2009年11月
■第212回 冬場のメイクは、光とツヤで勝負!
凍てつくような日が続きます。肌もみるみる乾燥してしまうこの頃、洗顔後は一刻も早く化粧水をたたき込むようにしましょう。1秒でも肌を乾かしてはなりません!
さて、これからの季節、メイクの悩みと言えば、やはりベースメイクの仕上がりでしょうか。パウダリーファンデは粉を吹き、クリームファンデはひび割れて……夕方頃に鏡を見ると、ぎょっとしてしまうのはわたしだけ(笑)?
こんな憂き目にあわないためには、メイク前に面倒でもひと手間かけることです。下地の前に馬油、スクワランオイルといった、良質のフェイシャルオイルでのマッサージをおすすめします。マッサージ後、そっとティッシュを顔に乗せて余分な油分を吸い取らせてからメイクにかかると、その日1日の乾燥度がぐっと変わってきますよ。
「ソンバーユ 液状特製」(薬師堂 55ml 2,100円)「ハーバー スクワラン」(ハーバー 30ml 2,625円)は、ベタつかずに使えて保湿効果も十分。ツヤも出て、とても使いやすいオイルです。
また、冬場は肌のウイークポイントがもっとも現れやすく、くすみ、くまといった、「肌の影」が目立ちやすくなる季節。これには、ハイライトが効果的です。影は、光を当てれば消えますから、光とツヤ感で、徹底的に顔から影を追い出してしまいましょう。メイクの最後に、眉下、鼻筋、頬骨のあたりにふわっと入れます。濡れたような輝きのでるパウダーを選ぶと効果は絶大! 「ルナソル シャイニングパウダーN」(ルナソル 2,940円)のベージュミストは、おすすめの逸品です。肌なじみがよく、肌の内側から光を放っているかのような輝きとツヤが出ます。ハイライトは白よりも、明るいベージュを選ぶほうが自然に、上手に仕上がります。本当に少量をのせれば十分なので、くれぐれもつけすぎにはご注意を。
光とツヤ感。これを2大キーワードに、冬場のメイクを素敵に決めてくださいね!
■第211回「ミルキング・アクション・ウォーク」で、美脚一直線♪
気温が下がって、ブーツをはく機会が増えましたが、同時に足のむくみに悩まされる季節にもなりました。帰宅するなり、ブーツが脱げずにあわててしまうこともありますよね。
そこで今週は、むくみを押さえるためのキーワード、「ミルキング・アクション」の効用についてお話したいと思います。これは、ふくらはぎの筋肉を使うと血管が圧縮されて、悪い血液が心臓に送り返されるということ。つまりこのアクションを起こすと血流ポンプの役目が果たされるので、血流がよくなり、むくみも起こりにくくなるわけなのです。
むくみは放っておくとセルライトに変化してしまいますし、最終的には本当に足が太くなりますから、極力避けたいモノ。
もっと活発に「ミルキング・アクション」を起こすために、美脚のための歩き方をマスターしましょう。それにはとにかく、ふくらはぎの筋肉を使って歩くことが重要です。かかとから着地して、親指の裏を使って蹴り出す、これが基本です。こうして歩くと、踏み出すたびにふくらはぎが伸びているのがわかります。そしてこのときに意識したいのが、脚全体の内側の筋肉。ここを使うことが、「ミルキング・アクション」を起こすポイントです。歩くときには、足の裏の内側の部分に重心がかかるように心掛けましょう。やってみるとわかりますが、こうして歩くとお尻にも力が入るので、小尻効果も狙えます! そして何より、とてもエレガントに歩けます。間違ってもガニマタ気味にだらだら歩いてはダメ。この歩き方だと、反対に外側に重心がかかってしまうので逆効果です。
この「ミルキング・アクション・ウォーク」で歩くと、自然に背筋も伸びますから、背も高く、スタイルもよく見えるうえ、肩胛骨も動きやすくなるので、肩こりもなくなってしまいます。この機会に、しっかりこの歩き方をカラダに覚え込ませてください。慣れるまでは自宅でこっそり練習することをおすすめします。
美しいウォーキングはオーディションでも絶大な効果を発揮しますので、がんばってマスターしてくださいね(^_^)v♪
■第210回 悩みごとがあるときは、頭皮ケアをしよう!
しっとりつややかな髪は、それだけで素敵なアクセサリーになりますね。皆さまもヘアケアについては熱心に行っていることでしょう。
では、頭皮のほうはいかがでしょうか?
