ビューティー・サーカス

2010年12月

■第269回 2010年の美容生活で気づいたこと。


 早いもので、今年最後のコラムになってしまいました。
 皆さま、今年の美容生活はいかがでしたか? 悩みが改善したり、より磨きがかかったり……きっとそれぞれに手ごたえのあった1年だったと思います。
 わたし自身にも、たくさんの変化がありました。食生活やスキンケアなど、今年は大幅な見直しをしたのです。そして予想以上の結果が出たという、うれしい年になりました。
 振り返ってみると、この結果が出せたのは、本当に「直感」に従ったからだと思っています。ふっと思いついた方法や、目に飛び込んできたものを素直に試してみたのが、成功の秘訣だったと実感しています。
 なかには、理屈で考えると「あり得ない!」というような方法もありました(笑)。でも、あれこれ分析したりしないで、シンプルに「やってみたい!」という気持ちを優先してみたのです。
 思うに、わたしたちのからだは、わたしたちが思う以上に賢いのですね。だから、間違ったことをしていると、直感というカタチでストップをかけてくれたり、改善策を教えてくれたりするんです。
 たとえばわたしは今年、ベジタリアンになったのですが、これも常識で考えてしまうと「それで栄養は足りるの?」という不安がわいたりするもの。からだから聞こえる声を信じて実行してみたほうが、断然いい結果になると身を持って知りました(^_-)。
 皆さまも、思い浮かんだことは、ぜひ臆することなくどんどんトライしてみてくださいね。その直感こそが、実は一番より抜かれた美容情報なのです。
 今年も1年間、お付き合いくださってありがとうございました。また来年も、ご一緒に美容活動を楽しんで参りましょう! どうぞよいお年を(^^)/☆





■第268回 ふくらはぎを、ニコニコに(^o^)


 寒い真冬の帰り道、ぐったり疲れて気分もブルー……そんなときには、やたらとふくらはぎが重たく感じるものです。さわってみると氷のように冷え切って、パンパンに張っていたりして、今日1日の疲れがここにたまってしまっているのがよくわかります。
 ふくらはぎは、心とからだの疲れを全部受け止めてくれている場所なのです。調子のいいときはほんのりあたたかく、適度な弾力がありますが、体調や気分がすぐれないときは、冷たく固く、そのうえ1?ほど太くなっていることも。まさに、ふくらはぎは心とからだの状態をそのまま鏡のように映しているところなんですね。
 ということは、ふくらはぎの状態がよければ、心もからだも絶好調でいられるわけです。ぜひ日常のなかで、もっと自分のふくらはぎに触れる回数を増やしてみてください。ちょっと固いな、冷たくなっているなと思ったら、すぐに揉みほぐしてあげましょう。ふくらはぎがやわらかくなるまでマッサージすると、不思議に気分も明るく楽になりますし、疲れもすぐに取れてしまうんです。この効果を実感したら、揉まずにはいられなくなりますよ(笑)。TVを見ているときなど、特におすすめです。
 ほかには、イライラしたり、ちょっと淋しくなったりと、気持ちが不安定になったときにも。自然に心が落ち着くので、チョコを何個も食べなくてもすみます。また、お風呂のなかで揉むと、さらに血液やリンパの流れがよくなるので、むくみが取れてほっそりして来ます。
 揉み方ですが、まず足首のほうから徐々に上に向かって、全体を親指で押すようにして揉みほぐします。続いてつまんだり引っ張ったりして、ふくらはぎに刺激を与えてあげます。足が軽くなったなと実感したらOK。寝る前に行えば、ぐっすり安眠できます。
 いかにも不機嫌そうな、カチカチのふくらはぎは放っておかないで、マメにケアして、ニコニコご機嫌にしてあげたいもの。この冬、もっとふくらはぎとコミュニケーションしましょう!





■第267回 肌見せの前に、これだけは!


 冬のおしゃれ上級者さんなら、デコルテや背中のぐっと開いたニットワンピはマスト! コートを脱いだときに、つるりと見える肌はとても魅力的ですよね。
 ところが、残念なことにむだ毛がびっしり、というかたを時々お見かけするんです。せっかく肌見せでキメるなら、まずはつるピカの素肌に整えてから。背中もしっかり合わせ鏡でチェックして、堂々とコートが脱げるように、しっかりお手入れしておきましょう。
 さて、いま家族か友達に、シェーバーで剃ってもらおうと思った人。それはちょっと無謀です。特に背中は、皮脂腺が集中していて、実はとてもデリケートなところなんです。シェービング・サロンで剃ってもらうのが一番。最近は、理容室でもボディシェービングを行っているところが増えてきたので、プロの手におまかせすることです。
 そうは言っても時間がないという人は、フェイス用の除毛シートを使うのがおすすめ。敏感な口もとにも使えるシートなら安心です。「エピレット フェイス用」(セラ 1,575円)は、除毛だけではなく、不要な角質まで取りのぞいてくれるので、仕上がりはすべすべ、つるっつるです。大変低刺激なシートですが、トラブルを避けるために、皮膚が敏感になっている生理中は使用を避けてくださいね。そしてパッチテストもお忘れなく。
 そして勝負日前夜のお風呂では、こんなスペシャルケアをぜひどうぞ。半身浴を楽しみながらのオイルパックは、効果絶大です。顔、首、デコルテ、背中にオイルを塗って温まると、お風呂の蒸気と油分が肌をぷるぷるにやわらかくしてくれます。あまりしっかり石けんで洗い流さないほうがいいでしょう。
 パーティーの多いシーズンです。くれぐれもぬかりなく、ベストなコンディションで臨んでくださいね♪





■第266回 冬のビューティーは、お風呂が決め手!



