2011年11月
■第317回 ダイエット成功のカギは、「安心感」。
今年こそは、冬太りなどしない! そう心に決めているかたへ、今週はメンタル面からのダイエットをご提案します。
今日からやせるのだ! そう決心した途端、どうしても思いっきり食事を減らしてしまいがちですよね。気合いも十分なものですから、当日はかなりガマンも出来て、なんとなくダイエットが成功するような気にもなってしまいます。しかし、翌日には早くもギブアップ(笑)。普段より多めの量を食べてしまって落ち込むというパターンを繰り返しているかたはいませんか?
この、「落ち込む」という感情ですが、これがダイエットには大敵なのです。ストレスは食欲の素、と言ってもよいくらい、ムダに空腹感を感じる結果になってしまうんですね。
まず、人はどんなに太っていても、食べなければ生きていけないと自覚しましょう。そして、最低でも1500Kcalは取らなければ、きれいに健康的にやせることは出来ません。
たとえばこの1500Kcalを3食に分けたとしたら、1食500Kcal。玄米ごはん1膳に、豆腐とねぎの味噌汁、きゅうりとわかめとタコの酢の物、青梗菜と鶏むね肉の炒め物、くらいは十分に食べられるんです。結構な分量だと思いませんか?
さて、ここで注意するのは、食べながら心配をしないということです。こんなに食べても平気かな? と不安を覚えながら食べると、満足したはずなのに、またすぐにおなかが空いてきてしまうのです。それは、心配というストレスによって、胃酸が多く分泌されたから。食べたものの吸収が早くなって、普段よりもからだが食べ物を多く欲するようになってしまうのです。 なので、食事のときは、のんびり、ゆったりと、この食べ物が自分のからだを素敵に変えてくれるんだという、ポジティブな気持ちでいただくこと。これだけでまったく、ダイエットの成果は違ってくることを断言いたします。
そう、食べ物は敵ではなくて、あなたの味方なのです。信じて、安心して、感謝していただきたいものですね(^o^)!
■第316回 お灸は素敵なリラクゼーション・グッズ!
一段と気温が下がり、からだのトラブルに見舞われやすい季節がやってきました。
よく寝たのに、疲れも取れないし、目の下にくまが出来てしまったり、足がむくんで、だるくてつらい。おまけにまぶたもなんとなく腫れぼったい……
「未病」という言葉がありますが、こんな症状も、調子を崩す前のサインだったりします。
こんなときによいのが、お灸です! お灸、と聞くと、「熱そう」「あとが残りそう」とネガティブなイメージがわきがちですが、もう「お灸をすえる」という言い方も、今では死語になりつつあります。そして現在、お灸はとてもからだにやさしく、おだやかなリラクゼーション・グッズとして注目されているのです。
冷えは万病のもとと言われていますが、美容の大敵でもあります。東洋医学では、からだのトラブルは、すべて冷えに原因があるとされてきたそう。東洋医学を支えてきたお灸は、今やからだのツボを心地よく刺激することで血行をうながし、冷えを解消してくれる、頼れるアイテムなのです!
おすすめは、火を使わないお灸。やけどの心配もなく、いつでも気軽にからだのケアができます。
せんねん灸の「太陽」(6個入り577円)は、表面のシールをはがして、お肌に貼るだけでお灸の効果が得られる商品。仕事や勉強中でも、スポーツのときでも使えるので、メイクポーチにいくつか入れておくと安心です。
姉妹品の「世界」(3枚入り577円)は、シートタイプで、膝や腰など、広い範囲をケアしたいときに最適。どちらもおだやかな温熱で、よもぎの有効成分がからだに届き、調子を整えてくれます。
さて、ツボですが、はじめてのかたでもわかりやすいのは、合谷(ごうこく)。手の甲を上向きにして、親指と人差し指の間を押してみましょう。痛みのあるところが合谷です(両手とも)。ここはすぐに効果を感じやすい場所です。
古くて新しいビューティー・メソッドとして、ぜひ取り入れてみてくださいね!
■第315回 予定のない週末は、断食をしてみませんか?
女子会にデートに、スケジュールはびっしり! そんなとき、ぽっかり週末の予定が空いたなら、思い切って1日、断食してみませんか?
