ビューティー・サーカス

2010年05月

■第238回 自分の名プロデューサーになろう!


 デビューの頃は、なんだか地味な印象のタレントさんだったのに、売れるにつれてみるみる輝いてくる様子を、不思議に思ったことはありませんか? 
 確かに、売れて自信がついたからきれいになった、というのもあるでしょう。人は賞賛されればされるほど、自己イメージが高まるので、そのイメージ通りに変身していくのは事実なようです。しかし、あの輝きには、実はもっと大きな理由があるのです。
 それは自分の「売り」に気づいたこと。自分のキャラを知って、何が売りなのかをはっきりさせて、それを前面に押し出しながら振る舞っていくと、自分の存在感が際立ちはじめ、魅力は加速度的にアップしていくのです。
 さて、ではその自分の「売り」ですが、これはひとりの時間を過ごしているときに、簡単に見つけることができます。友達や彼の前では見せないような表情や気分、あるいはひとりごとの内容などがそのヒント。たとえば、人前ではなんとなくケラケラと元気キャラを演じているような人の場合、案外ひとりでいるときは逆に物静かで、穏やかなキャラに変貌していたなどということはありませんか? そのギャップこそが、あなた自身の大事な「売り」です! 
 この、物静かさ、穏やかさを、もっと外に向かって表現していくことをおすすめします。話し方や振る舞い方に気をつけてみるのもいいですし、メイクやファッションのなかに「静かな穏やかさ」を取り入れてみるのもいいこと。グッと本来の自分が引き立って、自分も周囲の人も知らなかった新しい魅力が生まれてきます。
 人は、相手の本質に触れたときに、はじめてこころからの関心を持つものなのだそうです。人の目をまったく気にしないでいるときの自分にもっと注目してみましょう。そこには魅力のモトがたくさんあるはず。
 今日から世の中に自分をアピールしていく名プロデューサーになりましょう。それには自分自身に、とてもくわしい人になることが大事です。自分となかよくつき合いながら、チャームポイントをどんどん増やしていきましょうね♪





■第237回 ブラジャーも着がえてリラックス!



 先日、バストのくずれの原因が、バストの揺れにあると聞いてちょっとびっくり。ノーブラでいたり、サイズに合ったブラをつけていないとバストが無駄に動いてしまいます。するとバストを支えてかたちを整えてくれる「クーパーじん帯」に大きな負担がかかって、バストの位置そのものが下がってしまうのだそうです。
 家に帰ってくると、それまでつけていたブラがとたんにきつく感じてしまうというかたもいらっしゃることでしょう。わたしもそのタイプです。部屋着に着替えてリラックスしたら、ブラもはずして解放感を味わいたい! その気持ち、とてもわかります。まして外ではワイヤーの入ったブラでしっかりバストメイクをしているかたなら、なおさらですよね。
 しかし、家のなかで静かにしているときや、寝ているときでもバストは動いています。楽だからといってずっとノーブラで過ごしていたら、1年後、3年後のバストはどうなってしまうでしょうか!? 
 やはりブラは外出用と部屋用の2種類をつけかえるのが得策です。家でまできついブラをしていてはかえってストレスになりますし、安眠のさまたげにもなってよくありません。
 さて、部屋用のブラは、何よりつけ心地のいい、からだに負担をかけないものが最適。ワイヤー入りのものは避けましょう。苦しくなく、バストをすっぽり包み込んでくれるスポーツブラタイプがおすすめ。
 ユニクロの「ノンワイヤーブラ」(1990円/写真)は圧迫感がまるでなく、つけているのを忘れてしまうほどでありながら、やさしくバストをささえてくれるすぐれものです。メッシュ素材を使っているので通気性もバツグン。からだも動かしやすいので、おうちヨガやエクササイズ、ウォーキングも快適にできます。
また、寝るときはうつぶせよりもあお向けの姿勢のほうがバストをつぶさず、理想的だそうです。いまのうちからていねいに取り扱って、一生チャーミングなバストでいられるように心掛けましょうね♪





■第236回 五月病なんかこわくない!