 真冬にはまだ間があるこの頃ですが、からだ、冷やしたりしていませんか? 冬の美容活動で何より大事なのは、とにかくからだをあたためることです。太ってしまうのも、肌が荒れるのも、からだが冷えて血行が悪くなり、代謝がにぶってしまうから。
ということは、からださえぽかぽかしていれば、簡単に美のスイッチが入るわけなのです。特に平熱が36度ないという人は、要注意! 免疫力が落ちて風邪をひきやすくなったりもするので、がんばってぽかぽかのからだを手に入れてくださいね。
それには何といっても、毎日欠かせない行事のお風呂が効果的。しっかりあたたまって、冷えを取っていきましょう。湯船には、血行促進、保温効果の高い、シナモンやローズマリーのエッセンシャル・オイルを入れてあたたまります。そして、あたたまっているときには、余計な考え事をしないように。それだけでリラックスさせてくれる副交感神経がはたらかなくなり、からだもこわばってしまいます。ただじっと自分のからだに意識を向けるようにしてみましょう。いま、どこが一番あたたかくなっているか、気持ちよくなっているかを感じ取りながら、静かな時間を過ごします。どこか疲れを感じるところがあれば、お湯のなかでストレッチするといいでしょう。深くゆったりした呼吸でそっと筋肉をのばしていくと、水圧のはたらきで想像以上の効果があり、とてもからだが楽になります。
そしてボディソープですが、とにかくイチオシなのは、ラッシュの「フィンランドグロッグ」(100g 900円)。チョウジやケイヒといった植物エキスがからだをぽかぽかあたためて、お風呂上がりもあたたかさが持続します。クローブやシナモンの香りにも癒され、全身つるつるに(^o^)! この冬、ぜひおためしいただきたい逸品です。
冷えてない子は、ふんわり、やさしいオーラが魅力的! しっかりこころもからだもあたためながら、冬の美をキープしていきましょう♪





■第265回 うっとりするほどのダイエット・スイーツをどうぞ。


 今日から師走! 気温が低くなるにつれ、だんだんあっさりフルーツ系のスイーツよりも、乳脂肪分たっぷりのケーキやムースなどに手が伸びるようになりますね。確かに寒い時期の乳脂肪は美味しく感じます。ミルキーなものを口にすると、ふわっと幸せな気分になりますし、寒さからくるストレスもやわらぐものです。
 しかし、だからといってこうしたものをしょっちゅう食べるようになってしまっては、ニキビやウエイトオーバーの原因になります。また、バターやクリームはからだを冷やす食べ物。冷え性の人は体調をくずすことになりかねません。
 そこで今日は、これからの季節に絶対おすすめの手作りスイーツをご紹介します。お菓子作りなど全然出来ないわたしにも出来る、超簡単レシピです。オーブンも使いません。所要時間はたったの3分。名付けて、「きれいになれるうっとりムース」(笑)!
 材料は、松の実とデーツを1カップずつ(どちらも自然食品店や製菓材料のお店で買えます)そして、皮をむいたみかんを1個。これをミキサーに入れて、なめらかになるまで混ぜ合わせればもう完成です。まろやかなコクがあって、思わずうっとりしてしまう甘さは、いかにも太りそうだったりしますが、ご心配なく。松の実をはじめとするナッツの脂肪分は、とてもスムーズにからだの外に排出されるので、体脂肪になりにくいのです。プラス、松の実には血行がよくなるビタミンEがたっぷり。冷え性さんにはイチオシのナッツです。冬の乾燥肌もサポートしてくれ、髪もツヤツヤに。
 そしてデーツは、まさにミラクルフルーツ。とても甘いのに、糖尿病のかたでも安心して食べられるのだそう。豊富なビタミンとミネラルが心もからだも安定させてくれるので、生理中やストレスのたまったときなどには最適です。また、貧血やめまいも防いでくれるうえ、食物繊維とマグネシウムがデトックスをうながすので、ダイエット効果も!
 そのまま食べても美味しい松の実とデーツをこの冬のパートナーにして、美味しく元気に、ノンストレスで美人度を加速していきましょう!




ユウコ
ユウコ●スキンケア、メイク、食事、ダイエット、アンチエイジングなど美容に関することならなんでもお任せの美容ライター。著書に「韓国美女の美容道52」「ハッピーラッキー美人の秘密」がある。
ウエルネス&ビューティーライター ユウコ公式サイト
http://yukomotoyama.com/
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