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2011年12月

■第３２１回　きれいになることの理由。

　早いもので、今年最後のコラムとなってしまいました。
　今年は３月に東日本大震災という、未曾有の大災害があり、被災地では化粧水どころではなく、飲み水の確保すら深刻な状態でした。あのときは、人間、きれいになることよりも、安全に健やかに生きることのほうがどれほど大事かと、心から思ったことを覚えていますし、いまもその気持ちは変わっていません。
　今年ほど、命の尊さ、安全のありがたみを感じた年はなかったのではないでしょうか。
　そして、この大災害を通じて、何よりも人と人との心がつながること、人の心を大切にすることの大事さがあらためてわかり、目が覚めた気もしました。
　美容活動も、もとを正せば、人の心を明るく、楽しくすることなのだと思ったのです。
　鏡のなかのきれいな自分に自己満足することもよいのですが、それより、自分が作り上げた美で、誰かを励まし、元気づけることが出来たら最高ですね。
　思い切りおしゃれをしてデートに出掛け、磨き上げた素肌で微笑んで、彼を幸せにすることもそうですし、日々の精進で最高の自分を表現し、見事オーデに合格！　デビューして、たくさんのファンに夢を与えることは、もちろん皆さんの目標とするところでしょう。
　ただ、それだけではなく、あなた自身がかかわる、すべての人にその幸せを与えられるような美しさをぜひ目指してほしいと、いま思っています。
　あなたのきれいな瞳を見たら、嫌なことも忘れちゃった、なんて誰かに言われたら、こんな素敵なことはないですよね。
　きれいになることは、義務でもあり、権利でもあるかも知れません。しかしその前に、自分の美を磨くことは、人へのやさしさでもあるのだと、どうか頭の隅に置いておいてほしいなと思っています。
　今年もお付き合いくださり、ありがとうございました。どうぞ来年もよろしくお願いします。それでは皆さま、よいお年を！

■第３２０回　本気で行う、眼球ケア。

　以前にも、白目の美しさを磨きましょうとお話したことがありますが（第２３１回にて）、最近、眼科に駆け込む女子が急増しているそうなのです。
　その原因は、落としきれなかったアイメイク。マスカラの繊維や、アイラインを毎日きちんと落としきらないまま、また翌日も、その翌日も「盛る」アイメイクを続けたせいで、瞳にトラブルが起きてしまったのです。さらにコンタクトの汚れも瞳には大敵。目ヂカラアップのためには、メイクも大切ですが、なんといっても健康な眼球が何よりも大切です。
　アイメイクを落としたら、瞳もきれいにクレンジングしましょう。ロート製薬の「ロートリセ洗眼薬」(450ml　1155円)は、瞳を元気づけるビタミンB6、B12、ビタミンEと、眼球をしっとり、うるうるに仕上げてくれるヒアルロン酸、そして炎症をおさえる硫酸亜鉛が、汚れた瞳をすっきり洗い流してくれます。ノーメイクの日でも、汗やほこりで結構瞳は汚れているもの。洗顔とともに、洗眼も習慣にすると、いつでもキラキラの瞳でいられます。
　充血しやすい人は、目薬も一緒に「ロートリセa」（8ml 735円）を使うとよいでしょう。コンタクトユーザーの人は「ロートリセコンタクトa」（8ml 735円）をどうぞ。目が疲れたな、乾いたなと感じたら放っておかずに、すぐに眼球ケア！　眼病予防にもなりますし、潤った瞳は表情も素敵に変えてくれます。保湿が必要なのは、肌だけではないことを覚えておいてくださいね。
　そして、裏技なのですが、「泣くこと」も、実は立派な眼病予防になるのだそうです。泣くとストレス解消になるのは知られていますが、瞳を潤し、汚れなどの異物を排出してくれる効果があるのだとか。その際には、くれぐれも汚れた手で目をこすらないで。泣きたくなったら、清潔なタオルをまずは用意！　それから思い切り涙を流しましょう。出来れば、うれしい涙、感激の涙が理想ですよね（笑）！

