていくと、次第にからだの動きもしなやかになり、ダンスをしている人なら、踊りのフォームが確実にきれいに、キレがよくなります。また、ケガもしにくくなりますから、やらない手はありません。そして、なぜかからだがやわらかくなると、表情もやさしく、まろやかに、魅力的になってくるんです。
からだは、絶対やわらかいほうがいい! 早速今日からトライしてみてくださいね♪
■第331回 色彩マジックで、食べ過ぎ防止!
美味しそうな色、と言えば、真っ赤な苺のムースや真っ白なバニラアイス。ほんわりと甘そうなミルクティーやカフェオレの淡いベージュも浮かぶでしょうか。そう、人間の食欲中枢は、色彩によっても簡単に操られるように出来ているそうなのです。
そのため一時、真っ黒や真っ青なお皿に、いかにも美味しくなさそうにお料理を盛りつけて、食べ過ぎを防ごうというダイエットが流行ったことがありましたが、あっという間にすたれてしまいました。なぜって、食事は幸せな時間! 気味の悪い色彩のごはんなんて、絶対心が折れてしまいますものね。
しかし、色に食欲の暴走を抑える効果があることは確かなのです。そこで今日は、ちょっと面白く、またとてもハートにやさしい、色彩マジック・ダイエットといったものをご紹介します。
用意していただくものは、青いサングラスだけ。この青という色には、欲望の暴走を食い止めたり、心を落ち着けたりする効果があるのです。誰しも青くきれいな海を見ているときに、決して何かを爆食したくなったりはしないものですから(笑)。
そこで、サングラスの選び方ですが、なるべく心地よい気分になれる青色のものを探してください。海の中にいるような錯覚が起こるような美しい青が最高です。
そしてここからが肝心なのですが、決してこのサングラスをかけながら食事をしないでくださいね。前述したように、お料理が不味そうに見えて、食事がストレスの時間になってしまいます。
さて、その方法ですが、まず食事の前に、3〜5分間ほどサングラスをかけて、静かに心を落ち着けます。お好きなヒーリング・ミュージックがあれば、よりリラックス出来ていいですね。それからサングラスをはずして、お食事スタートです。不思議に、食べ物に対して余裕が生まれ、ゆったり味わうことが出来ること受け合い! これまで、食べ過ぎちゃいけない、いけないと思ってばかりだった食事の時間が、癒しの時間に変わっていくのに、きっと驚くことでしょう。
食事はもともと幸せになるための行事。幸せ気分で食べれば、食べ過ぎてしまったり、太ってしまうこともないので、安心して楽しんでくださいね。
ユウコ
ユウコ●スキンケア、メイク、食事、ダイエット、アンチエイジングなど美容に関することならなんでもお任せの美容ライター。著書に「韓国美女の美容道52」「ハッピーラッキー美人の秘密」がある。
ウエルネス&ビューティーライター ユウコ公式サイト
http://yukomotoyama.com/