 連休が終わりましたが、調子はいかがですか? 
 いわゆる「五月病」を自覚されているかた。いつもよりひんぱんに甘いものを食べてしまったり、スキンケアもサボってしまったりなど、普段ならきちんとコントロールできていることが、急にできなくなってはいないでしょうか。
 もちろんたまには手を抜くことがあってもいいのです。しかし、こうしたペースが続くと、だんだんそれは見た目にあらわれてくるもの。こわいのは、一時的に太ったりニキビを作ってしまうことよりも、がんばれなくなった自分を責めてしまうことなのです。わたしなんてもうダメだ、なんて自分に対して悪いイメージを持ってしまうと、本当にどんどん美容活動への意欲がなくなってしまうので、早めに、うまく手を打ちましょう。
 まずは、くたびれきってしまったこころのケアが先決です。無理に元気を出そうとせず、ひとりきりになれるスペースで、ゆったり過ごす時間を持つことです。そしてエッセンシャル・オイルのチカラを借りましょう。無気力や脱力感といった五月病独特のトラブルをやわらげてくれるのは、ベルガモットやゼラニウム、ローズマリーです。お風呂に入れたり、ティッシュに数滴落として枕元に置いたりすると、神経がときほぐされて、徐々にいつもの自分に戻っていけますよ。
 そしてからだへのアプローチは、とにかくフレッシュな野菜や果物を、生で食べること! 火を通さずにそのままからだに入れてあげると、野菜や果物の持つエネルギーが、からだ中の細胞を元気づけてくれるのです。また、こういう時期にインスタント食品やスナック菓子を食べるのは禁物。こういった加工された食品には、食べ物の持っているエネルギーがまったく入っていないので、食べれば食べるほどからだが消耗してしまうのです。
 元気が足りなくなったときは、くれぐれも無理をしないこと。自分を追い込むことなく、お気楽に過ごしましょう。不調を乗り越えると、不思議にこころにもからだにも、新しいパワーがそなわるものです。大丈夫、明けない夜はありません!(^_^)v





■第235回 制汗剤を使うその前に。


 妙に寒かった4月が過ぎ、ようやく汗ばむ季節が到来しました。
 そんななか、いまとても気になってしまうのが、ひんぱんに流れる制汗デオドラント剤のCM。あれを見るたびに思うのです。そんなに汗を止めようとしなくてもいいのにと。発汗は無理におさえる必要はないのです。なんといっても、ごく自然な現象なのですから。
 しかし本当におさえたいのは、汗のにおいですよね。ところが、かいたばかりの汗は無臭なのです。においの原因は、汗をかいて時間がたつと、肌の表面に常在している細菌が汗を分解してしまうことにあります。なので、汗をかいたらこまめにふき取ること! これがにおい防止の一番の方法です。その点では、スプレータイプの制汗剤を使うより、汗のふき取りシートのほうが効果的と言えますが、もちろん普通のタオルでも十分です。
 また、におい対策としては、「におわない汗」をかくことも大事になります。それには、悪い油をとらないこと。市販の揚げ物は避けたいところです。揚げてから時間のたったもの、フレッシュな上質の油で揚げていないものは、皮脂腺やアポクリン腺からのにおい物質の材料となるので、汗がにおう原因になるのです。オイリーな肉料理やバターも控えめにしましょう。
 反対に汗のにおいを防ぐ食べ物は、アルカリ性の食品。梅干し、めかぶ、わかめ、バナナ、緑黄色野菜が代表選手です。飲み物は緑茶がダントツでおすすめ。カテキンがにおいの原因になる物質をやっつけてくれます。
 さて、最後におすすめの汗ケア商品ですが、「ピジョン 薬用固形パウダー」(ピジョン 45g 452円)はいかがでしょうか。さらさらの質感が気持ちいいですし、消炎効果や皮脂をおさえる効果もあるので、背中のニキビが早く治ります。赤ちゃんも安心して使えるほど、肌にもやさしい逸品です。また使っていると、なんとなくやさしい気持ちにもなるんです(^^)。
 清潔と、よい食習慣をこころがければ、汗のにおいも恐れることはありません! 安心して、汗の季節を迎えましょうね。




ユウコ
ユウコ●スキンケア、メイク、食事、ダイエット、アンチエイジングなど美容に関することならなんでもお任せの美容ライター。著書に「韓国美女の美容道52」「ハッピーラッキー美人の秘密」がある。
ウエルネス&ビューティーライター ユウコ公式サイト
http://yukomotoyama.com/
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