ビューティー・サーカス

2009年02月

■第173回 これが「美人脳」のつくり方! その2


 今週も引き続き、美人脳についてお話します。さて、ひとつお訊ねします。あなたには、自分の美と他人の美を比べる習慣があるでしょうか?
声を大にして申し上げます! 自分と他人を比べていては、美人脳は育ちません。そもそも、他人と比べるという行為は本当に不毛なこと。他人がどんなにきれいであろうと、それをあなたがうらやんだりする必要などまったくないのです。100人の女性がいれば、100通りの美しさがあり、そのどれもがオリジナリティにあふれた、唯一の美だからです。
そして覚えておいていただきたいのは、他人と比べた場合に起こる、劣等感と優越感。これはとても怖いモノだということ! この2つの感情は、美人脳を直撃し、一気に不美人脳に作り変えてしまうのです。
わたしたちが美容活動に励んでいるとき、脳はきれいになろうという思いを受け止めて、全身の細胞に向かって、美しくなれと指令を出します。ところがこのときに、「でもわたしなんて、イケてないし…」というネガティブな思いを抱いてしまうと、せっかく美に向かおうとしていた細胞が、ピタリと動きを止めてしまいます。そして劣等感による悲しさは、さらに全身の細胞を傷つけますから、きれいになるどころの話ではなくなるわけです。また、「あのヒトより、わたしのほうが上」という優越感は、大変に品のない感情。こうした思いを頻繁に味わっていると、無邪気さとか、愛らしさといった内面からのかわいらしさがまったく出なくなってしまうので、要注意なのです。
他人の美は、自分と比べるためにあるモノではありません。素敵! と思って感動するか、あるいはお手本として観察するモノ。そして比べていいのは、「過去のわたし」オンリーです。前よりこんなにかわいくなった、という嬉しさは、励みと自信になって自分を輝かしてくれますよ。
美人脳は、イヤでもヒトをきれいに変えてくれます。脳の美人度、上げていきましょうね!





■第172回 これが「美人脳」のつくり方! その1


 先日、雑誌の仕事で「脳」についての取材をしたことから、脳の使い方次第で人間はいかようにも変われることを知りました。つまり美人度のアップも、脳のチカラなくしては不可能なんですね。
ということで、今週と来週は、脳をまるごと「美人脳」にヴァージョンアップする方法についてお話したいと思います。
 さて、皆さまは「やせなくちゃ!」「ニキビ治さなくちゃ!」なんて気持ちでいたりしませんか。この義務感というのは、脳があまり喜ばないモノなのです。脳は嬉しいと思うときに最も活性化して、細胞に活発に指令を送るそうなのです。なので、修行のような感じで美容活動に励んでも、あまり効果は出ないんですね。思い当たるふしのあるかたもいらっしゃるのではないでしょうか?
 では、どんな気持ちで取り組んだらいいのでしょうか。それはもう、きれいになることを楽しむことに尽きます。同じ本でも、読まなくちゃ、と思って読むのと、早く読みたい! とウキウキしながら読むのとでは、その面白さが断然違ってきますよね。美容活動も同じなんです。魅力的に変身した自分を想像して、夢いっぱいな気持ちを盛り上げて、とにかくウキウキしながらはじめることです。そして、決してつらく苦しい方法を選ばないこと。やっていること自体が楽しくて、気持ちよくてやめられないと思えるような方法を、無理のない程度に続けていくことが肝心です。つらくハードな方法は結局挫折したり、リバウンドしたりしてしまいますよね。それは、脳が悲鳴をあげてしまうからなのです。藤原紀香さんは、趣味のひとつに「女磨き」を挙げていらっしゃいますが、さすがは超一流の美女。美容活動をストレスにするどころか、日々の楽しみにしている紀香さんは、素晴らしい美人脳の持ち主だと思います。わたしたちも、きれいになることは義務ではなくて、娯楽。そんな意識を持ちながら、自分の美と向き合っていきましょうね。