ご存じの通り、髪は切っても痛みを感じません。つまり、すでに死んでしまっているパーツなのです。ある程度はトリートメントなどでケアできますが、一番大事なのは、元気で健康な髪が生える環境をととのえてあげること! 髪の畑である頭皮をしっかりお手入れすることが、美髪のための重要ポイントなんです。
さて、ストレスや悩みごとがあるときは、髪も元気がなくなるばかりか、顔全体も生気がなくなってしまいますよね。実はこの原因も頭皮にあるのです。強いストレスや緊張感が続くと、皮脂の分泌量が増えたり、血流が滞って頭皮のコリが起こったりするのですが、これが髪のハリをなくしたり、顔をゆがませてしまう原因なんです。
こんなときは即刻頭皮ケアをしましょう。頭皮を活性化させると、髪ものびのびと生えてきてくれますし、顔のゆがみ、たるみもなくなります。まずは頭皮の毛穴ケアをしましょう。色々なクレンジング剤が出ていますが、食用の重曹を使うと、簡単に毛穴の汚れを落とすことができます。
シャンプー前に、大さじ1杯ほどの重曹を同量の水で溶かしたもので頭皮をマッサージしましょう。ここに、ペパーミント、ユーカリ、ローズマリーといった爽快感のあるエッセンシャル・オイルを数滴加えると気持ちよくお手入れできます。指の腹の部分を使って、自分が気持ちいいと思う強さで揉んでいきます。頭部は全部がツボといってもいいほどなので、まんべんなく刺激を与えてあげましょう。目ヂカラアップにもつながります! そのあと普通にシャンプー、トリートメントをします。週に2回ほどでOK。髪にハリやコシも出て、スタイリングが楽になりますよ。
髪の調子がよくなれば、悩みごとも強気で解決できてしまいそう♪ ココロも頭皮も、すっきり元気にいきましょう!
■第209回 間食がわりに、ヨガ1ポーズ。
11月になりました。途端に気温も下がりはじめて、冬のおとずれを感じますね。さて、寒さを感じるとどうしても食欲が増して、食べ過ぎてしまうというかたもいらっしゃるのではないでしょうか。わたしもその傾向にあります(笑)。
しかし、なぜ寒いとおなかが空くのでしょうか?
実はこれ、寒さという外的ストレスにさらされたからなのです。人間はストレスを感じると、食欲をコントロールする満腹中枢と空腹中枢とのバランスが崩れてしまって、実際はそれほど空腹ではないのに、何かを食べたいと思ってしまうんですね。
この「嘘の食欲」をおさえるには、音楽を聴くとか、友達に電話をしてお喋りするとか、とりあえず食べたい気持ちから意識をそらす方法がありますが、それよりももっと効果があるのは、簡単なポーズのヨガをすること。これに尽きると、断言いたします!
たとえば、「前屈の変形ポーズ」などはいかがでしょう。
まず両足を前に伸ばして揃えて座る長座の姿勢を取り、右足の甲を左足の太ももの付け根に乗せます。続いて手を床の上に置き、深く息を吸いながら腰と背中を伸ばします。そしてかかとを突き出してゆっくり息を吐きながら前屈します。終わったら足を入れ替えて、反対側も同じように行います。
時間にしてわずか1分のこのポーズで、あっという間にカラダがリラックスし、ココロからも食べることへの執着がはずれてしまうのに、びっくりしますよ。
これは、深い呼吸とポーズをすることで、脳からアルファ波が出るため。同時になんと、脳は体内の余分な脂肪をエネルギー源として使ってくれるのです。ここでもしも嘘の食欲に負けて、何かを食べてしまったとしたら、ココロも罪悪感を感じてヘコんでしまいますし、カラダにも負担がかかるばかりです。ヨガの快適な刺激は、自分自身を一番楽な、いい状態にととのえてくれるので、1日1分でも行えば、気分も体調も確実に変わっていきますよ。
アクロバティックなポーズだけがヨガではありません。こんな簡単なポーズで十分効果があります。まずは、おなかが空いたら1ポーズ、を習慣にしてみませんか(^o^)?
ユウコ
ユウコ●スキンケア、メイク、食事、ダイエット、アンチエイジングなど美容に関することならなんでもお任せの美容ライター。著書に「韓国美女の美容道52」「ハッピーラッキー美人の秘密」がある。
ウエルネス&ビューティーライター ユウコ公式サイト
http://yukomotoyama.com/