■第３１９回　ハートにも効くサプリメント。

　基本的に、栄養素は自然の食べ物で取るべきというのが、わたしのポリシーです。その理由は、出来るだけからだに負担をかけたくないから。たとえばサプリでビタミンCを一気に1000mg取るとします。これを食べ物で取るとしたら、レモンなら10個　
さすがにこれだけのレモンを食べることは無理ですし、消化するのも大変です。
　しかし、きれいになりたい場合、どうしても普通の食生活では不足しがちなビタミンがあるのです。それは、ビタミンB12。ダイエットや美肌をめざすときには、やはりハイカロリーな焼き肉などはは避けがちになりますよね。実はこれらにB12はかなり含まれているのです。
　またB12は皆さんの苦手そうなレバーやかきなどに多く含まれています。ですから知らず知らずのうちに、B12が足りなくなって来てしまうのです。
　ところがこのB12が不足すると、代謝が下がって痩せにくくなるうえ、貧血も起こしやすくなるから要注意なのです。さらに精神的に落ち込みやすくなるというデータもあります。そう、全身から元気いっぱいなオーラが消えて、モチベーションも下がってしまうんです。
　これでは、ここ一番の勝負どころで、自分をアピールすることもむずかしくなってしまいます。
　そこで、なんとなく気力がわかないときや、食生活が乱れたときのためのレスキューとして、ビタミンB12のサプリを活用してください。大塚製薬の「ネイチャーメイド　ビタミンB!12」(80粒入り　40日分 714円)は吸収率もよいのでおすすめです。
　そして、ビタミンB12不足のもうひとつの弊害は、集中力が欠けてしまうこと。テストでありえないミスをした！　なんていうことは避けたいものですよね。
勉強も、美容も、恋も、そしてオーディションも集中力が勝負。強いハートを育てるためにも、上手にサプリを使ってくださいね！

■第３１８回　まぶたのむくみ、解消マッサージ。

　ちょっと水分を取りすぎて寝たり、寝る前に感動のドラマを見て泣いてしまったりすると、翌朝見事にまぶたが腫れてしまいますよね。まぶたが腫れぼったいと、目の印象がガラっと変わってしまいます。
　飲み終わった紅茶のティーバッグを目の上に乗せておくという手もありますが、それでもダメなときは、緊急マッサージでなんとかしましょう。
　まず、おでこの筋肉をやわらかくしてあげると、まぶたがすっきりしてきます。おでこ全体をほぐすように、両手のこぶしを額にのせ、円を描くようにぐりぐりとマッサージしていきましょう。
そのあと、生え際を、ちょっと痛いかなと思うくらいのチカラでトントンと叩きます。
　さらに、目の下の骨のまわりを、ぐるりと人差し指の腹で、そっと押していきます。くれぐれも、眼球に触れないよう、気を付けてください。これも、ややチカラをいれ気味に。これは長時間パソコンに向かっていて、目が疲れてしまったときにもおすすめ。
　最後は、眉の筋肉を伸ばしてあげます。眉のまわりがこり固まっていると、目も小さく見えてしまうんです。親指と人差し指で眉毛をはさみ、眉頭から眉山まで、モミモミとつまむようにマッサージします。これは瞳をイキイキさせる効果もあります。
　全行程行っても、わずか５分程度ですむので、朝の忙しいときにはうれしいマッサージです。
　特にまぶたに問題がないときに行ってもＯＫ！　目ヂカラがアップするだけでなく、目の表情も豊かになります。メイク前に行うのがベスト。１度するだけで明らかに違ってくるので、アイメイクも楽しくなりますし、アイメイクの盛り過ぎ（笑）も防げます。
　まぶたがすっきりすると、繊細なアイラインも描きやすくなるので、このマッサージは、覚えておいて損はないですよ！