■第171回 スウィーツをしっかりいただくというダイエット。


 バレンタイン目前ですね。大好きな彼に本命チョコを選びながらも、しっかり自分用のチョコもゲットしているスウィーツ好きさん、ダイエットで一番つらいのは甘いモノとの戦いでしょう? 女子は比較的、天ぷらやフライなどの揚げ物や、オイリーな焼き肉、ラーメンなどはパスできても、美味しいパンやパスタ、そしてとろけるようなスウィーツの制限には音を上げてしまうんですよね。
 ダイエットに挫折しないための秘訣は、スウィーツをしっかりいただくことです。と言ったら驚きますか?! でも本当のことなのです。大好きなスウィーツをカットしてしまうと、途端にストレスが発生します。そしてこのストレスは、必要以上に空腹感を起こすのです。ダイエット中、何故か普段よりもお腹が空いてたまらなくなるのは、このストレスにカラダがやられてしまっているせいなんですね。これは意志のチカラで耐えきれるモノではないので、いつか必ず爆発します。ですから、ダイエット中でもスウィーツは上手に取ること。これが成功への近道です。
 さて、ダイエット中のスウィーツの取り方ですが、まず間食というカタチでは取らずに、デザートとして取るようにしましょう。ゼリーやババロア、寒天に黒蜜をかけたもの、ゆであずき、芋ようかんなど、食べ応えがあって小麦粉やバターを使っていないスウィーツを選んでください。フルーツにメープルシロップをちょっとかけたモノもおすすめ。そして大事なのは、もうちょっと食べたいなというところでキッパリ食事を切り上げること。その後ゆっくりとデザートを美味しいお茶とともに楽しむのです。この方法を取ると不思議に満足感が得られて、炭水化物やオイリーなモノの食べ過ぎも防げてしまうんです。食事の最後を甘いモノでシメると、脳の満腹中枢に指令が行き、「もう十分。美味しかった、幸せ!」と反応できるんですね。スウィーツがダイエットに効く理由は、ここにあるのです。
甘いモノはやっぱり女子の味方。仲良くつきあっていきましょうね(^o^)!





■第170回 自分の過去にも、美のヒントがある。


 現在、美容活動に行き詰まりを感じているヒト、いらっしゃいますか? ダイエットの成果があがらない、ニキビが治らない、などなど、鏡を見るのも憂うつなヒト、ちょっと過去へタイムスリップしてみませんか。あなたが今までで、一番「イケてる!」と思っていた時期はいつでしょう。その頃のあなたと、今のあなたはどこが違いますか? 一番素敵に輝いていた頃のことを、しっかり思い出してみましょう。生活習慣、食習慣、使っていたコスメ。また、人間関係や恋愛、仕事や勉強のことなど、あなたにまつわるすべての事柄をすべて検証してみるのです。そこから見えてくることはたくさんあります。まずは、もしも今新たに取り入れている美容法があるなら、それよりも過去に行っていた方法のほうが合っていること。これは明らかな事実ですね。そして当時と現在のカラダの快適度、ココロの幸せ度の違いです。恐らく当時は、もっと運動の習慣があったり、家でしっかり食事を作っていたり、またいい恋愛をしていたり、人間関係のストレスもなかったりといった状態で、今より心身のコンディションがよかったのではないでしょうか。そうと分かれば早速、当時の状態に近づけていきましょう。他の誰でもない、かつての自分自身が行っていたことです。できないはずはないですよね。過去を振り返ってその時点に戻ることは、決して後退ではありません。それは、これからもっとよくなっていくための、軌道修正的な行動なのです。輝いていた過去のことは、自分にとっての貴重な資料です。どの雑誌にも本にも載っていない、あなたにだけ有効な、もっとも確実な情報。使わない手はないです。「あの頃はよかった…」と言って、昔を懐かしんでいるだけでは、素晴らしい過去を過ごした意味がなくなってしまいます。過去から学び、よりよい未来のために大いに役立てていきましょうね(^_^)v!




ユウコ
ユウコ●スキンケア、メイク、食事、ダイエット、アンチエイジングなど美容に関することならなんでもお任せの美容ライター。著書に「韓国美女の美容道52」「ハッピーラッキー美人の秘密」がある。
ウエルネス&ビューティーライター ユウコ公式サイト
http://yukomotoyama.com/
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