断食といってもまったく何も口に入れないというのではなくて、ミネラル・ウォーターやハーブティー、リンゴやみかんなど、胃にやさしい果物だけは少し取るというスタイルで。
忙しい毎日に流されて、ついファスト・フードやインスタント・フードでおなかを満たしたり、休養も睡眠も十分にとれないという人も少なくないでしょう。そんな日が続くと、代謝が下がるのはもちろん、メンタル面もどこかゆがんでしまいます。
断食中は、ゆっくり好きな音楽を聴いたり、本を読んだりするのもよいですが、何も考えずにただぼーっとしているのもおすすめ。食べ物も、情報もカットしてしまうと、不思議にいつもは感じられない心の平安が得られて、心の底からほっとすることができます。
そうして1日静かに家で、じっくり自分のからだと向かい合ってみると、いかに毎日ムダなものをからだに入れていたか、余計なことを考えていたかが、なんとなくわかってくるんですよね。その発見が出来たときに、心もからだもリセットできます。
そう、この断食はダイエットではなく、自分を1度リセットすることが大きな目的なのです。
断捨離と言う言葉が定着していますが、まさに断食は断捨離のからだバージョン。
また、たった1日食べないだけで、心とからだに必要のないものがわかると、単なる付け焼き刃的なダイエットやスキンケアに頼らなくても、自分自身のチカラできれいになれるという自信が生まれるのも、うれしいおまけです。
なお、実行にあたっては、くれぐれも十分に体調のよいときを選んでくださいね。
■第314回 冬の悩みは、たわしで解決。
11月を迎え、街を歩く女子の足もともいっせいにミュールからブーツに変わりました。
となると、悩みは脚のむくみです。マッサージ、エクササイズと解消法は数あれど、今ひとつ決定打に欠ける……そんなかたに、今週は手軽に、簡単に解消してくれるアイテムをご紹介します。
それはなんと、「たわし」! ええっ、そんなものでと思われるかも知れませんが、これがなかなかの優れものなのです。
毎晩、お風呂で足の裏全体をこすってみましょう。最初は少し痛いですが、すぐに慣れて気持ちよくなってきます。血行がすぐによくなるため、冷え性がやわらぎ、同時にむくみもすっきり。また、案外足の裏というのは簡単に洗ってすませがちな部分なので、角質もたまりがち。この角質は、足のにおいの原因にもなるので一石二鳥です。
さらに足の裏には人体のツボが集中しているので、ここをたわしで刺激してあげると、代謝も上がり、ダイエットや美肌効果もあるのだそう。ストレス解消にも効果があり、小さな悩みならお風呂上がりには忘れてしまっているほど(笑)。
たわしは基本的に何を使っても結構ですが、おすすめは質のよい天然繊維を使ったものです。
亀の子束子の「マッサージ用健康たわしシリーズ」(630円)は、4種類のかたさがあり、一番やわらかい「サトオさん」から、やややわらかめの「タムラさん」。ちょっとかための「ナリタくん」、もっともかたい「ニシオくん」と、それぞれに親近感のわく名前がついているのも楽しいです。
ハイテクな美容器具が次々に登場するなか、こんなシンプルな、昔ながらのものできれいになれるって、ちょっとうれしいことですよね(^^)/☆
■第313回 はとむぎで、ピュアガールになる!
この夏、知人から美味しいはとむぎ茶をいただき、毎日のように飲んでいました。そのせいか、蚊に刺されて赤くなってもすぐ治ってしまったり、寝不足でも吹き出物知らずで過ごせました。
もしやと思って調べてみたら、はとむぎには大変なデトックス作用があることがわかりました。
試しにいつも食べている玄米にはとむぎを炊き込んでいただいてみたら、おなかがいつもより超すっきり! はとむぎには繊維質もたっぷり含まれていて、腸をきれいにおそうじしてくれるのですね。
そして漢方では「ヨクイニン」と言われ、イボの治療に使われているそう。また、からだの要らない水分や老廃物を外に出してくれる作用があるのだとか。さらにビタミンB群も豊富なので、皮膚や粘膜も強くしてくれるので、取らない手はありません。早速いつも食べているご飯にはとむぎをプラスしてみてはいかがでしょう? もっちりして、なかなか美味しいものですよ。
また、はとむぎを使ったローションもおすすめ! 自分でも簡単に作れるので、ぜひ試してみてください。日本酒100ccに、はとむぎ茶を20gほど漬け込んで、2週間ほど待ちます。この原液10ccに精製水を80cc、グリセリン(薬局にあります)5ccを混ぜれば出来上がりです。パッティングした途端に肌がつるつるしてきて、気持ちいいですよ。美白効果も、なかなかのもの。
2週間も待てないというせっかちさんには、イミュの「ナチュリエ コンディショナー」(500ml 682円)をおすすめします。コスパもよいので、たっぷり惜しげなく使えて、ローションパックにも最適です。頭皮のマッサージにも使えます。
美容のキモは、デトックスにあり。必要ないものはその都度全部捨てて、いつもさわやかで軽やかなピュアガールでいたいですね!
ユウコ
ユウコ●スキンケア、メイク、食事、ダイエット、アンチエイジングなど美容に関することならなんでもお任せの美容ライター。著書に「韓国美女の美容道52」「ハッピーラッキー美人の秘密」がある。
ウエルネス&ビューティーライター ユウコ公式サイト
http://yukomotoyama.com/